静電気

 この時期の空気の乾燥は手延素麺の製造には欠かせないものですが、かさかさ肌の私には痒みとの戦いが本番です。それに静電気、車から降りドアを閉める時などは、ビリッときやしまいかと冷や冷やものです。そんな静電気貯蓄体の私と同じ方は、昨日のNHKテレビ、「ためしてがってん」は目から鱗だったことでしょう。
 金属などの導電体は、すばやく静電気を地中にもどすためビリッとくるのですが、木、コンクリート、煉瓦や壁などはじわっと静電気を通すので、ビリッとくることなく静電気を地中に逃すことができ、事前にそれらを介して地面に触れておくことで、あの「ビリっ恐怖」から開放されるという内容です。
 自称電気工学専攻の私も、恥ずかしながら木やコンクリートは不導電体との観念に縛られていました。雷が木に落ちたり、ビルへの落雷は避雷針ばかりでなく壁にもあるとは知ってはいます。でも「ああ、そういうもんなんだ」で終わっていましたが、そこで「ああ、そうなんだ」 そうならば 「それを利用できないやろか?」 と、?が頭に浮かぶか否かが大きな分かれ目だったのです。
 たかだか木製のキーホルダーだけで、車での静電気恐怖は除かれます。しゃれた作りの木製のキーホルダーが、この冬よく売れるかもしれません。

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