鉛筆の持ち方

 間違って覚えたお箸の持ち方は余程のことがなければ治らず、小さなものをつまみ上げたり滑りやすいものをつまんだりしにくく、行儀の悪い食べ方になってしまいがちですが、それに通じるかもしれない鉛筆の持ち方は成績を大きく左右する(※1)の記事は、小さいお子さんをお持ちの方には必読です。
 正しい鉛筆の持ち方の基本は、鉛筆の芯の先が右目でも左目でも見ることができることだそうで、確かに今どんな形を書いているか、直線はまっすぐかなどを確認できて書き進むのとそうで無いのとでは大違いです。何も書く動作だけに限らず、今何のための作業をしているのか考え、それが頭の中に無ければ、次への進歩はあり得ません。
 綺麗な文字を書くことにも通じます。文字が綺麗か綺麗で無いかは、線と線との組み合わせのバランスです。今書いている線が見えないようでは、バランスの善し悪しの判断もできません。成績の善し悪しに関連するか否かは判りませんが、私が今まで習ってきた算数、数学の先生方は、数字や数式、記号などを実に綺麗に書かれる方ばかりでした。
 小さなお子さんをお持ちの親御さん方、一度お子さん達が正しく鉛筆を持っているか、親指と人差し指だけでぎゅっと握りしめたりしていないか、確認をなさってみられてはいかがでしょう。

(※1) http://dual.nikkei.co.jp/article.aspx?id=2649

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