NHKで深夜流している「逃亡者」と「I love Lucy」をビデオ取りで懐かしく観ています。「逃亡者」はハリソン・フォード主演のリメイク版映画もあるので、若者にもお馴染みかも知れませんが、テレビドラマのシリーズは私の年代には懐かしく、毎週かじりつきで観ていたことを思い起こさせます。
デビッド・ジャンセン演じる死刑囚キンブルは、その誠実さ故逃亡の先々で無実を信じる人の助けを得て、危ういところをすり抜けて別の町へと果てしもない逃亡を続けるのですが、シリーズもまた果てしもなく続き、デビッド・ジャンセンと逃亡者は切っても切れないイメージとして定着してしまいました。おかげで彼は有名にはなれたものの、他の映画に出演しても観客からはあまり受け入れられなかったようです。
今をときめくスターのジョージ・クルーニーは、同じように現代のロングランシリーズ「ER」でファンを獲得しスターの座を得たのですが、役として脂ののりきったところで降板できたのが、今の隆盛の要因かもしれません。