旅行記 その2

 シェムリアップへの便も前の便にあわせて遅れている模様。その間に合流予定の福岡からの便、東京発と思われる便が着き、ツアー添乗員達が旗やプラカードを掲げて、それぞれの一群を案内しています。明日はこの人達と多分ご一緒することになるのでしょう。
 ホーチミンからシェムリアップまでは、横二列二列の小さな飛行機、同じくベトナム航空です。空路50分、眼下に山は見あたらず平坦な土地、大きな川や湿地帯がやたらと目に付きます。飛行機サイズの懸念に及ばずたいした揺れもなく無事到着です。飛行機を降り皆についてぞろぞろと建物に向かいます。皆んなが向かうのでそこが入り口とわかる規模の空港です。
 ベトナムと異なり、カンボジア入国にはビザが必要で、この場で取ることができます。事前の情報通り、グループの我々をめざとく見つけて近づいてきた係官に、チップ20ドルを手渡します。すると旅行代理店が事前に作成してくれていた申告用紙と写真一枚ですぐに受付をしてくれ、3・4人の係官が流れ作業でパスポート確認の完了です。ここで本来のビザ費用の20ドルを各人が支払い、束になった我々のパスポートは次の係官に回されます。ここでまたまたその係官がズボンのポケットの横で指を動かし「CHIP、CHIP」、で20ドル。パスポートの一ページにビザのシールが貼られ、いくつかのはんこが押されて完了。荷物の確認も何もなくあっけなく通過、流暢な日本語の現地ガイドさんの出迎えを受けます。終わってみればビザ費用は一人あたり25ドル。それでも日本で取得すると4~6千円ですから、ここで取る方がお安くつく勘定です。

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旅行記 その1

 恒例の組合の旅行です。今回は文化的に、世界遺産の見学と、工場見学。しかもいつもの関西支部だけでなく、九州からも一人お見えで福岡から、我々七名は関空からで、ホーチミンのトランジットで落ち合い、空路シェムリアップに向かう予定です。この地名を聞いただけで、世界遺産とはあのアンコールワットとお気づきのことでしょう。
 関空からはJALとベトナム航空の共同運行便、どちらで航空券を取るかで価格が異なります。価格差は主に事故などの時の補償に関係しています。JALマイレージのポイントで航空券ゲットの一名を除き、他はベトナム航空の手配、しかもここでも貧富の差が付いて三名はビジネスクラス、三名はエコノミークラスです。もちろん私はエコノミー。席はかなりすいていて、実に広々と座ることができたので、まあよしとしましょう。
 関空からホーチミンまでは5時間半、やや遅れて6時間を要し無事到着。機内で最後尾に座っていた私と他一名は皆より随分遅れて機外に出たために、トランジットカウンターに気が付かず、あわやイミグレーションカウンターを通ってしまうところでした。パスポートに挟んでいた航空券を見て係官が、「どこへ行くのか」というようなことを訊ねるので、「シェムリアップ」と答えると、「あっち、あっち」と指さします。そこで間違いに気付きました。航空券を挟んでいなければ、右も左もわからない私はあわや路頭に迷ってしまうところでした。
 

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ごかいにん

 秋篠宮妃紀子さまのご懐妊のニュースは妊娠6週間という異例の早さで発表され、国会で行われていた皇室典範改正の議論を一蹴してしまいました。
ゴール直前で「ふりだしに戻る」です。
もともと慎重論が根強くある中、小泉首相が強引に押し進めてきただけに、この流れは歓迎したいですね。発表の異例の早さはこうした流れを意図したものであることは間違いのないところですが、
改正論議がなければ第3子のご懐妊もなかっただろうという、うがった見方は不敬でしょうか。
 経緯はどうあれ、喜ばしいニュースですし、男の子の誕生を願うばかりです。
#まだ禁煙継続中。

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スピーチ

 NHK BSで放送された ゴールデン グローブ賞の授賞式、ご覧になりましたか? 映画部門以外にテレビのドラマ部門も含んでいて幅広く、特に映画部門はアカデミー賞の前哨戦として注目度の高い賞です。
 今回は候補作品についての知識が全くなかったために、「この作品が取ったんだ」という感動はなく、「受賞者がどんなスピーチをするか」が興味の中心でした。アカデミー賞も含め、今までで最も印象深かったのは、もう何年も前、特別賞の栄誉に輝いたローレンス・オリビエです。ところが最近のスピーチはユーモアも少な目、感動もなくなりました。ほとんどが関係者への謝辞に終始して、家族への礼など、元は感動的な部分もあったのでしょうが、今はマンネリで気持ちと言葉が相まっていない感じがします。
 そんな謝辞の中で面白かったのは、「HOUSE」のヒュー・ローリーです。実に軽妙でした。そして、さすが初の女性大統領と声がかかりそうだったのが、「COMMANDER IN CHIEF」のジーナ・ディビスです。今回の授賞式で、最も面白いスピーチではなかったでしょうか。
 ネットを見ていると、私と同じ感想の方がおられました。いえ、わたしよりずっと以前にです。スピーチの英文も記されています。詳しくは映画で学ぶ英会話(※1)をご覧ください。
 あなたが受賞者ならばはたしてどんなスピーチをなさいますか? 考えてみるのも一興です。

(※1) http://allabout.co.jp/study/cinemaenglish/closeup/CU20060119A/index.htm

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英語サイトの読解

 今日は私がよく利用しているサイトをご紹介します。
 すらすらと読める知識のない私が、英語のサイトを見る場合どうするか、そうまずはExcite翻訳(※1)や、@nifty翻訳(※2)などの翻訳サイトの利用ですよね。でもまだまだとんちんかん。ではとばかり、単語の意味を調べて読み解いてみるかとなります。こんな時カーソルを当てれば単語の意味を出してくれるソフトBabylon(※3)があります。が残念なことに以前はフリーソフトだったのですが、いまはシェアウェアです。そこでご紹介は同じ機能をもったサイトのPOP辞書エンジン(※4)です。
 さらに以前に紹介したIEライクのタグブラウザSpleinir(※5)を使えば、POP辞書エンジンをプラグインすることができ、いちいちURLをコピーペーストしなくとも、「スクリプト」から「POP辞書を表示」で、単語にカーソルをあてればその意味をポップアップ表示してくれます。
 いたって便利なのですが問題なのは、単語の意味が分かっても私の力量では文章の意味までわからないことです。

(※1) http://www.excite.co.jp/world/english/web/
(※2) http://www.nifty.com/globalgate/
(※3) http://www.babylon.com/
(※4) http://www.popjisho.com/
(※5) http://www.fenrir.co.jp/sleipnir2/

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スポーツと道具

 全豪オープンテニスで、元女王のヒンギスが5年ぶりに戻ってきました。残念ながら準々決勝で破れはしましたが、まだまだ彼女のテニスが通じることをみせてくれました。
 スポーツ界では道具の開発・進歩がめざましい限りです。ゴルフでの飛距離はクラブとボールの改良で、昔とは比べ物になりません。強度的に軽くできなかったテニスのラケットも、今は強くて軽い素材ができ、真ん中に当たらないと飛ばなかった小さなスイートスポットは大きく改良され、目一杯振り回すパワーテニスが全盛です。強烈なサービスを入れ、ファーストボレーで決めるテニスもダイナミックですが、私としてはかつてのベースラインで打ち合い隙を見て前に出てボレー、それをまたロブで切り返すといった、プロならではのテクニックを期待するのです。道具の開発でプロのゲームが淡泊になった感じがしますし、テクニックより若さの方によりメリットがある今の状況がはたして良いのか、疑問を感じています。
 ゴルフでは高反発のクラブが禁止されるようになりましたが、これは飛距離が伸びすぎて現状の多くのゴルフ場ではパー4やパー5の規定打数が意味をなさなくなってきているからで、私が感じている理由のためではないのが残念です。

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英語教育

 メールマガジンの冷泉彰彦氏のレポートで、また普段何気なく通り過ぎていることに注意を喚起させられました。
 先日の城島選手のマリナーズ入団会見に触れ、誰があんな「よー、みんな、げんきカナ?」などと城島選手本人を馬鹿にしたような英語を教えたのかと批判されています。私などは「フランクにみんなにうちとけようとの気持ちかな」との感じだったのですが、確かに言われてみれば、期待を持って待ちかまえている記者へのあの言葉はなにか場違いな感じはします。英語には丁寧語も丁重語もきちんとあり、初対面の挨拶においては慎重に自分の「クオリティ」を示す配慮が必要だ、と氏の指摘です。
 もう一つセンター試験の今回の目玉「リスニング」では、明らかに若い学生同士の会話であるのに、声も話し方も中年男女というようなものが含まれており、それになんと言っても「結論が最初に来る」という英語の構成を無視した問題が多いと、むしろ弊害を危惧されています。
 話の本流はアメリカでの自動車産業についてなのですが、トヨタやホンダの成功をみるに、国際企業のOBとか、その家族など「日本人として英語で戦ってきた」人のノウハウを教育に生かせないものか、と提案されています。
 読むことと書くこととはできても会話ができない、会話ができるようにしよう、いやまだまだそれだけでは足りない日本人の英語教育、奥が深いのですね。

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きんえん

 私の喫煙歴は十数年になります。煙草をおぼえてから、徐々に本数が増え、1日30本のヘビースモーカー期を経て、ここ数年は1日10本程度のホタル族を続けておりました。
 そんな私が、ひょんなことから現在禁煙中です。
 きっかけは先月半ばに風邪をひいて寝込んだことです。治るまでに時間がかかりまして、
その間煙草を吸うどころの話ではなく、図らずして禁煙状態になっていました。
風邪によって、禁煙で一番つらいといわれる最初の3日を乗り越えてしまったわけですから、
試しに禁煙してみようと半ば冗談のように始めてしまいました。
口寂しさはのど飴とキシリトールガムで紛らわせています。
別に禁煙しなきゃという強迫観念も、禁煙セラピーのような嫌煙感もないのです。
シャレで始めたようなものなので。
煙草やライターを持ち歩かなくはなりましたが、世の禁煙家のように煙草を捨ててません。
(未開封が8箱も残っています。2400円、捨てるのはちと惜しい)
まあ、どこまで続けられるか試してみようという感じですね。

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海外宅配便

 海外宅配便のFedExから電話がありました。「○○さんでしょうか。海外から荷物が届いています。」 海外から荷物! 初めてのこと、一瞬ためらいました。間違いか、いたずらか。そこで確認してみます。「同姓は他にもいますので、下の名前はなんですか?」「いえ、名字だけですが」「住所は?」「桜井市芝××です」「合ってますね、で、どこからですか?」「イタリアです」 あっ、そこで思い当たりました。大きな鞄をほしがっていたのを聞いていて、娘の夫が友達を通じて送ってくれたのです。
 受け取りは日本の宅配便のようにはんこでは済まず、直筆のサインを求められます。一覧表を見ると、既に11件のサインがありました。海外との品物の受け渡しは私には初めてのことでしたが、今は案外普通に行われているのですね。ネット通販の普及がその要因なのでしょうか。
 昔人間の私には、まだ海外との商品取引には抵抗があるのですが、そんなことを言っていると今の時代に遅れそうです。でも、商品代金より送料の方が高いと聞くと、ちょっと二の足を踏みますよね。

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腰痛

 持病の腰痛が又出てしまいました。特に重いものを持ったわけでなく、朝、背中が変にちょっと痛いなと思っていると、腰の辺りがぴくっとして、今度は歩くと腰にぴりぴりと痛みが走ります。腰痛対策として背筋の運動をしていましたが、このところ風邪をひいたこともありかまけておりました。それが影響したのでしょうか。
 先日、川越郵便局でしたか、約25万円分の小銭を盗み、10kgの重さによろけてしまって、ご用となった熟年の方のニュースがありましたが、わけもなく腰痛が出る体では今後が心配です。盗みにも入れません。

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