第二次世界大戦末期、沖縄市民の集団自決への日本陸軍の関与が次年度教科書から削除されたことが問題視されている。その事実が合ったか否かは私には分からない。しかし父から子へと話を受け継いできた沖縄の人の気持ちは分かる。健全な人ならばどんな状況であれ「生きたい」と思うのが常だ。手榴弾での自決もあったと聞くが、そもそも手榴弾など軍の関与がなければ手に入らない。
腹立たしいのは、渡海紀三朗文部科学大臣の発言。「教科書会社から訂正申請があった場合、中身を審議会で検討してもらわなければならない。」 そもそも教科書会社から挙がってきた原稿を、所轄の教科書用図書検定調査審議会にかけ、その提言に沿って文言の訂正を強いたことではないのか。
問題が起これば素知らぬ顔で教科書会社に投げる。「秘書が、・・」 「事務所が、・・」 「私が関与しないところで、・・」 毎度の事ながら、実に腹立たしい。