消費者を守る番人

 秋田書店の景品数不当水増しの問題、氷山の一角と思われますが、訴え出た元社員の解雇撤回訴訟とそれに対する書店の反論で、まだまだ話題は続きそうです。
 私ががっかりしたのは、消費者庁の担当者のテレビ会見です。「捕まえてやったぞ」との気持ちが見え隠れする私には嬉しそうに見える話し方には、消費者を守る番人の凛とした立場が微塵も感じられません。事ここに至った経緯を書店側の証言を踏まえて、「以前はメーカー側が使ってくれと商品を提供してくれましたが、不況から以後は提供商品が減ったため」と代弁ですが、「~と申していますが、そんなことは読者を裏切る理由にはなりません」と毅然とした態度を示して欲しかったです。

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