休みの経つのは速いもの、カレンダーの並びと運送屋さんの実質稼動の関係で、今年私共が本格活動をするのは本日から。しかし社会の動きが止まることはなく、年初早々の石油価格が100ドルの大台を突破したとて、通常ならばご祝儀相場の大発会で株価が下がる厳しい年の始まりです。
石油価格の高騰は実質価格ではなく投機によるものとの見方が大勢ですが、それを防ぐ手立てもなく高止まりすることは経済評論家すべての意見です。こういうときこそ知識人には有意義な提言をお願いしたいのですが、評論の域を出ないのは残念なことです。
有限な資源であることを承知しながらもどっぷりと浸かり依存している現代の社会、石油価格の高騰は人の暮らしに直結して悪影響をもたらします。これに対し、延長を繰り返してきたガソリンに対する租税特別措置法がこの3月に期限を迎えるに当たり、税金をリッター当たり25円ほど下げようかという動きが、唯一の対策でしょうか。
この程度の対策は即実行するのは当然として、代替エネルギーの開発を容易にするとか、脱石油事業を推進するとか、根本的な対策が急がれます。テロ特措法など面子の張り合いであたふたしている場合ではありません。