プラスチックゴミが問題となっています。投棄されたゴミはやがて海に流れ込み、海岸に多くののプラスチックゴミが打ち上げられると聞きます。目で確認できる大きさならばまだ良いのですが、更に深刻なのが粉々に砕けた微細なマイクロプラスチックと呼ばれるゴミです。
「食塩」ブランドの9割でマイクロプラスチック(※1)を読むと、肌寒くなります。魚食は肉食に比べ健康に良いとの話も、もはや過去の話になるでしょうし、食塩は料理に欠かせない調味料ですから、「これからは何を食べればいいの」の世界になりそうです。
もちろん便利さを享受した消費者も悪いのですが、各種のプラスチック製品を生み出し大きな利益をあげてきた大会社にもその責任の一端はあります。至急に基金などを創設して、対策に取り組むべきでは無いでしょうか。
直接プラスチックとは関係の無いメーカーも、配慮が必要です。まるで関係が無いと思われる私共の素麺業界も、その一つです。進物箱に50gに束ねられた素麺を並べる際、その形状に成形されたプラスチックのシートを敷くメーカーが多くあります。ずれることがなく、私共のように紙製でその機能を持たせるものに比べ、格段にコストが下がるからです。
今目立った動きは、プラスチック製のストローを止める程度ですが、もっと大きな動きが必要ではないでしょうか。
(※1) https://gigazine.net/news/20181021-microplastic-in-world-salt/