昨日お店に意外な来客がありました。
一ヶ月ほど前、若い男女が来られて、「結婚式の引き出物に使いたいので、これこれの予算で木箱入りの素麺はできますか?」とご依頼を受けました。その予算では通常は紙箱なのですが、木箱へのこだわりでしたので、以前保険会社に納めていてその後コストが合わず取りやめていた木箱をお見せしましたところ、後日ご注文をいただきました。その後、「紅白の祝い素麺との詰め合わせはできますか?」とご相談を受け、コストは合わないのですが、おめでたいこと故そのままの価格でお受けしました。
昨日の来店はそのお二人です。菓子包みと共に、「これ、私たちの引き出物です。」と差し出されました。私共が引き出物をいただく所以は全くないのですが、お祝いごとですのでご辞退するのもはばかられ遠慮なくいただきました。
私の年代では何かにつけ「最近の若い者は・・・」と口に出るのですが、こんな律儀な若者に出会うと、まだまだ世の中捨てたものではありません。きっと幸せな家庭を築かれることでしょう。