作法

 恥ずかしながらこの歳になって初めて、神社にお参りしたときの手水舎での作法を知りました。ネット上の情報は年齢に関係なく、手軽に間違いを改めさせてくれます。
 神様の前に立つにあたって、手や口を清める程度の認識しか持っていませんでしたので、柄杓で水を手にかけ、直接口に含んでおりました。なんと「厳禁」を平気でやっていたのです。清める順序なども決まっていて、ご存じだった方も「暮らしの歳時記」(※1)で再確認なさってはいかがでしょう。
 もうすぐ例年通り、今年の三輪素麺の価格を神様にお伺いを立てる「ト定の儀」が執り行われます。今年は誤りのないよう清めたいと思います。しかし拝殿に昇る手前の小さな手水舎、多くの出席者が全ての作法を行っていたのでは時間がかかりすぎるようにも思われます。こういうときのために簡易版の作法もあるのでしょうか。

(※1) http://allabout.co.jp/family/seasonalevent/closeup/CU20051227A/

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かぜっぴき

 ひどく風邪をひいて、しばらく寝込んでいました。
熱は微熱が続く程度でしたが、鼻、のどが壊滅的で、頭がくらくら。
ようやく立ちあがってみれば、立ちくらみを起こしてその場にへたり込む有様で。
ぼへぼへっとした状態で寝床で過ごしておりますと、世情からすっかり取り残されてしまいます。
そうしたときに限ってビッグニュースがあったりするのですから不思議なものです。
 すっかり流れに乗り遅れた状態で「ライブドアショック」を知りました。
詳しい経緯を今更書いても仕方がないので全て省きますが、「脱法行為」を巧みに使いこなし、
ルールの塀の上で踊っていたホリエモンがついに足を滑らせたのかと。
 昨日の夕方のテレビでコメンテーターが「ざまあみろ」と言っていたのが妙に印象的でした。

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おかいさん

 昨年暮れに続き、年をまたいで先週は風邪で唸っておりました。少し食べられるようになると、食事は粥からのスタートです。粥は場所によっていろんな呼び名があると思いますが、ここ奈良では「おかいさん」です。15日、小正月には一年の邪気を払うとされる「あずきがゆ」も口にしました。
 粥といえば、ほうじ茶を炊き出してそこに洗い米を入れてつくる「茶粥」が奈良の名物です。観光地奈良では食事メニューでよくご覧いただくと思います。昔はごく普通の庶民食だったのですが、県民の胃ガン死亡率の高さのやり玉にあげられ、私の子供の頃もあまり食べる習慣はありませんでした。
 奈良の茶粥は、東大寺二月堂修二会で連行僧が食すことから、庶民の食卓に広まったというのが通説です。本来何もないいたって質素なものですが、今はトッピングに工夫して楽しむのが普通です。二月堂修二会といえば通称「お水取り」。まだ先のことですが、ここ奈良では「お水取り」が済むと春が来るといいます。こう寒いと、少し前倒しでお願いしたい気分です。
 
 実に話にとりとめがありません。まだ思考回路の復元が、思うようにいっていないようです。

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震度?

 今朝は数多くのブログで、ライブドアの文字が踊っていることでしょう。昨晩から今朝にかけての、東京地検特捜部の証券取引法違反容疑での立ち入り捜査は、阪神大震災11年目の日に合わせたかのように、あたかも急成長企業に潜む断層が露呈したかのようです。
 わざわざ夜間令状まで取って行った捜索にしては、事前にマスコミに漏れ、その件の電話インタビューが立ち入り前にニュースに流れるなど、情報隠蔽への対策はお粗末な感はありますが、地検が動くことは容疑事実はほぼ確実なのでしょう。更に背後に何かあるのでは、との観測もうかがわれます。
 ニュース解説によると、証券取引法の「偽計」、「風説の流布」は5年以下の懲役又は500万円以下の罰金、とのこと。600万円で始めたホームページ製作会社を、僅か10年で7000億円資産の会社に作り上げた堀江氏は、多くの若者たちから羨望と共に強い指示を得ています。容疑の詳細はこれからの捜査を待つわけですが、「この程度のものは大したことじゃないじゃないか」との風潮が彼等の中に芽生えてしまわないか、いささか気がかりではあります。

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2007年

 「2007年問題」をご存じでしょうか。少し前の「2000年問題」、これはコンピューターが西暦年を下二桁で判定していたために、2000年を1900年と間違えてしまう問題でしたが、今回はコンピューター関連以外にも係わる広範囲の問題といえます。
 戦後日本の急成長を支えたのは、いわゆる団塊の世代。その人たちが2007年、定年のピークを迎えます。経済成長の道具としたのが、コンピューターであり、CPU内蔵チップを使った機器類。そしてそれらのシステム作りやプログラム開発を手がけたのが彼等なのです。トラブルが発生したとき、他人のシステムやプログラムの解読には随分苦労すると聞きます。「日進月歩の時代にまだそのような古いシステムを使っているのか」と思うのですが、2000年問題の時も、設計思想の中に世紀をまたいで使われることは入っていなかったのです。
 手間と時間はかかりますが、新しいシステムに置き換えることは今の技術で可能です。置き換えができないのが熟練技術です。数年前から個々の会社内でこの技術伝承への取り組みが行われています。技術大国として留まっておれるか、結果が出るのは2007年から5年程の内でしょうか。更にこの轍を踏まえて高度・細分化されている今の技術開発をどう継承していくのか。とやもすると自分の中に権利を握っておこうとする風潮の中、来年は契機の年になりそうです。
 年の始めに来年の話、技術に無縁の私は鬼と一緒に笑っておくしかありません。

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ぶりっじばんざい

答え(1月7日分)

  A T 4 2      スペードはKで取られましたが、後々QとAが取れるのでルーザーが一つ消せると安易に6を捨てると、Aを取りに行くエントリーがなく、ルーザーを消す手段がなくなり万事休すです。
 ここではQを捨てて、次にリードが入れば、切り札を狩った後スペード10でのフィネスに賭けます。もちろんEにスペードのJもあれば、ダウンは致し方ありません。
Q 4 3 2
T 4 2
8 3
J 9 8 3 N K 7 5
K J T
W E  
A 9 8 6
K 9 7 5 Q J 6
T 6 S 9 7 2
Q 6
7 5
A 8 3
A K Q J 5 4

紅白

 このブログでは、できるだけ仕事を離れて日々の雑感を綴るようにしていますが、たまには商品宣伝をお許しください。
 今ホームページ(※1)では、期間限定のお買い得品として『祝い素麺』を販売しています。従来紅白の素麺といえば、紅は紅色の素麺を造り、白は通常の素麺を用い、両者を組み合わせたものですが、それでは一ひねり足りないとの遊び心で、あの細い一本の麺線を紅白に色分けして造り上げました。
 もちろんご想像の通り、紅色の麺と通常の白の麺とを製造段階で重ね合わせ伸ばしていくのですが、普通に重ね合わせたのでは重ね合わせた紅白がはがれてしまいます。最近のマジックブームほどあざやかではありませんが、ちょっとおまじないを掛けています。それが何かは、口から出かかっているのですが、申し上げられません。
 同じ色目で、『梅しそ素麺』があるものですから、「梅しその味がするのですか?」と訊ねられるのですが、梅もしそも入れておらず、特に味は付いていません。 「あなたの味に染まります」がキャッチコピーです。

(※1) http://homepage1.nifty.com/okina_miwa/

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国際連合

 町村前外相の国連総会一般討論演説での発言に続き、このほど谷垣財相がコフィー・アナン事務総長に、日本の国連分担金の比率について不公平だとの申し入れをしたとのニュースに、やっと日本の政治家も世界を相手にものが言えるようになったかという感を受けます。
 1956年の加盟時には2%弱であったものが、その国の経済力を基礎に配分する決議のもと、急速な経済発展にものり、対外的にいい顔をしたいのか、あれよあれよと20%。不況に陥ったために前回の評価で落ちたものの、それでも19%台。常任理事国の英、仏、中、露を合わせても約15%で、それでも「日本は金は出すが人を出さない」と言われるのですから、仏の顔をいつまでも見せてはおれますまいといったところでしょうか。
 日本の上をいく米国は、シーリングを設けて22%に下げ、確かに金額では世界一ですが、国益に見合うよう国連を動かす力があり、地の利で雇用人数も多く、国連からの発注の28%は受注しているのですから、日本よりそんなに多いとは言い切れません。それになんと言っても8億ドルほども滞納をしているのですから。
 一番の問題ははたして国連は機能しているのか、ではないでしょうか。既にEUは国連を上回る通常予算ですし、自国の利益のために石油などの資源に群がる今の状況に、あまりに無力です。かなり大きな曲がり角に来ているように思われてなりません。常任理事国入りを目指している日本はどう考えているのでしょうか。

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そにーたいまー

 最近かなりの稼働率を誇っていたPSPの調子がおかしくなりました。
症状としては方向キーが入りっぱなしになるというもので、勝手にカーソルが移動していくのです。かなり再現性は高いのですが、カーソルの移動する速度は一定ではなく、方向キーを触ることによって変動します。方向キーのゴム接点がヘタれた可能性が高いと思われます。
 インプレスの分解写真によると、消耗率の高い方向キー、ボタンの直下の基盤は独立していますので、修理に出すとゴム接点とともに、このパーツを交換することになるかもしれません。
 それにしても、PSPの購入は2005年1月8日、調子がおかしくなったのは1月9日の深夜です。ちょうど保証期間が終わると調子が悪くなるというのは、噂の「ソニータイマー」発動ということでしょうか。ソニータイマー、恐るべき! 精度が良すぎます。
 最近のソニータイマーは電波時計を内蔵しているというネタもありましたがうなずける話です。
 ゴム接点と下の基盤。部品代としてはさほどの金額にはならないでしょうが、問題はぼったくりといわれる「技術料」です。オフィシャルサイトの修理代金は3,150円~15,750円と書かれています。
料金が書かれていない寿司屋のような怖さがあります。
最低額で済むようなら修理に出しますが、1万を超えるようでは買い直した方がまだマシです。
 ジャンク品を買ってきて部品取りをし、自力でがんばるのはかなりリスキーですからできれば避けたいところではありますが。

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素数

 「最大素数発見」のニュースを目にしました。素数、小学生から大学まで、悪しきにつけ、良きあらずにつけ、永年おつき合いをいただきましたが、普通は2・3桁までのもの。前世界記録は780万桁、これでも気の遠くなる桁数ですが、今回は更に大幅に更新して910万桁。もう凡な私には想像もつきません。
 「それがどうした」が私の率直な感想ですが、見る人が見ればその捉え方も違うのです。東大の平木教授の談話、「2万台以上のパソコンを同時に動かすソフトを作り、大規模計算を分散して行うことに成功した意義は大きい」が併記されています。これだけパソコンが行き渡りネットでつながっているのですから、大規模計算もスパコンに依らずともできるようになる、ということのようです。
 されば大規模計算とはどんなものぞとお思いの方、例えば素数生成アルゴリズム・・(※1)などをご覧になればいいかもしれません。私などはすぐに寝られそうですので、これはこれで有意義です。

(※1) http://www.ipa.go.jp/security/fy14/crypto/prime_num/invest.pdf

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