トランプ大統領の思惑で一時は棚上げになっていたTPPですが、アメリカ抜きでの話がまとまり、日本でも年内には国会での批准が行われるとの噂です。
全体を見ているわけではなく、一時は喜んだ著作権の現状維持ですが、批准されると70年に延びてしまいます。こうなると現在著作権が消滅している作者死後50~70年の作品は、いったいどのような扱いになるのでしょうか?
既に個人の手元にある作品への著作権料の請求は難しいでしょうから、新たに出版される該当作品への請求復活と思われますが、著作権切れの著名作を皆に読んでもらおうとボランティアで活躍されている青空文庫は、どうなるのでしょうか。70年を経過した主な作品は既に本棚に挙がっていることでしょうから、しばらくは重箱の隅をほじくるか、手持ちぶさたになることでしょう。
そうならないように、50年を経過した作品をできるだけ多く、しかも速やかに青空文庫化していただきたい。
以上、山本周五郎ファンの、実に身勝手な私のお願いです。