華氏

 温度の単位に °F と °C があるのはどなたもご存じです。もちろん私も知ってはいますが、華氏は全く使いませんので、32°F = 0°C と相互の換算になにやら式があったなぁとしか覚えていません。ところが先日 -40°F = -40°C の式を見て、同じ数値の温度があるんだと°F にちょっと感心を持ちました。
 考えてみるとどちらも直線目盛りで、お互い平行でなければどこかで交わるので同じ数値になってもおかしくありませんが、更にと Wikipedia(※1)を覗くと、°F 発祥のいきさつが書かれています。それによると
ファーレンハイトは最初、彼が測ることのできた最も低い室外の温度を0度、彼自身の体温を100度としようとし、その間を12等分、更に8等分したとあります。
いかにも生活に密着した発想で、温度の事ですから人の温かみを感じ、これからは華氏で呼ぼうかなと思ったりしますが、一々 F=Cx9÷5+32 と計算するのは面倒でしょうね。

(※1) https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%8F%AF%E6%B0%8F