囲い込み

 まだアメリカでの話しですが、amazonがprime契約者でKindleの所有者に月一冊、amazonが販売する電子書籍の無料貸し出しをするニュース、囲い込みが熾烈さを増してきました。
 今、どうせ同じ品を買うなら当店でと、ポイント制度は普通です。クレジットカード会社と提携したカードを発行し、カードで購入すれば更にお安くしかも保障年数も増えますとのサービスもあります。カード会社への手数料など余計な経費が掛かるにもかかわらずそのサービスが成立するのは、囲い込みのメリットでしょう。プリペイドカードは、利用者側に多少のリスクがありますが価格差が魅力で、発行側では多少の値引きをしても十二分のメリットがあります。
 それらの囲い込みとは一線を画すように、今の電子機器の囲い込みは、本体価格よりもそれに付随するソフトでの縛りです。それ用のソフトがいかに充実しているかでゲーム機の売り上げが違ったのと似ていますが、ソフト開発者がどのゲーム機への対応もできたのに比べ、今はそのソフトへも縛りを掛けて、囲い込みをより強固にしています。App Storeはその先がけでしょうか。
 電子機器間の販売合戦が今の囲い込み戦略に結びついているのでしょうが、ちょっと異常に感じます。
 当店のネット販売でもポイント制を実施していますが、囲い込みをする意図はまったくなく(もしそうしようとしても知名度が低く無理でしょうと突っ込まれますが)、私共の品を気に入っていただいて繰り返しご注文いただく方への感謝の気持ちですので、誤解のないようにお願いいたします。

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