またまた出ました中国加工の食品問題、下痢や嘔吐の症状、子供さんの一人が重体になったほどの殺虫剤の混入ですから事は重大です。これらのニュースに接するたびに不安に思うのは、「可能性は一切ない」とメーカーなり、中国側が主張することです。オリンピックを控え、事が重大なため中国政府も動きを見せているのがせめてもの救いですが、これも結果を見ないと何とも言えません。
検査態勢がその都度問題視されますが、物量からも全数検査は無理ですし、もともとコストを下げんがために中国に依存しているのですから、検査コストを相手側にかぶせようとするのも計り知れます。現に今回もJTフーズは検査をしていなかったと耳にしています。食品、口にするものだから当然安全と思うのはとうの昔、安全にはコストがかかるものとの認識が必要になってきています。
異常を報告している人が400名を越えたそうです。食中毒の症状が食べた直後に出て大きな問題を引き起こしましたが、それはむしろ良かったかも知れません。有害物質が微量で即症状に現れなくてそれがどんどん蓄積され、しきい値を超えた時点で表面化するようなことであれば、もっと深刻な事態で考えただけで怖くなります。