しばらく遠ざかっていたアマゾン・プライムビデオですが、昨夜アクセスしてみると BOSCH のセカンドシーズンが公開されていたので、3話続けて観てしまいました。
アメリカと日本の刑事ドラマは、随分と雰囲気が違います。警察の内部事情は全く知りませんが、アメリカのドラマの方が警官や上官達の人間味が出ていて、警察内部はこんなのかなと観ていて思わせてくれます。
昔、エド・マクベインの87分署が好きで、たぶんシリーズ全てを読んだと思います。そこに出てくる刑事達も人間味豊かで、特別職という雰囲気は微塵もありません。アメリカの刑事物は、この流れを受け継いでいるようです。
それに対し、日本の刑事物は、横山秀夫氏を別にして、どうも単なるドラマとの感が否めません。事件も紆余曲折はあるにせよ、誰かのひらめきですんなり解決しますし、何より受け入れられないのが、犯人に対して主人公が最後に説教じみたことを言うことです。警察官も人の子、不祥事も度々起こします。それがこのときばかりは聖人君子です。
テレビ事情も厳しいようで、脚本を練る余裕がないのかも知れませんが、経費削減はバラエティー番組だけにして、ドラマはもう少し練ってもらいたいです。