囲い込み

 買った当初は早かった起動が、フリーソフトをインストールしていく内にどんどん遅くなってきましたので、ノートパソコン内の余計なソフトを手当たり次第にアンインストールしています。
 そんなとき便利なのがRevo Uninstaller(※1)。フリーソフトを取り除くのにフリーソフトを使うのは皮肉ですが、「プログラムの追加と削除」を使うよりは、レジストリーへの書き込みも削除項目(危険は伴いますが)に挙げてくれるので、「全部消した!」という気分になれます。「プログラムの追加と削除」で消して、Wise Disk Cleaner(※2)で、レジストリーの掃除をするのもいいです。
 そんな中、映像・音楽なら他のソフトで代用できると、自分で入れた覚えのないアップルの「Quick Time」も消してしまいました。知らないことは恐ろしいこと、いや手間のかかること。「iTunes」を起動すると「Quick Timeが見つかりません。iTunesをアンインストールして再インストールしてください」のメッセージ。
 以前、ブラウザー戦争の頃、マイクロソフトのOSとIEとの抱き合わせが問題になりました。「iPod」を使うまではアップルの製品を使ったことがなく分かりませんでしたが、アップルも囲い込みではあこぎなことをやっているんですね。

(※1) http://www.forest.impress.co.jp/article/2007/05/29/revouninst.html
(※2) http://freesoftdownload.1-yo.com/utility/file-utility/wise-disk-cleaner.html

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Google Chrome

 ホームページを閲覧するブラウザは、私の場合Firefox(※1)を使っていますが、最近Google Chrome(※2)をよく使うようになりました。理由は、Add onを入れすぎたせいかもしれませんが、Firefoxの起動の遅さがいらだたしく、シャットダウンもよく起こりますし、新しいバージョンでは表示できないサイトが間々あるためです。
 一方Google Chromeの方は、Extensionがいろいろ作られてきていて、私としてはブラウザとして欠かせないAutoPagerize for Chrome(※3)がありますし、広告をカットするAdWseep(※4)、機能は限定ですがマウスジェスチャー(※5)もあり、進歩を続けています。
 「–enable-user-scripts」のオプションを付けると、スクリプトを付加でき、これまたFirefoxで実に便利だったGoogle検索での「英語のページの検索」(※6)ができます。
 FirefoxではUserContent.cssにスタイルを書き込むことにより、よく見るサイトを自分好みの表示スタイルに変更することができ、これもFirefoxを使ってきた要件の一つでしたが、Google Chromeでこれができれば、私の場合完全に移行するかも知れません。ユーザースクリプトでできるのかも知れませんが、私の技能では無理で、どなたか作っていただければありがたいです。

(※1) http://mozilla.jp/firefox/
(※2) http://www.google.co.jp/chrome/intl/ja/features.html
(※3) http://d.hatena.ne.jp/swdyh/20090525/1243232130
(※4) http://www.adsweep.org/
(※5) http://ss-o.net/chrome_extension/
(※6) http://gulfweed.starlancer.org/?En%20Google

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サポート

 あなたのパソコン、OSには何をお使いでしょうか? Windows Vista 現時点での最新のOSですね。鳴り物入りのAeroでしたが、遅さのためにそれを切って使うとか何かと不評で、企業の多くは今もWindows XPを使い続け、Vistaをパスして次のWindouws 7 への切り替えを考えているそうです。XPのサポートがなくなることで、新OSでトラブルが出た場合のリスクを懸念する識者もおられますが、あくまで大企業の大きなシステムの話で、個人利用では気にするまでもないでしょう。
 私の場合は、Windows Vista Businessでダウングレードサービスを使って、Windows XPで使用していて何の不自由もなく、「そんなころころOSを変える必要はないだろう」というのが以前からの意見です。サポートがなくなるのが泣き所ですが、そもそもサポートとは製品の欠点を補っているのであって、そんなことで新しいOSへの出費を強いられるのは不合理な気がします。
 Windows 7は来年早々の出荷とのことですが、MicrosoftもVistaの不評が余程こたえたのでしょう。「XPへのダウングレードもつける」との話も漏れ聞きます。慎ましやかな態度、いいですね。その意味ではXPのサポートも2014年4月といわずずっと続けていただきたいものです。

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USBメモリー入りソフト

 ソースネクストやキングソフトなどが出しているUSBメモリー入りのソフトウェアが、販売好調と聞きます。
 先日、購入したデジカメに付属の画像の取り込み・処理ソフトを、自宅のパソコンにインストールしました。自宅のパソコンはCD/DVDドライブが壊れています。パソコンで音楽を聞いたりDVDの映像を見たりすることがないので、特に不便を感じずそのままにしていたのですが、従来のCD-ROMメディアのソフトは使えず、事務所のパソコンで一旦USBメモリーにコピーをし、それでインストールを済ませました。
 やってみると実に手軽で便利。CD/DVDドライブは日頃使わないものに取っては、ソフトをインストールするだけの無駄な装置です。パソコンそのものの寿命はさほど長くなく、買い換えるたびにドライブが付くのも無駄です。最近流行のネットブックはドライブ無し、コストを抑える意味では当然といえます。ソフトのCD-ROMも何度も繰り返し必要なものは少なく、USBメモリーならば、フォーマットして単なるメモリーとして使えそうです(買ったことがないのでそうできるのか分かりませんが)。今、USBのインターフェースはどのパソコンにも付いていますから、USBメモリー入りのソフトウェアがよく売れているのも頷けます。
 メディアの価格差が大きいので、CD-ROMがすぐに消えるとは思いませんが、フロッピーやMOの道をたどるのは、そう遠くないかも知れません。

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ちいさいってことはいいことだ

 最近のミニノート市場の充実ぷりといったらどうでしょう。
一時期のモバイル冬の時代からは考えられない状況です。
AtomコアのNetbookが巻き起こした低価格化路線は
ノートパソコン市場を席巻してしまいました。
最近では通信カードの契約と抱き合わせでタダ同然で販売?
していたりする機種もあります。
まさに価格破壊といって差し支えないと思います。
超小型パソコンの分野でも価格破壊の恩恵にあずかっています。
Netbookじゃない方のAtom Zシリーズのコアを積んで、
LOOX Uや今度出るVAIO P は80000円くらいから買えます。
昔々のOQO25万とかいう時代からは考えられない値段です。
私は必要もないですし買いはしませんが、物欲をそそられますね。

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AutoHotkey その後

 AutoHotkey(※1)については、今まで何度かその便利さに触れてきました。 先日、今流行のネットブックはLinuxで良いのではと述べましたが、このAutoHotkeyがあまりに便利なので、これを使うためにやっぱりWindowsかなとも思うほどです。
 そして今、便利だと自称するのが「言葉の検索」です。私の素人コードは以下です。
 !g::
 Send, ^c
 Run, C:\Program Files\Mozilla Firefox\Firefox.exe -no-remote -p “search”
 Sleep, 4000
 Send, ^e
 Send, ^v{Enter}
 return
 
 何かをしていて、調べたい言葉が出てきたとき、その言葉をハイライトさせて、「Alt」キーを押しながら「g」キー(もちろん何に設定しても構いません。私の場合AltとGoogle検索ですので、gです。)を押します。ブラウザが開き、その言葉の検索一覧が表示されます。数字は時間待ちです。私の場合「WinWait」は効きませんでした。ブラウザは私の場合Firefoxで、ブラウザを使っているときも、別ブラウザで検索したく、「search」なるプロファイルを作って、そのブラウザを同時に立ち上げ検索しています。(同時にいくつものFirefoxを立ち上げられるのがお気に入りです。)
 私のパソコンには古いBookshelfが入っていて、これで検索したい時は、三行目を
 Run, C:\Program Files\BookShelf\bs98jl.exe に替えたコードにします。この時は五行目は削除です。
 
 最近開設されたYahooの辞書サイトで検索の時は、同じく三行目を
 Run, http://100.yahoo.co.jp に変更して、五行目を削除します。
 
 もちろん一行目を別のキーに替えれば、キー別で全部使えます。
 
 見るからに素人のべたスクリプト(そう呼ぶのもおこがましい)ですが、こんなので便利に使えるのですから、もうAutoHotkeyは手放せません。

(※1) http://lukewarm.s101.xrea.com/

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bbLean

 自宅で使用しているパソコンはこの業界では時代物、OSはWindowsXPで今でも使用されているものですが、メモリーは1GBや2GBの時代になんと250MBです。何もしなくともシステムにメモリーは使われますから、実際に使用できるのは100MBを切るほど、これではwindowを複数開くと、その動作にはいらいらします。メモリーを増設すれば済む話ですが、型が古いので512MBまでが限度、いまさらの投資もはばかられます。そこでシェルにはbbLean(※1)を使用しています。
 シェルとは、パソコンを起動したときに左下に「START」のボタンがあるよく見慣れた画面のこと。標準のシェルでは23MBほどを消費していましたが、bbLeanにして1.5MBほど、たかが20MBですが、100MBでの20MBは大きいのです。
 bbLeanの導入の仕方は、例えばWindowsXP俺流Tune(※2)や、最近ではホームページを作る人のネタ帳(※3)にシリーズで丁寧に解説されています。メモリーが十分ある人でも、「ちょっと変わったデスクトップを」との愛好者に利用されているとか。見た目のスタイルもBlackbox Win Themes(※4)など、多くのサイトがあり、エディターでファイルを書き換えることで、オリジナルをつくることもできます。
 後者の導入の仕方にはすなふきん(※5)が紹介されていて、元のシェルとの切り替えも簡単ですので、私のように古いパソコンを大事に使っている方以外にも、興味のある方は一度お試しください。

(※1) http://bb4win.sourceforge.net/bblean/
(※2) http://blog.goo.ne.jp/error110/e/61c85fa1b6b2c780621e6bc994e33fe0
(※3) http://e0166.blog89.fc2.com/blog-entry-542.html
(※4) http://customize.org/bb4win
(※5) http://snf.sourceforge.net/

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Linux

 痴呆の防止という理由でもないのですが、Linuxをかじろうとしています。なぜその思いになったのか今考えてみると、今はやりのネットブックです。仕事を離れてのパソコンは、ネットにつながり、メールができ、メモ書きができるエディターがあれば良く、正にネットブックの世界で、さすればOSにWindowsは必要もなく、Linuxでいいじゃないか、という発想です。
 Linuxってなんだ? 全く解りません。まずエルピーアイジャパン(※1)から「Linux標準教科書」をダウンロードさせていただきます。ネットで、Windows環境でLinuxを走らせるには、VMware player(※2)をインストール(ダウンロードには登録が要ります)し、そこでubuntu(※3)なる総合Linuxソフトを走らせれば良いことを知ります。いずれもフリーソフトでubuntuは日本語チームが日本語化してくれている上、ネットにはたくさんの解説があって、ありがたい限りです。全体の解説は例えば仮想化(※4)あたりです。
 ダウンロードには時間がかかりましたが、立ち上げはあっという間、ubuntuはWindouwと同様にアイコンをクリックすればソフトが動き、FirefoxブラウザやOpenofficeが既に入っている上、「プログラムの追加と削除」をクリックすれば、世の中にあるあまたのフリーソフトの取り込みが可能です(ほとんど英語で内容把握が難しいですが)。
 最初にぶつかった壁は、「アクセス権限」です。ファイルを変更して別名保管しようとすると、受け付けてくれません。Linuxは誰もが使うことを想定して、それぞれのファイルにアクセス権限をつけているとのこと、sudo nautilus のコードの入力でroot権限で扱えることを知ります。「Linux標準教科書」にあるように、コードの打ち込みで動かすことが本来の姿のようで、Windowsのコマンドプロンプトや、かつてのDOSを思い浮かべさせられ、この先はまだまだ遠うそうです。

(※1) https://www.lpi.or.jp/linuxtext/download.php
(※2) http://www.vmware.com/jp/products/player/
(※3) http://www.ubuntulinux.jp/products/JA-Localized/vmware
(※4) http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20061019/251208/

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AutoHotkey その後

 AutoHotkey(※1)利用のその後です。
 サイトではいろいろ高度なプログラムが紹介されていますが、私のような素人が使うのは、先日紹介した以外では自分で関連づけやすいテキストをタイプすると別のテキストに置き換えられるHotstring機能です。もちろんATOKやMSIMEには単語登録の機能があり、私の例では「td」とタイプし変換すると「手延うどん」などと設定をしていますが、AutoHotkeyを使うと、変換キーを押さなくとも変換をしますし、何といっても便利なのが複数行に渡るテキストへの変換もできることです。メールでの決まり文句や、納品書の備考欄の決まり文句などには重宝しています。改行記号は「’n」ですが、私の場合キー入力ではうまくいかず、AutoHotkeyを流行らせるページ(※2)の使用例からコピペをしています。
 キー操作では実はもう一つフリーソフトを使っています。KeyCtrl(※3)です。AutoHotkeyでは半角/全角、変換、無変換、ひらがなカタカナ キーはNT系のみでしか使用できません。そこで私の場合の例では、キーボードには左手側にEnterキーがありませんので、KeyCtrlをつかって無変換キーをEnterキーに変更し、右手でマウスを操作し、左手で「無変換=Enter」を押すというような使い方をしています。

(※1) http://www.autohotkey.com/
(※2) http://lukewarm.s101.xrea.com/
(※3) http://www.vector.co.jp/soft/winnt/util/se220597.html

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Autohotkey その後

 11月15日、12月3日に続き、Autohotkey(※1)のその後です。
 別のソフトとの組み合わせが面白いです。そのソフトはuwsc(※2)。マウスの動きとキーボードの入力を記録して再生するソフトです。
 私がパソコンを開いてまずすることはメールのチェック、メーラーソフトのショートカットをクリック、「送受信」のタグをクリック、その一連操作を記録・保存してそのファイルを起動するようにすると、例えば Ctrl+Alt+m のキーを押すと、受信メールの一覧が表示されるというわけです。
 その程度ならマウス操作でいいじゃないか、ですが、パソコンを自分独自に動かしている感が良いのです。私が会社勤めをした頃は、コンピューターは空調の利いた部屋に、いくつもの磁気記憶装置とラインプリンタなどと共に鎮座していました。それを使うには時間の取り合い、真夜中しか空いていないのが通常で、コンピューターを使っているというより、使われている思いの方が強かったものです。今は一人一台ですが、果たして自分独自にそれを動かしているでしょうか。
 ExcelでVBAを走らせるときは自分でパソコンを動かしている感じがします。難しいプログラムなど組めない私ですが、簡単なスクリプトで同様の感慨が得られるのは楽しいものです。

(※1) http://www.autohotkey.com/
(※2) http://www.uwsc.info/

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