便利さとリスク

 欲しい物、中古のWindows7パソコンを、日本橋の電気街で入手しました。ネットでの購入の方が安いのですが、何せ商品が中古ですから後でのまさかのトラブルを考えると、実際に目で見ての方が良いかもとの思いからです。
 この二日、暇を見つけてはAdobeソフトのインストールと、自分好みの操作環境への変更をしています。その矢先、騒がしいニュースが入ってきました。Adobeがccの最新2バージョンのみをサポートし、それより古いバージョンはダウンロードもできず、場合によっては第三者から訴えられる恐れがあるというのです。
 「訴えられる」とは何事。他社のライセンスを使用していてその契約が打ち切られたとでもいうことなのでしょうか?
 私の目的は先日書いた様にバージョンCS6のインストールですから、もとから対象外ですが、Indesignを使用してデータを使い回している印刷関係は、バージョンが変わると配置が微妙に変わるそうで、バージョンを更新すると一からやり直しになり、突然の宣告に、ネットではクレーム記事が目立ちます。
 今の時代、企業活動に特定ソフトは欠かせません。バージョンアップに追随するのが負担で、例えばOfficeソフトはフリーのものに変更する企業が増えているようですし、私の様に古いバージョンを残すために、古いパソコンを購入する者もいます。でもそれもいつまで続くか保証はありません。かといって昔の手仕事に戻ることはできません。
 便利さを享受する上でのリスク。Adobeばかりを責めるわけにもいかないでしょう。  

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