医療の進歩

 私だけが知らなかったことかも知れませんが、医療技術と人体の不思議に驚いています。
 知人の話ですが、体の血を全部入れ替えたそうです。病名は膠原病。原因や治療法は判らず難病指定で、特に倦怠感がひどかったようですが、血液を入れ替えてから幾分ましになったそうです。
 血を入れ替えたことで血液型がO型に替わったと聞き、「えっ、自分が作る血液型と混ざったしまうのではないの?」と問うと、造血幹細胞が新たに作る血液はO型になるとのこと。人体の不思議です。 思わず「じゃ犯罪を犯した人にいいかも」と軽口が出て、難病に苦しむ人への配慮に欠き、ひんしゅくをかってしまいました。
 IPS細胞の更なる研究によって、難病の多くに治療法が見つかる時代もそう遠くないことでしょう。医療の進歩に対比されるのが、それに取り組む方々の信念の持ちようです。先日来問題になっている腹腔鏡手術での不始末、私には患者を自分の技術を磨くための実験台にしているとしか思えません。技術と人、相まって初めて医療の進歩と言えるでしょう。

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なんでも vim

 またまた vim の話です。
 エディターの vim を使い出すと、編集の効率がすこぶる良いことから、例えばメールの返信など編集を要する文章は、すべて vim でやりたくなります。そんなとき便利なフリーソフトが、Text Editor Anywhere(※1)です。編集をしたいテキスト入力欄にカーソルがあるとき、あらかじめ設定したホットキー(私の場合は Win+\)を押すと、既に入力されているテキストを表示して選んだエディター vim が立ち上がります。編集をして保存すると、編集した内容でそのテキスト入力欄が書き換えられます。
 ただメーラーでは、署名の挿入という便利な機能がありますが、vim で忽ちはできません。でも手立てはあります。
 その一つは、署名を入れてから Text Editor Anywhere を立ち上げる。
 二つ目は、スニペットを使う。 KaoriYa版の vim (※2)にはあらかじめ SnipMate.vim なるプラグインが入っていたと思います。snippets フォルダー内の _.snippets にあらかじめ署名を記しておけば、キーワード→Tabキー で署名が入れられます。
 最後に思いつくのは、別ファイルです。あらかじめ署名を記したファイルを作り、Text Editor Anywhere のデータ保存フォルダーに例えば shomei と名付けて(拡張子は必要ありません)保存しておきます。vim に署名を取り込むときには、 :r shomei → Returnキー です。
 便利なことはみんなに広がればいいな、と思っています。あなたがまだ vim をお使いでなければ、最初の取っつきは戸惑いますが、試して見る価値はあると思います。

(※1) http://www.gigafree.net/tool/text/texteditoranywhere.html
(※2) http://www.kaoriya.net/software/vim/

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パックマン

 今年も展開されたネット上のエイプリルフール、お楽しみになられましたでしょうか? 4月1日に登場した Google map のパックマン、これもまたエイプリルフールに合わせた余興かと思っていましたが、継続して使用できるようです。Google はいろんなことを考えてくれて楽しいですね。
 ほとんどの地図上の場所では、「このエリアにはPAC-MANが移動できる道路が十分にありません」と、ゲームができませんが、格子状の道路が多い京都や住宅地などを選べば、昔懐かしいゲームが楽しめます。
 以前パックマン30周年の時に、Google doodle が、PAC-MAN(※1)になっていましたが、Googleのプログラマーの中に、パックマンが好きな人がいるのかも知れません。でも遊び心でここまでのことができること、羨ましいですね。

(※1) https://www.google.com/doodles/30th-anniversary-of-pac-man

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桜 満開

 桜が満開の便りが届きます。そこで覆面算です。

HARU 
SAITA 
+ SAITA 

MANKAI 

 最も多く出てくる「A」の数字は何でしょう。桜を愛でながらお考えください。

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NHK受信料

 NHK だけ映らないアンテナ(※1)がネットで話題になっています。NHKとの受信契約は、放送の受信を目的としない受信設備には適用されませんので、今まで通用しなかった「俺はNHKを見ていない」を声を大にして言えることに喝采をあげています。それだけNHKの受信料の取り立てに不満を持っておられる方が多いと言うことでしょう。
 NHKの受信契約は、放送法(※2)に依りますが、細かい規定はなくNHKが定める日本放送協会放送受信規約(※3)に基づきます。この辺りも私には割り切れないところですが、私が最も引っかかるのは、NHK受信料(※4)にある「受信料徴集に関する人件費コストでは、BBCは2005-2006年では受信料は全体の4.9%にとどまった。一方、NHKは13%であった」の文言です。外注をしてまでやることかと不満です。
 少し前のデータで88%の人がスクランブル化を望んでいる人がいるにもかかわらず同記事で「全国どこでも放送を分けへだてなく視聴できるようにする、という公共放送の理念と矛盾する」「特定の利益や視聴率に左右されず、視聴者の視点に立って、多様で良質な番組を放送するべき」との理由で拒んでいるのを聞くと、本音は別なところにあるのではと疑ったりします。そろそろ転換の時期ではないでしょうか。

(※1)http://internetcom.jp/webtech/20150330/antenna-do-not-display-only-nhk.html
(※2) http://ja.wikipedia.org/wiki/放送法
(※3) https://pid.nhk.or.jp/jushinryo/compliant_1.html
(※4) http://ja.wikipedia.org/wiki/NHK受信料

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キーボード派

 タッチパネルが趨勢になりつつある時に訊くのもなんですが、あなたはマウス派でしょうか、それともキーボード派でしょうか。キーボード派推進の会(自称)の私としては、作業効率の良いキーボード派になるべくなっていただきたいと思っています。
 キーボード派に必須のソフトは、AutoHotkey(※1)ですが、「ソフトを入れてまでやることないよ」とおっしゃる方も、Windowsに準備されているショートカットキーは、良くお使いで便利だとお思いことでしょう。プログラムの起動に関しては、マウス派はデスクトップにショートカットを並べそれを(またはスタートメニューからすべてのプログラムを巡って)クリックでしょうが、キーボード操作だけでできる起動も、下準備は必要ですがWindowsには元から備わっています。
 例えば Excel.exe を起動したいとします。まず Excel.exe のショートカットキーを作ります(右クリックしてS)。名前を他と区別でき覚えやすい簡単なものに変更します(右クリックしてM)。たとえば ex.lnk としてみましょう。できたショートカットを C:\Windows(または C:\Windows\System32) フォルダーに移動します。下準備はここまで。
 起動をするときは、例の「ファイル名を指定して実行」を開き、「ex」と入れて「Enter」、つまり Win+r(Windowキーを押しながらr)→ ex → Enter で Excel の起動です。キーボードから手を離すことなくできる効率の良さ、実感してみてください。 

(※1) http://ahk.xrea.jp/

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ブログ

 「どうしてブログを続けてるの?」と訊かれることがあります。その裏には「たいした内容でもないのに」との意がくみ取れますが、そこはじっとこらえて自問してみます。
 最初に始めた時は、手の掛かる商品にはその作り手の性格が如実に表れることから、作り手の我々がどういう人となりかを知っていただくのが目的でした。でも無理にも続けているうちに別の観点が見えてきます。
 物事を他人に伝えるとき、頭の中で整理され話される人とそうでない人とでは、聞く側の理解度が全く違います。文章もそうでしょう。私は話し下手でスピーチなどは大の苦手ですが、ならば手直しの効く文章ならば、との気になります。
 最近は手紙も書かなくなり、文章を書くと言えば知人への要件だけのメールくらいでしょう。いざとなったとき、どう書き出したものやら、どんな順序で書いたものやら、どう表現すれば良いものやら、頭の中が真っ白です。やはり日頃から文章を書くことに慣れておくことが必要です。ブログは、手頃で手近な手段と私には思えます。しかも特定の相手へではなく、全くの見ず知らずの方へが対象ですから、尚更です。続けることの難しさも一つの試練です。
 こんなことを書くと、「何を大げさな、それでこの程度か」と叱られそうですが、まだまだ過渡期と思ってお付き合いください。

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迷路

 週初めの頭の体操です。と言っても今朝は自分で作って自分で解く迷路です。
 子供は迷路が好きです。複雑な迷路も、行き止まりの道を塗りつぶしていくと通れる道だけが残ってくるよ、と教えてやると、色鉛筆でまるでステンドグラスのように根気よく塗りつぶしています。
 ネット上には、迷路作成ソフトが沢山あります。私のお薦めはmaze.exe(※1)。わずか276KBと軽量ながら、道の区画は5x5から300x300の気の遠くなる細かさまで作れ、難易度も三段階。方形だけですが、比率を1:ルート2(1.414・・)に近い数字にすれば、印刷でAサイズBサイズの紙にほどよく収まります(道幅を気にしなければこの必要はありません)。
 ちゃっかり答えも表示できますので、「これ難しそう」っていうのをプリントして、家族に「解いてみて」と差し出すのはどうでしょう。

(※1) http://www.smart-games.com/maze.html

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学校で付ける能力

 昨日読んだ記事で興味をひいたのは子どもが学校で本当にマスターすべき7つのこと(※1)です。
 1.読む力
 2.質問能力
 3.柔軟な考え方と説明する力
 4.会話能力
 5.他人と協力すること
 6.没頭すること
 7.健やかであること
の7つですが、特に興味を持ったのが項目2の質問能力です。
 質問の中には知らない事柄に「それは何ですか?」と訊くこともありますが、より深く掘り下げるためには、話の内容にある程度の知識がなくてはなりません。大人になると、出席者の顔ぶれを見て「ここで自分が質問をするのはまずい」とか、「こんな質問をして馬鹿にされないだろうか」とか、「場をしらけさせてはいけないからとりあえず質問しておこう」とか、本質から離れてしまっていることが往々にしてあります。それもこれも子供の頃から質問をする能力が付いていないからでしょう。
 特に子供の頃は、質問は知らないことを知る近道であり特権です。その能力を高めないのであれば教育者としては問題ありでしょう。60分先生がみっちり教え込むよりも、先生の話は30分その後30分は質問がどんどん出て教えが膨らむ方が余程子供達には良いと思うのですが、いかがでしょう。

(※1) http://gigazine.net/news/20150319-7-things-every-kid-master/

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親から子へ

 先日消えていく鼻濁音の話を取り上げましたが、日本人の基本ともいえるお箸の正しい握り方ができる人の割合が3割ほどと聞いて驚いています。「どうしてお箸は決まった握り方をしないといけないの?」などの質問を聞くと、更に悪化するのではとの危惧を抱きます。
 前にも述べたかも知れませんが、私はお箸の握り方で随分恥ずかしい思いをしたことがあります。
 入社直後、英会話の勉強会に入ったのですが、講師は米駐留軍将校の奥さんで、少人数であったこともあり、食事会をしたりハイキングに行ったりと、和やかな雰囲気での学習です。ところが食事会で、その先生からお箸の握り方の話が出たのです。私はそのときには正しくお箸を握れておらず、いわゆるクロス箸でした。外人の女性が正しい握り方の話をするのに私は、と顔をまともに向けられずじまいでした。
 それ以後握り方を修正したのは言うまでもありません。マナーや作法は親から子へ、先人から後人へと伝えられます。親ができなくては子に伝わりません。マナーや作法にはそれぞれに理由があります。昔はとにかくやらされ、後になって「こういうことだったのか」と自ら気付くものでしたが、今は理由付けして伝えねばならないのかも知れません。そのことも加味し世の親御さん、知らなかったことは新たに学び、知っていること供に子供達に伝えようではありませんか。子供さんに恥ずかしい思いをさせないためにも。

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