ステレオグラム

 老眼鏡を新調しました。それも一度に5個。いえ、100円ショップですから合計525円です。眼鏡を探し回るので、「どこでも眼鏡」で幾つもあったのですが、ついつい眼鏡のツルを持ってくるくる回す癖があり、100円の品の悲しさ、一つ壊れ二つ壊れして「どこでも眼鏡」が危機的状態になっての補充です。
 度が1.0から0.5刻みで商品があり、前回買ったときは以前より0.5、度が進んでいたのですが、今回試してみると元に戻っているのです。徐々に度が進んでいくのが定説ですが、今回はちょっとうれしい驚きです。
 以前、平面の模様が立体的に見える3D(stereogram)が流行り、目の訓練に良いとのふれこみで本屋さんにその手の本があふれていましたが、どうもそのふれこみには幾分かの真実があったのかとの気がします。以前お話ししたようにパソコンの壁紙にはこの3Dの絵を貼っていて、ぼーーっと遠くを眺めるような視線で立体画像を浮かび上がらせています。そのことが目には良いのかもしれません。
 フリーソフトがいくつかあって、簡単に好みでこの画像を作ることができます。私の場合、Stereo Pict(※1)で7枚の画像を作り、calen32(※2)なるカレンダーソフトで曜日毎に壁紙を切り替えてぼんやりと眺めています。
 老眼の進行を懸念されているのであれば、一度お試しになってはいかがでしょう。もちろん見るのが不得意の人には全く意味ありませんが・・。

(※1) http://www.vector.co.jp/soft/win95/art/se342083.html
(※2) http://www.vector.co.jp/soft/win95/personal/se032471.html

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印象

 全国区の方に朝日新聞・奈良版の一昨日の記事を紹介します。奈良県の某局が発行する2008年1月号の小冊子、その表紙を飾るのは西の京、薬師寺の東塔・西塔のシルエットを前景に真っ赤に輝く太陽の写真、ところがこれを見た読者から、「これは夕日じゃないの」とクレームがついたのです。調査の結果夕日と判明し、新年の始まりの号に夕日は相応しくないと、「朝日だと安易に判断しました」との謝罪会見を開いたとのことです。
 人の受ける印象とは恐ろしいものです。写真家の鋭い目で見れば、朝日と夕日は別物かもしれませんが、素人目で見ればその区別をできないものがあります。ところが朝日と見るか、夕日と見るかで、その印象は全く異なってしまいます。元々DNAに植え付けられているのか、成長の過程で刷り込まれたのか、いささか不思議な気もします。
 人に対する評価も、この印象が大きく作用します。結果が同じであってもその過程で受ける印象が悪ければ必ずしも良い評価は得られません。政治家さんはその辺は重々承知だと思いますが、現政権の動きには?が付くように私には思えます。

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カレンダー

 例年通りお客様からカレンダーをいくつかいただきました。お客さんからというのも話が逆ですが、メーカーや販売店からの注文で、印刷があがったものに、枠を付けたり金具を付けたりとカレンダーに仕立てるお仕事の方で、ロスを見越して余分に作るので、その内の一部を持ってきてくださるのです。
 全体像は判らないのですが、いただくものを見る限り、今の傾向は部屋に飾りみんなで見る大きなものよりも、卓上に置いたり、ノート形式の物など個人で使うような物や、ちょっとしたスペースに飾る小降りの物が増えているように思われます。
 新年早々来店の方にはご希望でお裾分けしているのですが、数もわずかですし、小売店での販売目的で作られ、通常いただく会社名など宣伝が入ったものではないですから、すぐに売り切れてしまいます。当店の製品がここまで売れが良いといいのですが、足下にも及びません。ちょっと羨ましくもあります。

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でぃすくのざんりょう

 年末年始の特番に向けてハードディスクレコーダーの整理を行っています。
録画するときはちょっと気になったからというくらいで録画予約をするのですが、
録画したことを忘れていたり、見るのが面倒になって放置してしまうことも度々。
気が付くとハードディスクの残量が少なくなっているという寸法です。
なるべく見るようにはしていますが、ハイライトシーンだけを飛ばし見したり、
最初の20分程度であきらめて消去したりしています。
実際はビデオテープを消費しなくなったわけですから、
もったいなくはないのですけど、もったいない気もします。

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漁り火

 日本でもエネルギー効率の悪さを理由に、白熱電球の製造販売が近い内に終了されると聞きました。
 「今朝の三輪山」シリーズでも三輪山の手前に見られるように、ここ大和盆地では蒲鉾形のビニールハウスが農地の上にたくさん作られ、野菜や苺などの速成に役立っています。京都ほどではありませんが、盆地特有の気象で冬や夜は冷え込みます。夜の冷え込みに備えて、ビニールハウスでは中に白熱電球を灯し、その熱で暖房をする光景が見られます。
 たくさん集まると、暗闇に白く輝くビニールハウスはもうただのビニールハウスではなくなります。山の上の道路から見下ろすと、陸の漁り火のようです。
 昨今の環境への取り組みから、エネルギー効率を求めるのは無理もないことですが、あの光景がなくなるのは寂しい気がします。製造販売を止めるのは、販売量が激減し高付加価値の商品に移行したからではなく、エネルギー効率が理由なのが、せめてもの救いです。

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ぱそこんどうにゅう こうへん

 注文してから数日後、新しいパソコンが無事に届きました。
今あるディスプレイをそのまま使うつもりで本体のみの購入です。
まずは普通にパソコンを繋いで問題なく立ち上がることを確認した後、
例によってCドライブしかないハードディスクのパーティションを分ける作業です。
リカバリーディスクを一通りCD-Rに焼いた後、OSの再インストールを開始します。
これがいきなり躓きます。これからサポートに電話しまくる羽目になったのです。
OSCDにはRAIDドライバーが入っていないから、
専用のリカバリーCDからのプログラムでインストールする。
パーティションを直接分けることができないから、
Cドライブの領域を減らす手段としてFAT32でCドライブを設定。後からNTFSに変換する。
という奇策で対応することになりました。
次に順番にリカバリーディスクの中身をインストールするはずが、
HPバックアップ&リカバリーというリカバリーCDを作るときにも使ったバックアッパーが
インストール中にエラーを起こしてしまって、入らない。
サポートに何回も電話をして、再インストールも再リカバリーもスキャンディスクも
嫌になるほど試しましたが、結果は駄目。
2日がかりになってまで得られた結論はといえば、
パーティション切りをあきらめるか、バックアッパーを放棄するか。
バックアップは自前でやるわと放り出して残りの環境を整えます。
次に使うプログラムを延々、インストールしてようやく終了。
結局、このパソコンの運用が開始されたのは3日後のことでした。
電話サポートの対応は良好でしたが、えらく手間をかけさせられました。
向こうもさぞかし厄介な客だと思っていたことでしょうが、
仕様書で対応策か回避策が付いていれば済んだことです。

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検証サイト

 パソコンのプログラムはその記述が一字一句でも違うとエラーを起こしてしまうのが常ですが、ホームページを表示するブラウザはある程度融通が利いて、少々の記述ミスは適当に判断してちゃんと表示をしてくれます。たいした技術を持たず手作りの私共のホームページにとってはありがたいプログラムです。
 先日それらの記述ミスを指摘してくれるXHTML-CSS Validator(※1)と、W3C CSS 検証サービス(※2)、それにThe W3C Markup Validation Service(※3)なるサイトを見つけました。早速我がサイトを試してみると、エラーが出るわ出るわ、まあ技術的にはしょうのない事。でもちなみに有名どころのサイトも試してみると、これまたエラーだらけ、そこそこプロ達もちゃんと表示されるか否かに注視するあまり、厳格な規格はおざなりのようでちょっと一安心です。
 一字一句にやかましい一方融通の利くところもあるのは、人間社会に似ています。ファジーさが潤滑油ともなっている面はあるのですが、最近のメーカーのお詫び会見や、政府高官の回答はあまりにその場しのぎ、そこまで場渡り発言でよいのでしょうか。もしこれらを検証するサイトがあったならば、そこからはどれほどのエラー・警告メッセージが吐き出されることでしょう。

(※1) http://www.xhtml-css.com/index.html
(※2) http://jigsaw.w3.org/css-validator/
(※3) http://validator.w3.org/

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喪中

 今年も喪中の葉書が届きます。同世代の方とのお付き合いが多いですから、年々増えてきていると感じられるのも無理はありません。
 そもそも喪とは、親族の死を悼みその人を偲んで家に祝い事を持ち込まず、他の人へも暗を運び入れないことにありますが、今は亡くなった人のことは心に留めるも、現に生ある人が大事との風潮に感じられます。急な親族の死で結婚式を延期する話もとんと聞きませんし、欠席にする話も聞きません。今は年賀状をメールでやり取りする時代ですから、果たしてメールで喪中なにがしをやり取りしているか疑問ですし、昔ながらの風習がいつまで続けられるのかとの思いが頭をよぎります。
 これに限らずいろんな昔の風習は廃れていくばかりで残念なことも多い中で、実はこの喪中に関しては現在の風潮の方が良い気がしています。弔いは弔い、祝いは祝い、亡くなった方も自分を偲んで陰にこもっていることを良しとはしないと思うのですが、いかがでしょうか。

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ライフル銃暴発

 昨日午後に起こったライフル銃による2歳児の死亡事故、ニュースによると「弾は入っていないと思っていた。」 気のゆるみが招いた事故。父親の後悔の念は私には測りしれません。2才と5才といえば、何事にも興味を持つ年頃、十数丁もあれば自然に目に付いているでしょうし、父親は子供達に銃の手入れなどを見せていたかもしれません。事故の部屋を出るときにはその部屋には子供達はいなかったそうですが、もう少し配慮をしていればと悔やんでも悔やみきれないことでしょう。
 父親よりも更に気になるのは長男の5歳児です。2歳児が自分でライフル銃を操作して自分の胸を撃つことはできないでしょうから、この長男がいじっているうちに暴発して弟を死に至らしめたのでしょう。5才ともなれば、自分のしたことの認識は十分にあり、記憶にはしっかりと刻まれたと思われます。自分の目の前で弟が血を流して倒れている。自分が銃を撃った。この心の傷はこの子にとって将来癒されることはあるのでしょうか。
 誰にでもあるちょっとした気のゆるみ、あらためて気を付けねばと思います。12月に起こった事故はこの一年を全て暗転させていまいます。気を引き締めて新しい年を迎えたいものです。

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静電気

 この時期の空気の乾燥は手延素麺の製造には欠かせないものですが、かさかさ肌の私には痒みとの戦いが本番です。それに静電気、車から降りドアを閉める時などは、ビリッときやしまいかと冷や冷やものです。そんな静電気貯蓄体の私と同じ方は、昨日のNHKテレビ、「ためしてがってん」は目から鱗だったことでしょう。
 金属などの導電体は、すばやく静電気を地中にもどすためビリッとくるのですが、木、コンクリート、煉瓦や壁などはじわっと静電気を通すので、ビリッとくることなく静電気を地中に逃すことができ、事前にそれらを介して地面に触れておくことで、あの「ビリっ恐怖」から開放されるという内容です。
 自称電気工学専攻の私も、恥ずかしながら木やコンクリートは不導電体との観念に縛られていました。雷が木に落ちたり、ビルへの落雷は避雷針ばかりでなく壁にもあるとは知ってはいます。でも「ああ、そういうもんなんだ」で終わっていましたが、そこで「ああ、そうなんだ」 そうならば 「それを利用できないやろか?」 と、?が頭に浮かぶか否かが大きな分かれ目だったのです。
 たかだか木製のキーホルダーだけで、車での静電気恐怖は除かれます。しゃれた作りの木製のキーホルダーが、この冬よく売れるかもしれません。

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