ぶりっじばんざい

 問題です。

  K Q 4 2
6 5 4
Q 2
A T 6 4
N
W   E
S
A 5
K Q 3
A 5 4
K J 9 8 7

 コントラクトはSの3ノートランプです。WはスペードJをリードしてきました。スペードで3枚、ハートで1枚、ダイヤで1枚、クラブで4枚のウィナーが見えていますので簡単そうですが、ノートランプはエスタブリッシュ勝負です。安全にコントラクトをメイクするにはどうプレイすれば良いでしょうか?

ぶりっじばんざい

 答え(9月26日分)
 

  5 4 2  
9 8 7 6 3 2
6 4
6 5
N J T 9
A Q T 4
W E  
K J
K Q T 9 5 J 8 3
K T 6 3 S J 9 8 4 2
  A K Q 8 7 6 3  
5
A 7 2
A Q
 

 Sのハンドで見ると、ハートで一枚、ダイヤで二枚、クラブで一枚の計四枚のルーザーがあり、ルーザーを一枚処理しなければなりません。ダミーのダイヤが二枚ですので、三枚目のダイヤをダミーでラフしクラブのフィネスであわよくばもう一トリック余分に取ろうと考えた方、正解です。このハンドではクラブのフィネスは成功しませんが、コントラクトはメイクできます。
 ただ上級者はこうはプレイしません。Wが1ダイヤのオープニングビッドをしていますので、もしWが6枚ダイヤならば、三枚目のダイヤをダミーでラフをしてもEにオーバーラフをされてしまいます。その危険性よりもクラブを処理する方が安全です。そこで三枚目のダイヤはそのまま取られ、ダミーからクラブを捨てます。そうすればクラブのルーザーはダミーでラフすることができ、コントラクトは安全にメイクすることができます。

ぶりっじばんざい

 問題です。 

  5 4 2
9 8 7 6 3 2
6 4
6 5
N
W   E
S
A K Q 8 7 6 3
5
A 7 2
A Q

1D Pass 1NT 4S
All Pass    


 コントラクトはSの4スペードです。WはダイヤKをリードしてきました。Sとしてプレイプランを立ててください。

ぶりっじばんざい

 答え(9月12日分)
 

  7  
K J 5
7 3
J T 9 8 5 3 2
Q J T 9 6 3 2 N K 8
W E  
Q T 9 8 7 6 4 2
T 9 5 4 J
Q 4 S K 7
  A 5 4  
A 3
A K Q 8 6 2
A 6
 

 パートナーのスペードはこれでエスタブリッシュするでしょうから、パートナーにエントリーがあるか否かが問題になります。無ければ手の打ちようがありませんが、それでもパートナーのエントリーのブロックとならないようプレイする必要があります。ブロックの可能性はダイヤJとクラブKです。クラブKには7が付いていますので、取り急ぎは三枚目のスペードでダイヤJを捨てます。左のハンドではこれでSの3NTメイクは不可能です。
 このハンドを見ると、5クラブは簡単ですのでプリエンプティブビッドの効果は出ています。また3NTも実践ではなかなかこのプレイは難しいでしょうが、二枚目のスペードを取り、ハートKでダミーに入りダイヤをリードしてEのJに勝たせると、後は簡単にメイクできます。

ぶりっじばんざい

 問題です。
 

  7  
K J 5
7 3
J T 9 8 5 3 2
    N K 8
   
W E  
Q T 9 8 7 6 4 2
    J
    S K 7
       
   
   
   
 

 Eのあなたの3Hのプリエンプティブビッドに対し、Sの3NTオーパーコールでコントラクトが決まってしまいました。
 パートナーのWはスペードQをオープニングリードします。あなたのKはこのトリックを取り、スペード8を返します。Sはこれもダックし、Wは更にスペードJをリードしてきます。Eのあなたのディフェンスプランを考えてみてください。

ぶりっじばんざい

 答え(8月29日分)。
 

  K Q 8  
J T 2
6 4 3
A K J T
J T 9 6 2 N A 4
9 7 4 3
W E  
8
9 5 A K Q J 7 2
9 4 S 8 7 5 3
  7 5 3  
A K Q 6 5
T 8
Q 6 2
 

 Wからダイヤのリードはいうまでもありません。ダイヤを二枚取って、更に三枚目のダイヤをリードします。Sはハイカードでラフしますので、Wはクラブを捨てます。切り札の分かれが悪いですからSはここで切り札を狩ってしまうと、スペードで負けたときダイヤの処理ができません。Sは切り札を狩らずにスペードをリードしてきます。ダックせずすぐにAで取り、四枚目のダイヤをリードします。今度はダミーでラフできますから、Sは悠然とスペードまたはクラブを捨てますが、Wはラフをせずクラブを捨てます。Sは予定通りダミーの2でラフをして切り札J、10と取ります。更に切り札を狩ろうとしてクラブで手に戻るのですが、Wはこれをラフし1ダウンに持ち込めます。

ぶりっじばんざい

 問題です。
 

  K Q 8  
J T 2
6 4 3
A K J T
J T 9 6 2 N A 4
9 7 4 3
W E  
8
9 5 A K Q J 7 2
9 4 S 8 7 5 3
  7 5 3  
A K Q 6 5
T 8
Q 6 2
 

 コントラクトはSの4ハートです。切り札ハートの分かれが悪いですが、三枚目のダイヤはハイカードでラフできますし、ダミーのクラブでスペードのルーザーが処理できます。
 さてディフェンス側として、このコントラクトをダウンさせる手順はあるでしょうか?

ぶりっじばんざい

 答え(8月15日分)
 

  A 8 7 4 2  
K 8
9 7 2
8 3 2
J N K Q T 6 3
T 7 4 2
W E  
9 6
8 6 5 T 3
K J T 7 4 S Q 9 5
  9  
A Q J 5 3
A K Q J 4
A 6
 

 コントラクトをメイクするためには、可能性を吟味し方針を立てその方針に向かって手順を考えることが重要です。
 Sのハンドを見ると、切り札は良い別れでしたしスペード、ハートもまず問題はなさそうです。ただクラブに一つルーザーがあります。
 このルーザーを処理する手段を考えると、唯一の可能性は長いハートでダミーのクラブ二枚を捨て、ルーザーのクラブをダミーでラフすることです。これができるためには相手のハンドは、切り札をもう一枚持っている側のハートが四枚である必要があります。
 条件がそろわなければこのコントラクトはメイクしませんが、可能性があればそれに向かってプレイすることです。
 ハートK、Aと取り、Q、Jでダミーのクラブ二枚を捨てます。クラブAを取り6をダミーでラフします。スペードをラフして手に戻り、最後の切り札を狩ればコントラクトはメイクです。スペードラフで手に戻るときにはハイカードでラフすることを怠ってはなりません。オーバーラフの危険がありますし、そうでなくても切り札には余裕がありますから。

ぶりっじばんざい

 問題です。 

  A 8 7 4 2
K 8
9 7 2
8 3 2
N
W   E
S
9
A Q J 5 3
A K Q J 4
A 6

 点数は少し足りませんが、コントラクトはSの7ダイヤモンドです。Wはシングルトンと思われるスペードJをリードしてきました。これをダミーのAで取り、切り札を二度狩るとE、W双方からダイヤがでてきました。切り札の別れが良いので一安心ですが、その他にこのコントラクトをメイクするには、相手のカードがどうなっていれば良いでしょうか?

ぶりっじばんざい

 答え(8月1日分)。
 

  K T 8 4  
A K 6 2
J 9 5 4
5
A 3 N 5 2
J T 7 6
W E  
Q 8 5
Q T 8 2 7
J 7 4 S A K Q T 6 3 2
  Q J 9 7 6  
4 3
A K 6 3
9 8
 

 切り札AがWの手にありますので、ダイヤのラフは避けられません。ラフをされた後手を渡されると、もう一枚ダイヤの処理に窮します。そこで、Eから手を渡せなくする手段を講じます。
 ダイヤをAで取った後、すぐに切り札を狩らずにクラブをラフし、ハートA、Kを取って、三枚目のハートをラフします。そこで切り札スペードをリードすると、Wは初期の方針通りAで取りダイヤをリードしてEにラフをさせます。ところがこの段階ではEはクラブをリードする以外なく、ダイヤのルーザーを捨ててコントラクトをメイクすることができます。