無花粉

 花粉症は今や国民病の一つです。私も時代にマッチした栄えある病人の一人です。肝臓病を患ったこともあり、花粉症に関する薬は一切使っていませんので、春先は人一倍頭痛の種です。
 戦後、荒れ果てた山に杉や檜を植林した人たちは、今の病因となることを知るよしもなかったでしょう。しかし生き物には必ず変異があり、無花粉の杉も檜もすでに見つかっています。それらを栽培して増やそうとのニュース(※1)がやっと出てきました。
 ただ今の木々がそれらと置き換わるには、何十年いや何百年とかかることでしょう。薬やバイオ技術など、直接生体に働きかける技術との先陣争いになるかもしれません。今の急激な技術革新からして後者に軍配が上がりそうですが、私の「自然のままが良い」観点からは、前者の実現が好ましいですね。

(※1) http://sankei.jp.msn.com/economy/news/131211/biz13121110330004-n1.htm

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