郵政公社から念の入ったことで二通封書が届きました。内容は同じ、「郵便振替サービス料改定のおしらせ」。民営化を踏まえての要は値上げです。
ヤマト運輸との宅配業務に係わるいざこざは皆さんご存じの通り、郵政公社はコンビニを抱き込んで宅配業務に一歩一歩切り込みをかけているのに対し、一方宅配業者も独占であった封書部門にメール便の名目で食い込んできています。競争原理が働いて、利用者に何かしらのメリットが生じるのはありがたいことです。が、それに要する財源を、他と価格差のあった項目の値上げで補おうとするのは困りものです。
現在取引をしている銀行の窓口での振り込み手数料は、630円/~1万円、840円/3万円~に対し、郵政公社は、70円/~1万円、120円/~10万円、220円/~100万円と確かにかなりの価格差(以前、銀行自体が振り込みに当時の郵便局を利用したという笑い話付き)です。一律30円の値上げ、「まあ、価格差を考えれば止むを得ないかな」と思う反面、高額すぎる銀行の手数料を基準に考えるのもおかしな話ですし、僅か30円としても率にすれば42、25、13%のアップで、振り込み手数料をお客様にご負担をおかけしていない当店のような零細には痛い話です。
世の中を一色に塗りつぶした郵政民営化が果たして有意義であったかどうかは、あと何年も先になって分かる話のようです。
ぶりっじばんざい
ディフェンスの問題です。
Q J 7 3 | あなたはEです。ビッドは N-1D E-1H S-2S W-Pass N-4S All Pass でコントラクトはSの4スペードです。パートナーはクラブのKをリードしてきした。ダミーからAを出されたとき、あなたは何を出しますか? ダミーから4を出されたときはどうでしょうか? | |||||
7 5 | ||||||
K Q J 6 | ||||||
A 6 4 | ||||||
N | 8 4 | |||||
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A 8 6 4 3 | |||||
A T 4 2 | ||||||
S | 9 3 | |||||
イルミネーション
そこかしこで、クリスマスのイルミネーションのニュースが流れる時期になりました。前にも書きましたが、こんな田舎町ですら何軒かがイルミネーションの飾り付けをして、我々の目を楽しませてくれています。ブログと同じように、一度始めてやめてしまうと「何かあったのかしら」と逆にマイナスイメージが付くのか、むしろ年々派手さを増し、おかげでこの業界では素材の販売も年々増えていると聞きます。
昨晩帰宅時、早くも一軒のイルミネーションが点灯を始めました。今年は日毎に点灯箇所を増やしていく趣向でしょうか、飾り付けの一部でしたが、それでも暗闇に点滅する彩りは綺麗なものです。残念なのは例年のもう一軒。今玄関先が工事中のため、今のところそれらしい気配はありません。早く工事を済ませ、競い合ってほしいものです。早く早くとたきつけて、私はそのおこぼれにあずかるいいとこ取りです。
1:9
「これは氷山の一角だ」と誰かが言っていました。国土交通省が22都道府県にわたって、190棟を越す建物の耐震強度の再調査を命じましたが、ひょっとするとその言葉通りになるかもしれません。といっている内に、あの飄々とインタビューに答えていた当該一級建築士は、マスコミの前から姿を消しますし、建築主の内一社は早くも不渡りを出しています。「全て購入価格で引き取る」と豪語している建築主や「引き取りはできないが、立て替える」と言っている建築主も、不渡りにみる銀行の冷たい保全態度からして、今後どうなるか分かったものではありません。
業界の無頓着ぶりも氷山の一角を伺わせます。全国住宅建設産業協会が、価格を抑え2ヶ月の短期間で完成させたことを理由の一つとして、今回問題となっている建物の一つに優秀事業賞を与えていたというのですから。そりゃあ、価格も安くなり、工期も短縮できるでしょう。
国もこの件では何らかの被害者救済策をとると言っていますが、大臣のパフォーマンスに終わらないことを希望するばかりです。
リン酸オセルタミビル
冷え込んでくると、懸念の第一はインフルエンザです。現存ウィルスはもともと鳥から派生したといいますから、今アジア諸国で広がりをみせている鳥インフルエンザは、新型のウィルスを予兆させ、中国では感染して死者も出たなどの追い打ちもありかなりの驚異です。
病気に対しては当然のことながら薬、タミフル(商品名で他にも同成分の薬があるのですが)が今話題です。A型、B型に効用があり、果たして新型に効力があるかどうかは分からないのですが、備蓄するのに3ヶ月はかかるというので、製法特許などに構っておられず製造をしている国もあるとか。
薬といえば副作用。腹痛、下痢、嘔吐など事前に報告されているほかに、異常行動(今の社会、何をもって異常というのか難しいですが)を起こすことがあるようです。それによる死者も報告されています。全ての薬に言えることですが、効用を取るか、副作用を嫌うかは思案のしどころです。
服用しないに比べれば予防効果も認められています。皆さんの対策はいかがでしょうか。体力が極端に衰えた私などは、とりあえずは手洗いとうがいの励行にとどめるところでしょうか。
地震こわい
世の中には珍しい名字があり、ずいぶんと得をされています。一度紹介されると珍しさ故に印象に残り、すぐに覚えていただけるからです。しかし今回の設計強度計算書を偽造した一級建築士は、たとえ普通の名字であっても忘れられはしないでしょう。
偽造でどれほど利益が得られるか疑問ですし、インタビューに平然と「ノー検査の状態ですから」と答えているのにも、その感覚が理解できません。ご本人の構造計算自体に狂いがあるのでは、と思われます。地震大国の日本、しかも大地震が危惧されている関東、殺人未遂にも匹敵すると思うのですが、実際の罪状はもっと軽いのでしょうね。
該当するマンションにお住まいの方には、何の罪もないのにお気の毒な限りです。施工主には僅かながらもその責はあるかも知れません。強度軽減でずいぶんとコストは下がったでしょう。でも必要以上に安いものにはそれなりの要因があるものです。補償問題でずいぶんと制裁を受けられることでしょう。
ぶりっじばんざい
答え(11月12日分)です。
T 7 4 | 8枚のウィナーが見えていますので9枚目をどう取るかです。NからスペードをSのKに向かってリードしたいのですが、ハートの別れが悪くJをオーバーテイクする事ができません。しかもハート以外にNへのエントリーはありませんので、ハートを全て取りきった後、Nからスペードをリードすることになります。 ところがすぐにこれをすると、最後のハートを取って残り5枚になるときに、Sはスペード2枚、クラブ3枚は持っていなければなりませんので、ダイヤKを取り損ねてしまいます。幸いEのダイヤは2枚ですので、ハートでNに手が入る前にダイヤKを取っておけば、スペードAでEの手に入った時にダイヤをリードされることはなく、最後にスペードまたはクラブで9枚目が取れます。 |
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K Q 7 4 3 2 | ||||||||
7 4 | ||||||||
9 2 | ||||||||
J 6 | N | A Q 8 3 2 | ||||||
T 9 8 6 |
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Q J T 8 5 2 | 9 3 | |||||||
Q | S | A K T 8 5 3 | ||||||
K 9 5 | ||||||||
A J 5 | ||||||||
A K 6 | ||||||||
J 7 6 4 |
今が旬
今、生協が旬です。今朝の朝日新聞によれば、東京農工大の白石さんに続き、今度は金沢大の谷口さんが話題です。
大学といえば、郷里を離れ下宿生活の学生も多いでしょう。社会人へ歩む狭間の若者達、問題や悩みも多いに違いありません。生協に置かれた「一言カード」に記されたそのような彼等のいろんな相談に応えるお二人が旬の主役です。
実は娘に「『生協の白石さん』って知ってる?」と聞かれるまで知りませんでした。早速「がんばれ、生協の白石さん!」(※1)なるブログで受け答えを読むと、学生ならずともその軽妙なウィットに富む返答に引き込まれていきます。本も出版され、大学の名を広めたと表彰状も与えられたそうです。逆に返答のおもしろさを期待しての相談内容も多々感じられなくはありません。一方、谷口さんは記事によると、極まじめに親身に相談に応えられていて、それが共感を呼んでいるそうです。時にはレポート用紙5枚にのぼるといいますから、こちらの方はブログ向きでなく、読めないのが残念です。
どちらが好みかは人それぞれですが、他人のことには無頓着な風潮の中、思いのやりとりがあるそれだけで和む感じがします。
(※1) http://shiraishi.seesaa.net/
柿
我が家は今、柿であふれています。和歌山には及びませんが、我が奈良県も柿の産地。同じ垣内の娘さんが柿生産農家に嫁がれたこともあって、お知り合いの方に、そこで採れた柿をお贈りしています。贈る手前、今年の柿はどんなできかと、購入したのが一箱。その娘さんが「おばちゃん、これも食べて!」と持ってきてくれた種類の違うのが、一袋。知り合いから「これ、お裾分け!」ともらったのが一袋。親戚の農家の収穫が二袋。ここのところ、食後のデザートは柿状態が続いているのですが、まだまだ当分続きそうです。
柿は昔から、酒の酔い覚ましに効くとされています。そのほか、渋柿からとる柿酢が人気だったり、カリームが多いだの、アストラガリン、ポリフェノール、タンニンなどなど、テレビ番組の影響かやたらとカタカナが体に良いと耳に入ってきます。私はそんなことはど~でもいいのです。食べて美味しい、それだけ、そう私は柿好きです。
るーときっと
ソニーウィルスことrootkitが一部で問題になり、訴訟まで起こされる騒ぎになっているようです。
ソニー製の音楽CDをパソコンで開くと専用プレーヤーのインストールと一緒にrootkitと呼ばれるプログラムがインストールされます。rootkitはOS自体を一部書き換えるようなもので、特定のファイルやレジストリーをシステムから見えなくしてしまいます。一緒にインストールされるコピー防止プログラムを隠蔽するわけです。
要はコピープロテクトなわけですが、このrootkitが市販のアンチウィルスソフトでも発見できないほどの代物で、実際問題のCDが発売されてからrootkitが発見されるまで8ヶ月近くの時間を要したのです。
問題はこのrootkitがウィルス開発の土台になることです。
ウィルス感染を発見できなくなってしまえば、対策が取られる前にウィルスが蔓延してしまう恐れがあります。セキュリティーソフトメーカーから要対策の認定を受けるのも当然のことです。
また、たちの悪いことに現状でこのrootkitは完全にアンインストールすることができないのです。
その働きを止めるパッチがあるだけにすぎません。
CDが売れない→コピーが増えているから→パソコンが悪い
というロジックが働いたのでしょうか。
よくもまあこんな無茶をしたものだと思います。