連載小説

 今まで読んだことな無い新聞の連載小説ですが、何がきっかけだったか、今朝日新聞の連載、宮部みゆき作、こうの史代画の「荒神」を読んでいます。
 初めての経験で、本で読むのとはなにか違った物を感じています。いえ物語の内容ではなく、その雰囲気でしょうか。原因を推察してみると、自分なりに二つのことが思い浮かびます。
 まず昨日読んでから今朝読むまで丸一日の空白があり、本のように以前の箇所を読み返すこともなく、頭のなかで内容が繋がらなくともそのまま読んでしまうことです。作者にとっては、それでも読み続けさせる筆力が必要ですし、使い方によっては大胆な展開も可能な気がします。
 もう一つは一回の文字数です。挿絵の大小で幾分かの融通は効くのかもしれませんが、それでも文字数は限定されてしまいます。本のようにページの最後が文章の途中で終わったりできないのはもちろんのこと、毎回ある程度のまとまりは必要となります。これは作者にとっては不本意ながら一部を削ったりあるいはその逆だったりと、かなりの気遣いでは無いでしょうか。
 なんてな事を考えながら今朝で30回、どのページに記載と決まっていないので見落として、また最初から紙面を繰って探しだしては楽しませていただいています。

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