ぶりっじばんざい

 問題です。
 

  K T 8 4  
A K 6 2
J 9 5 4
5
A 3 N 5 2
J T 7 6
W E  
Q 8 5
Q T 8 2 7
J 7 4 S A K Q T 6 3 2
  Q J 9 7 6  
4 3
A K 6 3
9 8
 

 コントラクトはSの4スペードです。Wはパートナーがビッドしたクラブの4をオープニングリードします。EはQで取った後、シングルトンのダイヤ7をリードしてきました。
 四人のハンドが見えていますが、スペードで一枚、クラブで一枚、ダイヤで一枚と更にラフされる一枚が見えていますので、難しいハンドです。コントラクトをメイクする手順を考えてみてください。

ぶりっじばんざい

 答え(7月18日分)。
 

  T 6 2  
9 5 3
Q J 8 6
8 6 4
J 8 3 N Q 9 7 4
K T 2
W E  
J 8 7 6 4
T 9 7 4 2 5
5 S T 9 3
  A K 5  
A Q
A K
A K Q J 7 2
 

 ダミーのダイヤQ、Jが使えれば話は簡単です。そこでオープニングのリードをAで取り、あえてダイヤKをリードしEにラフをさせます。
 後は簡単、ダミーのクラブ8がエントリーとなりますので、たやすくスペードとハートのルーザー二枚の処理ができます。
 
 実際はEはエキスパートで、すぐにも切り札を狩りきらないことから、ダイヤはSがブロックしていることを見抜き、もくろみのようにはラフしてくれず、あえなく1ダウンをきしました。

ぶりっじばんざい

 問題です。
 

  T 6 2  
9 5 3
Q J 8 6
8 6 4
J 8 3 N Q 9 7 4
K T 2
W E  
J 8 7 6 4
T 9 7 4 2 5
5 S T 9 3
  A K 5  
A Q
A K
A K Q J 7 2
 

 Sの手を見るとスラムをねらいたくなります。当然のことのように、コントラクトはSの6クラブです。
 Wはダイヤ4をリードしてきました。
 4人のハンドを見ると、ハートのKは悪い位置にあり、スペードのルーザーの処理もままなりません。さて、コントラクトをメイクする良い手だてはあるでしょうか?

ぶりっじばんざい

 答え(7月4日分)。

  J 7 5 3
A Q 6 4 3
6
K Q 9
N
W   E
S
A K T 3
A K Q J 7 5 3 2
A

 カードの別れが良いとして、今回E-Wの手は関係ないので省いています。
 切り札、ハート、クラブは何の問題もありませんので、スペードのルーザーの処理をどうするかです。最初のハートのリードで一枚は処理ができますが、もう一枚の処理に困ります。もう一度ダミーの手に入る方法があれば簡単なのですが、それは無理です。
 方法としては、最初のハートをフィネスする、スペードJでフィネスをする、が考えられますが、実はもっと確実な方法があります。
 オープニングリードのハートをAで取り、手からはクラブAを捨てます。次にクラブK,Qでスペード二枚を捨てます。実に簡単ですね。

ぶりっじばんざい

 問題です。

  J 7 5 3
A Q 6 4 3
6
K Q 9
N
W   E
S
A K T 3
A K Q J 7 5 3 2
A

 コントラクトはなんとSの7ダイヤモンドです。Wはハート2をオープニングリードしてきました。1トリックも落とせません。Sとしてどうプレイしますか?

ぶりっじばんざい

 答え(6月20日分)
 

  T 7 6 5 4  
7 6 2
A K Q
7 3
Q J 3 N
4
W E  
K Q J T 9 8
J T 9 5 6 3 2
K T 8 6 2 S Q 9 5 4
  A K 9 8 2  
A 5 3
8 7 4
A J
 

 EのビッドからWのハートは明らかにシングルトンです。ここがポイントで、Wの手に入れればハートが返ってこないことを利用します。
 手順は、次のスペードは狩らず、ダイヤ三枚を取った後クラブをリードします。Eのローを見て、Jをプレイ。WはKで取りますが、クラブかスペードしかリターンできません。クラブならばAで取り、スペードKを取って再びEの手にスペードで入れます。ダイヤかクラブしかリターンができませんので、ダミーまたは手の一方でハートを捨てれば、コントラクトはメイクします。最初のリターンがスペードならば、これを取りクラブAを取った後で、スペードでEに手を入れます。
 先に二枚スペードを狩ってしまうと、最初にEに手を入れたときスペードを取られた後にクラブで手を戻されると、ハートの処理ができなくなってしまいます。

ぶりっじばんざい

 問題です。

  T 7 6 5 4
7 6 2
A K Q
7 3
N
W   E
S
A K 9 8 2
A 5 3
8 7 4
A J

2H 2S Pass 4S
All pass


 Eのウィーク2Hビッドの後、コントラクトはSの4スペードに決まりました。Wはハート4をオープニングリード、切り札の分かれが良ければ、ハートで二枚とクラブで一枚のルーザーでコントラクトは安全ですが、オープニングリードをAで取って、切り札を狩ろうとスペードAをリードすると、Eはハートを捨てました。この結果スペードで一枚のルーザーが出ることになります。さてコントラクトをメイクするには、この後どうプレイしますか?

ぶりっじばんざい

 答え(6月6日分)
 

  Q 7 2  
T 8 7 5
A T 3
A Q J
J 9 5 N K T 8 3
9 4
W E  
A 2
9 5 4 2 K Q J 6
9 5 4 3 S T 6 2
  A 6 4  
K Q J 6 3
7 8
K 8 7
 

 減らせられるルーザーはスペードだけで、その手段はEからスペードをリードさせることです。
 オープニングリードのクラブ2を取った後、切り札ハートAを追い出します。Eはこれを取り、ダイヤKをリードしますが一度ダックして次のダイヤQをダミーのAで取ります。切り札を狩りきった後、クラブ三枚を取ります。ここでダミーからダイヤの10をプレイすると、EはJをかぶせますがこれをラフせず、スペードを捨てます。
 Eはスペードかダイヤをリード(もしくはクラブ)するほかなく、スペード以外ではラフアンドスラフでスペードのルーザーを捨てることができますし、スペードリードでは、Qが生きますのでコントラクトはメイクします。

ぶりっじばんざい

 問題です。

  Q 7 2
T 8 7 5
A T 3
A K Q
N
W   E
S
A 6 4
K Q J 6 3
7 8
K 8 7

 コントラクトはSの4ハートです。Wはクラブ2をオープニングリードしてきました。ビッドからみてスペードKはEの手にあるので、スペードで二枚、ハートで一枚、ダイヤで一枚のルーザーがあり、このままでは1ダウンです。さてどの様にプレイをしますか?

ぶりっじばんざい

 答え (5月23日分)。
 

  A 7 4 3  
J 7 4
5
Q T 8 5 3
J 6 2 N K Q 8 5
9 8 3
W E  
5
K 9 6 2 Q J 7 3
A 9 7 S K J 4 2
  T 9  
A K Q T 6 2
A T 8 4
6
 

 ハートをリードされると、一回はラフできても二枚のダイヤのラフは諦めざるを得ません。オープニングリードをAで取った後、スペード9をリードし、Eに取られます(エントリーを残す意味と続いてダイヤを攻めてきたときには、手に戻る手段ができたので、二度ダイヤをラフできるようになるからです)。
 Eの最善手はクラブをリード、WはAで取り、方針通りハートをリードしてきます。ところがこのハート、幸運にも今回もこの次もダミーで取れてしまうのです。
 ダミーからダイヤQをリードし、EがKをかぶせますが無視してダイヤを捨てます。ダミーにはエントリーがまだ二つありますから、クラブ10にEがJをかぶせればラフし、残りのクラブでルーザーのダイヤを捨てればコントラクトはメイクします。
 ここで一つ疑問が湧きますよね。そう、最初にハートの3をリードしていればどうだったか。その時にはディフェンス側に軍配です。そうブリッジは奥が深いのです。