キーボードで操作するのに欠かせないフリーソフトが、AutoHotkey(※1)です。PCでの作業効率を上げることがいろいろできますので、キーボード派でなくとも使って損はありません。いろんな解説サイトがありますので、詳しくはそちらをご覧ください。
さて、このソフトで前回のExcelを起動してみましょう。お使いのエディターを開き、
^!e::Run,C:\Program Files\Microsoft Office\Office\EXCEL.EXE
または
^!e::
Run,C:\Program Files\Microsoft Office\Office\EXCEL.EXE
return
と書いて、例えば Program.ahk と名付けて保存します。(C:\・・のパスはご自身のパスに合わせてください。) 更にPCを起動したときにこの機能が有効になるよう、このファイルのショートカットを作り(エキスプローラーでファイルを右クリックして「ショートカットの作成」)、できたショートカットを C:\Users\ユーザー名\スタート メニュー\Programs\Startup フォルダーに移します。
これで前回のプロバティでショートカットキーを設定する代替えとなり、スタートメニューにないプログラムもお好みのキーマップで起動することができます。ちなみにAutoHotkeyでは、^がCtrl、!がAlt、+がShift、#がWin です。メモを残す時は ;メモ と、前に ;を付けます。
ショートカットキーをいろいろ作り出すと、こんどは覚えておくのがつらくなります。関連が分かる言葉で指定できると便利です。そのときには、
:c*:e-x::
Run,C:\Program Files\Microsoft Office\Office\EXCEL.EXE
return
と記しておけば、Excelを連想する文字(ここでは「e-x」)で起動ができます。ただし例えばエディターなど、文字入力を受け付けるソフトがアクティブの場合は変なことになりますので、そのときは一旦Win+dでデスクトップを表示するなどの注意が必要です。
ではまた次回。
(※1) http://ahkscript.org/