いつもお世話になるインターネットのウェブサイト、運営者は他にはない特徴や見た目の綺麗さで人を引きつけようとします。そこで登場するのがサイトデザイナー。各項目の効果的配置やサイト訪問者を上手に導く工夫されたリンクなどなど。「フラットデザイン」や「ロングシャドウ」など、時の流行も取り入れます。
そして大事なのがカラーリング。同系色で落ち着いた感じを出したり、その逆に目だ立てる配色をしたりなど。配色でそのサイトのイメージが一段とアップします。
ところがそのようなイメージアップを主眼としての色の選択とは全く別の観点から、このカラーリングを考えようとの動きもあります。色覚障害者に優しい色の選択です。障害を持たない人にとっては別の色でも、障害者には同じ色に見えてしまいます。極端な話、背景色と文字色が同じに見えては、一体何が書かれているのかもわかりません。
今デザインを業とする方々の内、どのくらいの方がこのことを意識してデザインをされているのでしょうか。サイトデザイン評価の項目にこの事柄も入れるべきだと思います。