遺伝子組み換え

 2003年に出始めた「光るメダカ」が今も輸入・販売がされているとみえ、先日も輸入業者や小売店が改善を求められたそうです。受精卵のDNAの一部を発光くらげのDNAと組み換えた遺伝子組み換え生物ですが、生態系への影響を考え遺伝子組換え生物等の使用等の規制をする法律(通称カルタヘナ法)で認められていないため販売できません。
 遺伝子の組み換えによる生物の販売は国の承認を得なければなりませんが、この分野は今先を争って研究されていることもあり、今現在も色素成分のフラボノイドを改変したバラ2種、ある除草剤に耐性を持った大豆、ある害虫に抵抗性を持ったトウモロコシの四つが許可申請中だそうです。
 科学者にすればメダカは生命科学上使いやすい生物だそうで、その研究過程から生まれた産物であって生殖機能は破壊されているので、生態系に影響はないとはいうのですが、このような最先端技術の産物をどういう根拠で、これは良し、これはだめと判断をするのか、たずねてみたいところです。影響が出てからでは対策は遅きにきしますので、おそらく農水省としても苦慮していることでしょう。

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