ねっとのちから

 当て逃げをされた被害者がまじめに捜査してくれない警察に憤り、
車載カメラの映像を公開したところ、車の所有者が勤務先を解雇されたというお話。
被害者がその一部始終を収めた車載カメラの映像とともに被害届を提出。
写っていたナンバープレートから割り出された車の所有者は、
人に貸していた、誰に貸したかはわからない。と主張。
半年後、放置状態に業を煮やした被害者は証拠の車載カメラ映像を公開。
割り出された車の所有者の個人情報が2ちゃんねるに貼り出され、
はた迷惑な「勇者」たちが勤務先やその取引先に至るまで、
質問やら抗議やらの電話をかける事態に発展。
勤務先の会社は車の所有者を懲戒解雇、HPに謝罪記事を掲載したという流れです。
警察がまじめに仕事をしていれば、
あるいは早い段階で車の所有者が被害者に対して何らかの謝罪を行っていれば、
こんな集団リンチみたいなネットの暴力にさらされることもなかったといえます。
交通事故のときに自衛のためにドライブレコーダーが必要だという話がでましたが、
ネットの暴力も必要悪となるのでしょうか。

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