真理は如何に

 昨年、光より早い粒子が見つかったというニュースが学会を揺るがしましたが、再テストの結果、元の実験結果を撤回することになったようです。
 部門は違いますが、技術系で教育を受けてきた私にとって、画期的な理論を発表しそれが逐次実証されてきているアインシュタインは特別な存在です。その理論が覆るのかとの実験結果でしたから、かなりの衝撃でした。
 歴史は、新しい理論が現れると、それを実証する過程でまた新たな理論に覆され、時が進むと更にそれを超える理論が現れ、真理の追求過程を繰り返しています。
 昨年の発表は、実験結果どおりであれば大きな歴史の転換期であり、そんなニュースに立ち会えるのかとの思いと、かたや相対性理論は崩れて欲しくないとの思いとが交錯し、私は複雑な心境でした。
 今の状況では理論が崩れることはなさそうですが、皆さんは、この一連のニュースをどうお感じになっておられることでしょうか。

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