算数とは

 今週の月曜日、朝日新聞に「小学校では方程式を教えないように」(タイトルは定かではありません)なる内容の記事がありました。
 現在は中学1年生から方程式を教えるようで、小学生が方程式を覚え式の変形だけで簡単に解いてしまうようになると、問題への根本的な考え方が身につかないとの配慮です。
 鶴亀算を例に挙げて、方程式では実に楽に解けますが、「全部亀とすると足の数がこれだけ多いから・・・」と、仮定の上での矛盾から解を導く考え方が身につかないとの説明です。
 確かに「算数は考える力を身につける教科」との私の持論からするともっともな提案ですが、方程式をたてるのも考える力ですから、そう目くじら立てる程のこともないのではないでしょうか。
 むしろ今のテストのように、答だけあっていれば合格とする採点省力システムに問題があると思います。手間は掛かりますが解を導く過程を重視すべきではないでしょうか。手間を掛ければ「方程式を使わずに解きなさい」と設問できますし、私の持論のように、他の人と違ったユニークな解の導き方をした生徒には+αの加点もできるでしょう。
 あなたのご意見はいかがでしょうか。

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