昔々になりますが、会社勤めの頃英会話を習う機会があり、その時に、アメリカでは「sorry」という言葉は安易に口にしてはならないと教えられました。謙遜謙譲を徳とする日本人の性で、我々はすぐに「すみません」と言ってしまいますが、それは自らの非を認めることで悪くすれば訴訟につながるというのです。
今その状況をお隣の大国に感じます。餃子問題の時もそうでしたが、最近のハリー・ポッター盗作騒ぎも、同様の経過をたどることだろうと、冷ややかな目で見てしまいます。「冒険小王子」と題する童話、妖精学校に通う男児主人公が、列車で学校に到着するなど「ハリー・ポッター」の設定とそっくりなのに、「作品は自身のオリジナルだ」と突っぱねているとのこと。
両者の言い分を聞かないと真実は分かりませんが、大いなる疑問が投げかけられること自体、真の大国たるには、まだまだ時間がかかりそうです。