旅行記 その7

 遺跡巡りは一日入場券が一人20ドル。必要とて事前に準備した顔写真は、一日だけの場合には不要でした。遺跡近くに車が来ると、道端から人が近づいてきて、あれ物売りかと思えばそれは入場券のチェックなのです。おおむね人数の確認程度ですが、場所によってはパンチを入れたり、券の隅を切り落としたりして確認をしています。
 夕食までには時間があるので、市のマーケットと土産物店をひやかします。市民が普段に利用する市場とのことですが、ゴミはひどいし、臭いもひどく、かなり時代ギャップを感じます。各国の市場を知るメンバーの一人は、「こんなひどいのを見たのは初めて」と感想を漏らしておりました。土産物店は観光地ではどこにでもあるスタイル。ツアー会社と契約して観光客を呼ぶのですが、はなからひやかしの我々相手では、後をついて必死に売り込みをかける女性達が気の毒です。しつこいのはいささかうんざりですが、流暢な日本語を話す彼女たちの努力ぶりには脱帽です。
 夕食はガイドさんのアレンジで、ショーを見ながらのバイキング。ショーはバリ島で有名な、指に長い爪を付けて指先までそらせて舞うダンスです。有名どころの店とみえて、ショーの開幕までにみるみる人で座席がうまります。でもこの手の舞踊はストーリがあってそれを知った上でないと、踊りの仕草も繰り返しで、伴奏のリズムも単調ですので、次第に飽きてきてしまいます。料理にも不平を言うメンバーが多く、それもこれも今日はよく歩いた疲れの性でしょうか。

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