蚊、夜耳元で聞こえる羽音、いやですね。特に私は刺されやすく、しかもアレルギー体質の性か他の人の3、4倍は大きく腫れ上がります。
 蚊は人の体温や人の発する二酸化炭素に集まってくるとか聞きます。そこで生協から購入している食料品の保冷用に付いてくるドライアイスを、一晩外に出してみました。するとどうでしょう、今朝見ると十数匹の蚊が見事に死んでいます。凍死したのでしょうか、それとも二酸化炭素中毒でしょうか。
 雌の蚊は卵のためのタンパク質を得るために血を吸いますが、吸血を容易にするためまず唾液を注入します。この唾液が人の免疫反応を呼び起こし、痒みを生じさせるのです。動物は生き残るために状況に即した進化を遂げてきています。蚊は映画「ジュラシックパーク」の科学的根拠として使われているごとく、ジュラ紀には生息していたことが化石で検証されています。蚊にとっては痒みを起こさない唾液に進化してきていればもっと安穏に子孫を増やせたと思うのですがどうなのでしょう。それとも蚊を安易に増やしてはいけないと、もっと大きな力が働いているのでしょうか。いやいや実は蚊はスリルを好む生物なのです。

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台風

 盛夏、この時期になると仕事帰りの午後七時過ぎ、庭の草木への水やりが日課です。朝夕人が水やりをしているのを見かけると涼しげで良いものですが、自分が毎日やるとなると以外に大変です。蚊への餌やりを避けるため、例によって両腰に蚊取り線香の入った容器をぶら下げ通称二丁蚊取りの出で立ち。この水で庭の草がまた育つのかと思いながらのしばしの汗かきです。
 夕立! 良い響き。「今日は水やりをしなくてよい」が真っ先の実感です。台風の到来もそこそこの雨をもたらしてくれるので良いのですが、直撃はままなりません。今7号、8号、9号と三つの台風が揃い組、内7号は紀伊半島直撃の気配です。
 台風は海水温が27℃で発生、例年はフィリピンの緯度辺りがそうなのですが、地球の温暖化を受けて日本近海までがその温度をクリヤしているため、発生域が広く複数個の同時発生が起こっているとのこと。
 地球の温暖化は何かにつけ弊害をもたらしています。今後は益々台風の発生がふえてそれに伴う被害増加が予想されます。耐震偽装が問題となり、逆に耐震性を売りにした住宅がもてはやされましたが、今後は耐台風性をセールスポイントとした住宅が幅を利かせるかも知れません。

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御中元商戦

 百貨店から早々と今年の御中元商戦の結果が発表されました。不況に陥って以来、会社では虚礼廃止が叫ばれ、贈る件数が減るとともに、かつて1万円の品をお贈りしたところへは8千円の品、5千円のところへは4千円と金額でも下がることで、年々売上げが下降の一途をたどっていましたが、今夏は下げ止まりの現象が見られたとのことです。
 「三輪素麺」という御中元商材を作っている身としては誠に喜ばしいことですが、考えてみれば本来の贈答のあり方に戻ったということでしょう。バブル期にはとにかく相手に好印象を与えようとバンバン贈り物をし、高額商品も飛ぶように出たのですが、本来贈り物とはお世話になった方への気持ちとして、自分の身の丈の範囲で、自分自身が納得する品を、相手に喜んでいただける品を選び贈ることでしょう。今まで他の気持ちで贈られてきたものは減ってきても当然の成り行きと思われます。
 只残念なのは今も売り手側の意向を反映した商品の多いことです。作っていて分かるのですが、3千円の定価が付いていても、「これはとても3千円もしないだろう」と感じる商品の多いこと。頭から何割引として販売する売り手側の意向なのですが、それがまかり通る現状が残念です。
 御中元、御歳暮は日本人の文化として、本来の贈り物の心を持って生き続けるでしょう。メーカーとしては先様に喜んでいただける商品作りをするよう、あらためて戒めねばなりません。。

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?マーク

 イスラエルとヒズボラの紛争は両者一歩も譲らず、泥沼化の様相です。先の北朝鮮のミサイル問題では中国が拒否権をちらつかせ、今回の国連施設が爆撃されたことに対するイスラエルへの非難決議では、アメリカが拒否権を発動し決議は見送りとなりました。
 国益のあからさまな対立で、国連はある時は隠れ蓑となり、ある時は後押し機関となる、もはや各国が平和を願っているのだとのスタンスを示す機関に過ぎない感じさえします。
 今回の問題ではアメリカの国益はおろか、議員一人一人の益をも反映しているようです。ユダヤマネーはアメリカ経済に深く食い込み、多くの議員はそれらの組織からの献金が見込めなくなると当選もおぼつかなくなるのですから、あからさまにイスラエルを避難する議員が少ないのはやむを得ません。
 そんな状況でも日本は国連安保理の常任理事国入りを目指しています。常任理事国入りがそんなに価値のあることなのでしょうか、うまく乗せられて分担金ばかりが増えてしまった轍をまたしても踏むつもりでしょうか。私には?です。

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新チャンピオン! 亀田興毅!

 今朝の多くのブログには「亀田興毅」の名が踊っていることでしょう。今までボクシングとは無縁だった若い女性達が横浜アリーナに押し掛け、多くの人がテレビ観戦。大きなイベントの張れる若者の登場に驚喜、期待をしたのです。
 しかしかねてからの大言とその大きな期待とは裏腹に、初回にダウンをきし、立ち直ったもののランダエタを苦しめるまでには至らず、終盤はクリンチでどうにか攻撃をかわす戦いぶりを観て、私の他にも「これは負けたな」とお思いになった方は多かったことでしょう。解説者でさえ最後は負けを感じたのか、「よく頑張った」と健闘を讃えるコメントをしていたくらいです。
 今朝の朝日新聞スポーツ欄、竹園隆浩氏のコメントが印象的です。『興行権を持つジム側が一切を取り仕切るシステムがホームタウンディシジョンを生む。関係者が世界戦を「筋書きのあるドラマ」にしてしまったために、19歳は重い十字架を背負わされた。』

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闊達な判決

 最近の裁判の判決は、以前は横並びの感を受けたのに対し、随分と変わってきたように感じます。
 昨日の「藤井元総裁の提訴は筋違い」とはねつけた裁判記事はお読みになりましたでしょうか。三年前ですからもうお忘れかも知れません。道路公団民営化論議の最中、当時の藤井総裁は「債務超過ではない」と明言していたのに対し、債務超過を示す財務諸表が現れ、「知らない」「正式でない」など歯切れが悪く、国会でもその都度答弁が変わり、民営化推進委員会の席でもつっこまれて途中退席するなどで、当時の石原国土交通大臣に解任を言い渡されたのです。
 火を付けたのが文芸春秋。道路公団西国副支社長の「藤井総裁の嘘と専横を暴く」内部告発記事です。更に翌、翌々月も内部有志による「国会答弁がおかしい」等の記事が連載されたのです。元総裁は文芸春秋を告発しその判決が昨日のニュースなのですが、裁判長は「この記事のような真剣な議論には言論をもって反論すべき」と述べ、表現が人身攻撃だとの元総裁側の主張についても、「多少の攻撃的表現が損害賠償の対象になると言論が萎縮し、民主政治が機能しなくなる」と退けたそうです。
 マスコミが民衆を洗脳しすぎると元総裁を養護する意見もありますが、テレビニュースなどで元総裁の振る舞いを見ている限りでは、非情にわかりやすい判決との思いがします。不当解任との訴えもしていますが、こちらの判決も楽しみです。

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ストレス

 人として生まれたからにはストレスからは逃れられません。人生後半戦半ば、そろそろあきらめの私でさえもストレスで眠れない時もあります。「何も考えず頭を真っ白にすればいい」といわれるのですが、今度は「何も考えない、何も考えない」と考えてしまいます。
 そんな折、私の好きな番組の一つ、「世界一受けたい授業」で、吉野槙一先生が「泣くことで脳内がリセットされ、ストレスが解消できる」と、私にとっては思いもつかぬ授業でした。その後出演者は番組制作意図に合わせて泣かされたのですが、はたしてストレスは解消できたでしょうか。
 年齢と共に涙もろくはなってきましたが、大の男が号泣することなどまずありません。ストレスを解消するために悲しいビデオを見るのもつらいですが、泣くことで脳内がリセットされる研究は学会発表も可能な成果が出ているそうです。笑いも良いとされていることからも、何もかも忘れ一つのことに集中することがいいのかも知れません。そういえば一つのことに熱中することが無くなりました。飽きっぽくなったのもストレスを貯める要素かも知れません。

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防犯罪仕様

 お客様への商品の宅配は宅急便を使用しているため、勉強不足で郵便局の「EXPACK(エクスパック)500」(※1)なるものを全く知りませんでした。500円の厚紙ケースで、角2封筒が入る大きさ、厚さはA4のチラシで250枚程、重量は30kgまでで、無料で集荷もしてもらえるし、ポスト投函も可能。通常郵便物や小包郵便物と比較しても、重さによってお得ですしおおむね翌日に配達される利便性を持っています。
 ところがこれが新たな振り込め詐欺の現金受取の手段に利用されているとのニュースです。金融機関や郵便局の窓口でチェックされたり、口座開設時に本人確認で身元が割れたりする心配がない、現金書留のように被害者側に証拠となる控えが残らないなど、私書箱を転々と変えて受け取る犯人には好都合の手段の様です。
 思うに、非情に難しいことかも知れませんが、新たに利便性を備えた商品を発売する場合には、「これが犯罪に使用されないであろうか?」を重要チェック項目にするべきです。恐らく今までは玩具の銃のような直接的なもの以外にはこのような配慮はされてこなかったのではないでしょうか。

(※1) http://friend.mysquare.net/

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売れ筋商品

 学校が夏休みに入り、私共の店にも子供連れのお客さんがみえるようになりました。そんな状況の中で、一番の人気商品は地球儀です。えっ、素麺で作った地球儀!、って、そんなわけはないでしょう。Map Projections(※1)で紹介をされている4面体から32面体までの地球儀です。
 その内いくつかを、カレンダーの裏とかの厚紙にプリントアウトして作りお店に並べておくと、「ええ、これ何! 三角の地球や」なんて喜んでもらえます。「よかったらどうぞお持ちください」 「どう僕、自分で作ってみる?」と作る前の印刷した紙を差し上げます。
 素麺を造るよりこちらを作る方が儲かるかも知れません。いや只ですから儲かることはないですね。よかったら皆さんも夏休み、子供さんと一緒に作ってみてはいかがでしょう。

(※1) http://www.progonos.com/furuti/MapProj/Dither/ProjPoly/Foldout/

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つうかぎぞう

 私はオンラインゲームをやらないゲーマーですが、先日のオンラインゲーム「ラグナロクオンライン」での内部通貨Zenyの偽造をゲーム運営会社の社員がやっていたというニュースには驚かされました。
この社員はRMTと呼ばれる換金を行なって1400万円の利益を得て、借金の返済と遊興費に当てたことが報道されています。
この会社はゲームの運営と管理においてかなりの悪評があり、運営体制が甘いと予てから言われていたようですが、本来不正を裁く立場であるはずのGM(Game Master)が不正に手を染めていた、なおかつ5ヶ月の間気がつかなかったという惨状です。例えるなら造幣局の職員が5ヶ月もの間気づかれずにお札を印刷して持って帰っていたということになります。
 59回もの不正アクセス、852回もの不正データ作成によって生み出されたを総額は6910億Zeny。手つかずで残っていたのは910億Zenyだったとのことで、差し引いた6000億Zenyが「使用」されたということになります。
売却益は1400万円というのは内部調査での供述で、一説には3000万円といわれています。裏相場で6000億Zenyは6000万円になるそうですから、換金手数料をさっぴいてももっと多いかもしれません。
 それだけの大金を不正入手した犯人ですが、順当に不正アクセス禁止法違反が成立したとしても、1年以下の懲役もしくは50万円以下の罰金刑で済んでしまいます。「ならば俺もやろう」と考える人が出てきても,何ら不思議ではありません。
早急に法整備を進めるべきでしょう。

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