スマートスピーカー Amazon Echo で、Kindle本の読み上げができるようになったとのことで、早速試して見ました。
Text-to-Speech(テキスト読み上げ機能)が有効である本に限るようで、既に購入して Kindle 端末に入っている本では、何の反応も得られませんでした。そこで Kindle本で¥0で販売されている青空文庫の本を数冊購入し、試して見ました。
「アレクサ、本を読んで」と呼びかけると、一番最後に購入した本の読み上げが始まります。なかなか優秀です。
続いて別の本を試そうと、「アレクサ、『○○(本の名前)』を読んで(又は読み上げて)」。これはなかなか認識してくれません。何度か試す中では、本の名前の前に「Kindle本」との言葉を入れるのが認識度は高いようです。
途中で止めて、再度「アレクサ、本を読んで」とすると、今度は最後に購入した本ではなく、先ほど読みかけの本の続きを読み上げます。
購入した本の一冊は、銭形平次捕物控だったのですが、旧仮名遣い、「せう」「らう」「れう」等をそのまま読みますし、「がらつはち」(子分のガラッ八のこと)には、思わず笑ってしまいました。
一定量を読み込んで音声変換をして読み上げているようで、次の読み上げまで2,3秒の間が空きます。この切れ目が段落単位ではないので、不自然なところで切れ、その続きですから不自然な言葉でまた始まります。
読み上げ速度はかなり速く、集中して聞かないと聞き漏らします。
認識の向上、段落での区切り、間の時間の短縮、読み上げ速度の可変など、今後の改良を待ちたいですね。