ぶりっじばんざい

 問題です。

  K J T 8 4
T 6
A J 9 4
K 6
N
W   E
S
6
A K Q 9
T
A Q 9 8 7 5 2

 Sは頑張って6Cのスモールスラムコントラクトです。WのオープニングリードはダイヤK、スペードで一枚とハートで一枚のルーザーがあります。さあ、あなたならどうやってルーザーを一つなくしますか?

ぶりっじばんざい

 答え(2月28日分)
 

  A K 9 6  
K 5
K Q J 5 4
Q 2
Q J 5 N 7
Q T 8 6
W E  
A J 9 4 2
9 8 T 6 3
J T 9 7 S K 8 5 4
  T 8 4 3 2  
7 3
A 7 2
A 6 3
 

 すぐにAで取って、切り札スペードを狩ろうとしませんでしたか? 左図のハンドではそうしてもスペードをフィネスすれば、強いダイヤでルーザーの内の二枚を処理できますので大丈夫ですが、安全プレイの点では問題です。
 このハンドでは切り札スペードの別れが悪い場合に、Wからハートをリードされると困ります。そこでWの手に入らなくすることが安全手段です。最初のクラブKはダックし、二度目のクラブを取ります。切り札狩りではEの手に入っても構いませんので、必ずフィネスをすることが重要です。相手に4枚のカードがあるときには、2-2の別れの確率がたかいので、安易にスペードA、Kと取ってしまうと、このハンドのようであればダウンは避けられません。

ぶりっじばんざい

 問題です。

  A K 9 6
K 5
K Q J 5 4
Q 2
N
W   E
S
T 8 4 3 2
7 3
A 7 2
A 6 3

 コントラクトはSの4スペードです。WはクラブJをオープニングリードしてきます。ダミーからQを出しあわよくばを狙ったのですが、EはKをかぶせてきました。Sにいるとしてプレイプランを立ててください。

ぶりっじばんざい

 答え(2月14日分)
 

  9 4 2  
K Q 7 4
6 5
A Q 8 7
A K 7 5 3 N J 6
T 6 3
W E  
J 9 6 2
J 9 4 T 8 7 2
6 5 S K 9 3
  Q T 8  
A 5
A K Q 3
J T 4 2
 

 スペードの4と2がダミーに見えていますので、Wのスペードは最悪5枚でEのスペードは2枚です。クラブのフィネスがもし失敗したならば、Eからスペードを返されてあえなくダウンです。
 2トリック目でスペードを出せばどうでしょう。Wには他にエントリーがありませんので、スペード4枚をこの時に取らざるをえません。Eの手を見てください。Wがスペードを取りきるとき、ハート、ダイヤの4枚スートを崩すことになり、Sは労せずして、9枚目のトリックを取ることができます。
 Wのハンドが5-4-4-0の時にはこううまくは運びませんが、その時にはクラブのAを取ったとき、今度はWが困ってしまい、Sはコントラクトをメイクすることができます。

ぶりっじばんざい

 問題です。

  9 4 2
K Q 7 4
6 5
A Q 8 7
N
W   E
S
Q T 8
A 5
A K Q 3
J T 4 2

1D Pass 1H Pass
1NT Pass 3NT All Pass


 コントラクトはSの3ノートランプです。Wはスペード5をリード、EのJをQで取ります。この時点で取れるトリックを数えてみると8トリックで、1トリック足りません。コントラクトのメイクにはクラブのフィネスが有力ですが、何のことを思ったかSは、相手のリードしてきたスペードを次にリードしました。さて、この意図を考えてみてください。

ぶりっじばんざい

 答え(1月31日分)
 

  A Q T  
J 9 2
K J 6 5 3
K 7
5 2 N J 9 8 7 6 4
K
W E  
7 4 3
A 9 7 2 Q T 4
A Q J T 9 3 S 8
  K 3  
A Q T 8 6 5
8
6 5 4 2
 

 すでに3トリック取られましたので、これ以上取られることはできません。そのためには切り札ハートでのルーザーは許されず、コントラクトをメイクできるケースは、EにハートKがあるか、またはWの手にシングルトンKがあるかのいずれかです。そのどちらと判断するかで、プレイは変わってきます。
 そこで考えてみるのは、4トリック目でのWのリードです。普通ならばもう一度クラブをリードして、Eのオーバーラフを期待するところですが、それをしなかったのはオーバーラフが無理と判断しているに違いありません。
 そう考えると、スペードを取った後、WのシングルトンKを見越して、ハートAを取るのが論理的といえます。

ぶりっじばんざい

 問題です。

  A Q T
J 9 2
K J 6 5 3
K 7
N
W   E
S
K 3
A Q T 8 6 5
8
6 5 4 2

1C Dbl 1S 4H
All pass      


 コントラクトはSの4ハートです。WはオープニングリードでクラブAを取り、Eのクラブ8を見て、クラブ3を続けます。ダミーからのKをEは3でラフ、更にダイヤ4のリードをWがAで取ります。
 次のWのリードはスペード5。さてSのあなたはこの後どうプレイをしますか?

ぶりっじばんざい

 答え(1月17日分)

  J 6  
Q 6
A Q J 4
J T 9 6 2
A 9 8 7 4 3 N K 2
W E  
A 7 5 3
9 7 6 2 T 5
A K 5 S Q 8 7 4 3
  Q T 5  
K J T 9 8 4 2
K 8 3
 

 スートコントラクトですので、例によって取られるカードの枚数を数えてみると、スペードで2枚、ハートで1枚の計3枚ですから、コントラクトは容易だとクラブのAをラフ後、すぐに切り札狩りをしてしまいそうですが、それは危険です。
 Wがスペードをリビッドしていることから、スペードの別れは6-2でしょうから、ハート2順目をAで取られスペードをリードされると、スペードの3順目をラフされて思わぬダウンを期す可能性があります。
 クラブのAをラフした後、ダミーの切り札Qがガードをしているうちに、スペードを負けにいくのが、このハンドでは必須のプレイです。

ぶりっじばんざい

 問題です。 

  J 6
Q 6
A Q J 4
J T 9 6 2
N
W   E
S
Q T 5
K J T 9 8 4 2
K 8 3

1S Pass 2C 2H
2S 3H Pass 4H
All Pass      


 コントラクトはSの4ハートです。WはクラブAをオープニングリードしてきました。プレイプランを立ててください。

ぶりっじばんざい

 答え(1月3日分)
 

  K 8 2  
A 9 5
J 4
K Q T 7 4
7 6 4 N T 9 5 3
J 7 6 3
W E  
A K 8 T 9 7 6 5 2
9 6 5 S A 8 3
  A Q J  
K Q T 8 4 2
Q 3
J 2
 

 スートコントラクトですから、まず取られるトリックの数を数えます。ダイヤで2枚、クラブで1枚ありますから、他では取られてはなりません。切り札ハートも9枚有り、相手の別れも1-3あるいは2-2のいずれかである確率が90%以上ですから、スペードを取った後、切り札を上から順に狩れば、ほとんどの場合は大丈夫ですが、0-4の場合も考え、安全にプレイすることが必要です。
 E、W、どちらがボイドであってもフィネスができるようにすれば安全で、まずはKまたはQを取ります。どちらの手からもハートがでれば、上から2枚または3枚で狩りきることができますし、このハンドのようにEがボイドならば、ダミーに向かってフィネスすることができ、逆にWがボイドならば、ダミーから手に向かってフィネスすれば、10トリック取れてコントラクトはメイクします。もし安易にAを先に取ったりすれば、1ダウンは免れません。