人の心理や行動は、自分ものは大切にするが他人のもの・不特定多数のものは粗末に扱うことに出てしまいます。ゴミをぽいぽい投げ捨てるのも、昨日のテニスボールもその現れの一端でしょう。
先週、今週とレンタルのDVDで映画を見ました。不思議なもので借りなければ借りないでそのまま過ぎていくのですがレンタルしだすと、返却時にまた借りてきてしまいます。ところがそのいずれもが途中で停止し、また最初からの映像に切り替わってしまいます。傷が付いているのです。しかたなく停止するチャプターをスキップして見ることになるのですが、気分的には嫌なものです。
自分のDVDならば、傷が付かないように細心の注意を払うのでしょうが、レンタル品となれば一度見ればおしまい、それっきりの感覚です。傷の影響が出ないようにこれらのDVDを研磨する機械が売れていると聞きますから、もう日常茶飯事の事柄なのでしょう。
ちょっと変だなと思うことが当たり前になり、その当たり前に根ざした高価な機械が開発され売れる。そんな風に廻る社会が当たり前になってきています。