福島第一原子力発電所、収束のめどが立ちません。低濃度の汚染水を放水する非常手段に打って出ています。次は高濃度汚染水の移し変え、ここでも非常手段が必要になるでしょう。
危険を覚悟で作業する人達は、多くの場合下請け企業や孫受け企業の人達。放射線量測定器を付けさせず作業をしていたことが報道されていましたが、それは論外として、彼らの中にはアラームを無視して作業を続ける人もいるでしょうし、元々アラームを切って作業をする人もいることでしょう。
作業員は一般の人の許容量より高い許容量が設定されているとはいえ、短時間の交代で済む作業とも思えず、積算許容量を超えると仕事に就けなくもなりますから、危険作業にそんなに多くの人が集まるとも思えません。
これらのことが行われたとしても、管理者はきっと目を瞑ることでしょう。にもかかわらず「造血幹細胞採取は不要」の判断はなぜなんでしょう。
万一被曝し造血機能に障害が起きた場合、本人の造血幹細胞は治療に有効だと、専門家らが事前採取の必要性を指摘しているにもかかわらずです。作業員を不安にさせないためでしょうか。ならば「ほうれん草が基準値を超えて汚染されています。でも一年食べ続けても大丈夫です。」と同じ次元です。
作業員に無理を強いることになるのは素人目にも明らかです。万一に備えて考えうる対策を採られてはいかがでしょうか。
秘密のレシピ
飲料水不足が続いています。いろいろな方面からいろろな支援がなされていますが、その内日本コカ・コーラは韓国から1・8リットルのミネラルウオーター計1万7760本を緊急輸入し無償提供するニュースが流れています。
コカ・コーラといえば、その原液レシピがちょっとした話題でした。創業以来125年、門外不出のレシピがついに明らかになったというのです。
発端はこの二月、コカ・コーラ考案者・John Pembertonの手書きメモ写真が載った1979年の新聞が見つかったのです。そのレシピはTime(※1)によると
The recipe:
Fluid extract of Coca: 3 drams USP
Citric acid: 3 oz
Caffeine: 1 oz
Sugar: 30 (unclear quantity)
Water: 2.5 gal
Lime juice: 2 pints, 1 quart
Vanilla: 1 oz
Caramel: 1.5 oz or more for color
The secret 7X flavor (use 2 oz of flavor to 5 gals syrup):
Alcohol: 8 oz
Orange oil: 20 drops
Lemon oil: 30 drops
Nutmeg oil: 10 drops
Coriander: 5 drops
Neroli: 10 drops
Cinnamon: 10 drops
この通り作った人は、「似た味」とコメントしているようですが、当のコカ・コーラのコメントは聞こえてきません。
このような事柄は「いや、まったく違います。」とか「変遷をへて今は違います。」とかいろいろコメントするよりも、ノーコメントで想像に任せる方が神秘性が保たれ良いものです。かといって放射線量測定値を後出ししたり、あいまいな表現をしたりするのが良いわけではありません。
(※1) http://newsfeed.time.com/2011/02/15/is-this-the-real-thing-coca-colas-secret-formula-discovered/
原発疎開
福島第一原子力発電所の収束のめどが立ちません。水道水が放射能で汚染され、乳幼児への飲料制限がかかったときにはペットボトルの水がパニックでした。飲料制限解除後も不安が取り除けるわけも無く、関西のスーパーですら水不足です。
基準値を超える放射線量であっても、「体には影響ない」とコメントするのは、基準値が過去の事例よりもずいぶん低く設定されているためで、逆に考えれば、事例が少ないためになるべく安全側に低く設定せざるを得ないとも推測されます。このコメントがまた不安を募らせる元で、乳幼児を抱える家庭はミネラルウォーターに頼ることになります。
ところがニュースによると、日本小児科学会などが、多くのミネラルは腎臓に負担をあたえるなど乳児に過剰な負担を与える可能性があると、軟水の使用をすすめています。
一体どうすりゃいいのですが、最近知り合いの何人かによると乳幼児を抱えた娘さんが、こちら関西に帰ってきているとのこと。仕事を抱えた旦那さんは単身で不自由になるでしょうが、関西以西に身寄りや知り合いのある方はどんどん原発疎開をなさるのが良いでしょう。関西の知事さんは受け入れる意向を示しておられます。不安を募るようで政府として方針を示すのは難しいでしょうが・・。
ファイル容量を下げましょう
情報は平時でも重要ですが、東北地方大震災のような未曾有の災害時には尚のこと重要です。直後には「情報が得られない、得る方法が無い」の声が多く聞かれました。インフラの一部が破壊されたのもその要因ですが、残されたインフラにアクセスが集中するのもその原因です。
他のブログで知ったのですが、地方自治情報センターが回線負荷を減らすためファイル形式の変更を呼びかけています(※1)。PDFやExcel形式からtxtやhtmlへの変更です。
ご存知のように、PDFは作者のイメージ通りに作れどのOSでも動くことで、不特定の相手に渡すには便利なファイル形式、またExcelは最も多く使われているソフト、であるためでしょう。しかしファイル容量が大きく回線への負荷が重いのがネックです。
そういえば東京都水道局ホームページ(※2)は暫定版としていち早くテキスト形式のホームページで情報を流しています。
見た目よりもアクセスのし易さ、少なくとも広報を担当するホームページは普段から東京都水道局のように二通りのホームページを作成しておくべきでしょう。
一般のホームページも、以前はいかに軽くして表示を早くするかに力を注いでいましたが、光回線が普及し回線速度が増すに従い、少々重くても綺麗さ、斬新さを目指す傾向が見られます。少し見直すきっかけかも知れません。
(※1) https://www.lasdec.or.jp/cms/12,22060,84.html
(※1) http://www.waterworks.metro.tokyo.jp/
じてんしゃ、はじめました。
デスクワークが多くなって運動不足が気になってたのと、
前からクロスバイクにあこがれはあったのですが、
昨今のガソリンの値上がりによって踏ん切りがつきました。
ネットでいろいろ調べて、自転車屋さんへ。
買ったのはGIANTというメーカーのGLIDE R2という
クロスバイクと呼ばれるちょっとスポーツ仕様の自転車の中でも
タイヤ太め(それでもママチャリよりはかなり細めです)でサスペンションつきの
比較的に扱いやすくて乗り心地の良さそうな車種です。
早速、先日の日曜日には坂道込みで40kmのサイクリングを敢行。
なまった体で筋肉痛にはなりましたが、
普段休日に遊びに行く程度の距離なら車なしでもこなせそうです。
家から店までの往復と、休日に遊びに出かけるときの足として使いたおすつもりです。
Firefox 4
Firefox4が出ました。アドオンが新しいバージョンに対応しているか不安でしたので、更新するのをためらっていましたが、Firefox4で動作しないアドオンを動作させる方法(※1)をみて、バージョンアップしました。私の不安をよそに必要とするアドオンは全てFirefox4対応版が出ていました。ただVimperator3.0ではguioptionsが使えなくなりましたので、画面を広く使うためにメニューバーやナビゲーションバーを隠していたキー操作を.vimperatorrcにて
map <C-Up> :set guioptions+=mbT
map <C-Down> :set guioptions-=mbT
から
:set toolbars=nonavigation,nomenu,noaddons,nobookmarks
map <C-Up> :set toolbars=navigation,menu
map <C-Down> :set toolbars=nonavigation,nomenu
に変更です。
速さが以前の6倍のふれこみ。ソフトの起動はやや早くなったかなの程度ですが、各Webサイトの読み込みは以前より数段早く感じます。ただそれでもGoogle chromeには及ばないとの私の使用感です。
VimperatorはGoogle chromeで使っているvromeよりはるかに使いやすく、Firefoxはその点で私にはメリットで、使う頻度も増えました。
Firefox派の方は既に4にされているとは思いますが、まだの人には即更新をお奨めします。
(※1) http://gigazine.net/news/20110323_firefox4_uncompatible/
避難圏内
福島第一原子力発電所の放射能漏れを受けて、20km圏内は避難、30km圏内は屋内待機の指示。いやアメリカは80km圏内で避難指示と、その対象地域ならば不安が募ります。幸いにもその地域でない私は、他の原子力発電所の場合にはどの場所にあたるのだろうか、と思ったりもします。
その目的にちょうど合った、ある地点から?km圏を示すサイトを教えていただきました。ロングライドに出かけよう(※1)です。作られた目的は違うのですが、利用させていただけます。
下記に日本の原子力発電所とその緯度経度を示しました。右側の欄をそのままコピーし、サイトの検索窓にペーストして確認してみてください。
日本原子力発電 東海 | 36.466404,140.606632 |
日本原子力発電 敦賀 | 35.752155,136.020699 |
北海道電力 泊 | 43.037215,140.512991 |
東北電力 東通 | 41.190895,141.384215 |
東北電力 女川 | 38.400906,141.499572 |
東京電力 福島第一 | 37.420498,141.033297 |
東京電力 福島第二 | 37.317342,141.025915 |
東京電力 柏崎刈羽 | 37.428933,138.598795 |
中部電力 浜岡 | 34.622896,138.143291 |
北陸電力 志賀 | 37.061128,136.726077 |
関西電力 美浜 | 35.703572,135.963567 |
関西電力 大飯 | 35.540555,135.652022 |
関西電力 高浜 | 35.521539,135.503933 |
中国電力 島根 | 35.538477,132.999501 |
四国電力 伊方 | 33.490891,132.311241 |
九州電力 玄海 | 33.515601,129.83723 |
九州電力 川内 | 31.833606,130.189319 |
日本原子力開発機構 もんじゅ | 35.73972,135.98774 |
(※1) http://www.pedalfar.com/
震災での私の疑問
東日本大地震は水道水の汚染へとその影響を拡げています。そんな中、大学の同期会のメールで、The New York Timesの震災前後の写真(※1)が連絡されてきました。このブログを読んでいただいている方にもその被害の大きさを実感していただきたいと思い転載します。(中央の線を左右にドラッグしてください)
その災害の中で私には解らないことがあります。牛の原乳汚染です。
水素爆発で放射能を帯びた粉塵が飛散し、それが降下してほうれん草のような葉野菜が汚染されるのは理解できます。原乳に出るのは牛が汚染されたものを食べた結果でしょう。一週間も経たないうちにそんな結果が出るのでしょうか? そもそもこの時期牧草があって放牧されているのでしょうか? 牛舎内で予め配合された飼料で飼育されているのではないのでしょうか? 震災前の測定値がいくらだったのでしょうか? そもそも、定期的に測定をしているのでしょうか? 疑問なのです。
(※1) http://www.nytimes.com/interactive/2011/03/13/world/asia/satellite-photos-japan-before-and-after-tsunami.html
まともにやってくれと
米国からの支援を拒否、視察にいって現場の対応を妨害、
災害対策要望を「政府の邪魔をするな」と一喝、
東京消防庁のハイパーレスキュー隊を恫喝、ポンプ車破損。
そういえば、大震災発生から3日目にインドネシアでエステと買い物三昧の議員もいましたっけ?
今の政府の災害対策のまずさときたらどうしようもないレベルですが、
選挙と情報操作はできても、政治ができる人間がいない党を政権につけた国民は
高い代償を払い続けることになるのです。
自衛隊の皆さんには大いに感謝です
避難所でたくさんの被災者の方が不自由で悲痛な生活を強いられておられることは解っていながら、私たちの目はどうしても原発のほうに向いてしまいます。放射能汚染という現在進行形の危機を迎えているからです。
セシウム137やヨウ素131といった核分裂生成物が検出されていることから、燃料棒が一部溶け出してきているとみられる限り、とにもかくにも冷やさねば対策は前に進みません。が、放射線の照射線量が高く近づくことができず対策もままならないとの報道です(どうもニュースにある線量よりも高いのではと疑ってしまいます)。しかし対策が遅れれば遅れるほど事態は悪化するのは素人目にも明らかです。
冷却水を送るポンプ系統の電源の確保が本筋ですが、16日から発表日付はどんどんずれ、今朝の新聞では19日夜の見込みとのこと。今は自衛隊による空と陸からの散水が望みです。
災害時の自衛隊のありがたさは、その時々のニュースに触れるたびに感じます。そんな今朝、「暴力装置」と称しただれそれを官房副長官に任命し、東日本大震災や福島第一原子力発電所の対応を強化する、との新聞記事を見て、いささかがっくりきてしまいました。