学校教育にノートPCやタブレットを導入するケースが徐々に広がっていますね。そんなとき、中学生全員にノートPCを配布した結果、何が起きたのか?(※1)の記事は、事前計画の重要性の参考になります。
物の大切さを教える日本の教育(今はだいぶ変わってきましたが)からは、毎日のようにやってくる修理依頼に辟易することは無いかもしれませんが、無償配布では、物への愛着が薄れるかもしれません。性能が低くクラッシュしたりソフトの立ち上がりに20分もかかる場合があるなどは、当初の計画での技術力のなさでしょう。
ポルノサイトやオンラインゲームサイトにアクセスできないようにするガードソフトも、「12歳のハッカー」にかかればなんの役にも立たず、掲示板で広がったそうです。現代のパソコン世代の子供達を侮ってはなりません。扱いに掛けては教師よりも上かもしれません。
結局行政からの補助金の終了と供に、全品を回収したとのこと。この数年間の成果報告は、どんな内容だったのでしょう。これから導入をお考えの教育機関の方々、緻密な計画が必要です。まず物ありき、使い方は後から付いてくるでは、この場合話になりません。
(※1) http://gigazine.net/news/20140731-give-note-pc-all-student/