アレルギー

 食品の添加物は、食品の質を向上させたり、生産性を向上させたり、見た目のよさで食欲をそそったりなどの効果でよく使われています。ただ人の口に入るものですから、安全性については厳しく精査されています。そんな背景の中、安全とされていたものに問題が出てくるのは困りものです。
 最近の例は、赤色色素のコチニール。アレルギーを引き起こす可能性があると注意が呼びかけられました。認可している経過や全ての人へ影響するわけでないことから使用禁止にも踏み切れず、それを使用しているメーカーも、力のあるところは商品回収に踏み切れるでしょうが、そうでないところは、経費をまかないきれません。
 食品としては、我が「手延そうめん」のように添加物を使用しない自然食品に越したことはないのですが、ことアレルギーに関しては「手延そうめん」も逃れることができません。麺の伸び、腰には欠かせない小麦粉のたんぱく質が要因です。コチニールに関しても精製過程で混入したたんぱく質が原因との報告もあり、人には必要なたんぱく質も、アレルギーでは悪者です。
 アレルギーを引き起こす材料については表示が義務付けられていますが、万人がその材料によりアレルギーを引き起こすわけでなく生活環境でも変わるようなので、まだまだ未知のアレルギー要因があると容易に推測されます。
 消費者庁としてある程度データが集まってから注意を喚起する意味も解らなくはないですが、アレルギーに関してはできるだけ速やかに持っているデータの公表をお願いしたいものです。それにアレルギーに特化した研究機関も欲しいですね。アレルギー体質の私としては特に切望します。

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