ウィンブルドンテニス

 久しぶりにウィンブルドンテニスをテレビで観ました。NHKが男女決勝戦だけ、放映権を取ってくれたからです。
 クビトバ vs シャラポア、シャラポアは、打つたびの相変わらずのやかましさに変わりはありませんが、精彩も余裕もなかった感じです。初めて見るクビトバは、余裕ができた後の気を抜いたようなイージーミスはいただけませんが、サービス・ストロークともシャラポアを圧倒、観ていて危なげない感じでした。ただサービスをワイド側に打つときには、左外(彼女は左利き)にトスを上げ、上体が左に傾きますので、センターかワイドかの打ち分けは私にも見て取れました。しかし後半のボディ狙いのサービスは、実に効果的でした。
 ジョコビッチ vs ナダル、ナダルに分の良い自信が、ジョコビッチに感じられました。あのナダルがストローク戦でなかなかポイントが取れないのですから、2セット目の半ばで「もう勝負は決まったな」と、今朝のことも考え床に着きました。朝のニュースをみて、3セット目は6-1でナダル、ちょっとしたきっかけで流れが大きく変わるテニスの怖さです。
 一時のパワー全盛から、今はパワー+テクニックの時代に入っている感じがしますが、しかしまだ、パワーのウェートが高く、テクニックでパワーをかわすのは、相当に難しそうです。ただ以前の、サービス&ボレーであっという間にポイントが決まってしまうのに比べ、ストロークに重きを置く選手が増えているのは、観ていて楽しいです。

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