理系の人ならずともちょっと気になる電卓ソフト

 フリーソフトの紹介です。
 電卓はWindowsに標準で付いているcalc.exeをはじめ、沢山のフリーソフトがあり、どれか一つを使っていればそれで済む話ですが、一歩先行くものとなればちょっと気になります。今回はそんなソフトSpeedCrunch(※1)です。普通の電卓のようにキーボードも表示できますが、どちらかというとPCのキーボードから直接入力をして使うタイプです。
 ページの「Download」リンクからインストール用とポータブル用が選べますが、レジストリに書き込みをしたくない私は、後者を使っています。
 zipファイルを解凍すればすぐに使えます。起動して「日本語」を選べばまず、「設定」からカラースキームとフォントを好みに設定します。フォントサイズは後からでも Ctrl + マウススクロール、又は Shift + ↑↓ で変えることができます。
 関数は豊富で、虚数を含む計算もでき、まずは先ほどのページの「Documentation」又は プログラムの help を読みながら操作をしてみることを、お薦めします。英文ですが、計算部分をたどるだけで内容は把握できると思います。既にダウンロードしていますから、First Steps から順に Next をたどればよいでしょう。
 独自の関数を作るのももちろん含まれています。f(x;y)=x^2+y+1 といったぐあいで f(5;1) {Enter} で 27 と答が導かれます。ここで注意なのが通常のセパレーターが「,」なのに対し「;」であることです。関数も四捨五入の round が少し変わった動きですので、注意が必要です。
 変数も自由にいくつでも設定ができます。e、pi など固定常数を使うのであればその文字を避けて、mya=f(5;1) {Enter} ならば先ほどの 27 を mya でいつでも使うことができます。プログラム言語同様、mya=mya+2 {Enter} とすると、次からは mya には 29 が入っています。使うのが直前の計算結果ならば、変数 ans を使うか、そのまま続いて計算式を入力します。
 説明下手の私の解説ですが、ちょっとは興味が湧いてきたでしょうか。ポータブルタイプならば削除も簡単です。お試しください。

(※1) http://speedcrunch.org/index.html

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