知識は不安をぬぐってくれます

 現時点、東日本大震災での最大の関心事は福島第一の原子力発電所です。津波など起こってしまったことは復興の手立てに注力できますが、原子力発電所については現在まだ進行形で、目に見えない放射能の飛散が始まり、不安が不安を呼びます。
 不安を払拭するのは知識を持つことですが、テレビに登場する学者さんの多くは、ディレクターの支持に流されているのか、学者さんにありがちな素人への説明ベタのせいか、我々が知りたいことに手が届きません。
 ネットにはがせねたも出回りますが、知り得べき知識も豊富です。以下は私が見たサイトです。意味の無い不安を抱かずに済むよう一読をお勧めします。
 福島第一1号機の構造とその事故解説(※1)とその和訳(※2)です。--事故初期時点ですが、テレビの解説より詳細です。ただ専門家の解説ですから安全志向です。
 福島原発事故の真相(※3)--まったく逆、ジャーナリストの見識です。ただ起こったことへの対処はみられません。
 そもそも放射線(※4)とは何かの基礎知識です。--この知識は最低限必要です。
 そして風によって運ばれてくる放射性物質から身を守るいろいろな注意事項を解説する放射線医学総合研究所(※5)のホームページです。--体にくっつけたままにしないこと、体の中に取り込まないようにすることが大切です。

(※1) http://bravenewclimate.com/2011/03/13/fukushima-simple-explanation/
(※2) http://bravenewclimate.files.wordpress.com/2011/03/fukushima_explained_japanese_translationv3.pdf
(※3) http://diamond.jp/articles/-/11514
(※4) http://www.newtonpress.co.jp/newton/radiation/pdf/Newton_radiation.pdf
(※5) http://www.nirs.go.jp/index.shtml

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早い復興を望みます

 インターネットは便利なものです。今このブログはソウル、ホテルSHILLAの一室で書いています。今日本では大変な時期になんとのんきに旅行なんて、とお叱りをいただくかもしれません。かつて例をみないマグニチュード9(昨日8.8から修正されました)の揺れと、その揺れ以上に大きな被害をもたらした津波のニュースは釜山で聞き、我々一行のメンバーはそれぞれ関係する人の安否とその状況を確認すべく、携帯電話を掛けまくりましたが、関東以北は全くつながらず、かろうじてメール連絡が付く程度でした。
 釜山ではNHKのBSが入り、ソウルではNHKの他に民法2局の受信が可能で、ホテルに着くなり皆各部屋でテレビにかぶり付きの状況です。初期にはテレビよりも各自のメール情報の方が現場の状況に詳しかったのですが、その後詳しい状況がわかってくるほどに、皆の表情も曇るばかりです。
 韓国の人は、「日本、心配ですね」と声をかけてくれますし、「これほどの状況なのにみんな冷静で、韓国よりずっと進んでいる感じです」とも言ってくれます。
 私は先日、日本の原子力開発は必至だと書いたてまえ、福島原子力発電所の様子が心配です。炉心溶融が起こるとは思いもしませんでした。海水を注入して最悪の事態は回避しているようですが、人への軽い汚染も報道されています。原子力発電はすでに日本の電力供給の大きな部分を占め、東京電力は計画停電に踏み切るニュースが流れています。原子力発電への反発がさらに広がるかもしれませんが、この経験をさらなる技術開発へ生かしていただきたいと私は思います。
 地震発生から4日目となり詳しい被害の状況も分かったきました。韓国の人が言う冷静さと、アメリカの新聞が感心する我慢強さでこの難局を乗り切ってもらいたいです。

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三卯大祭

 私どもの氏神さまでもある近くの大神神社では、明後日、3月13日に「三卯大祭」が斉行されます。「卯の年」「卯の月」「卯の日」、卯が重なる12年に一度の日です。
 神社が発行する会報によれば、崇神天皇の御世、卯の月卯の日に天皇おんみずから八百万神に卜問いして、神意を伺われたとき、倭迹迹日百襲姫命(やまとととひももそひめのみこと)に神がかりして「天皇何ぞ国の治まらざるを憂うる。若し能(よ)く我を敬い祭らば必ず平らぎなん」と大神神社の大神・大物主神が自称り出られたのが、そもそもの始まりとか。
 「卯」は、字源的に門を開いた形を表し、陽気が地中より出ることを意味するそうです。時刻では朝6時・日の昇るころ、方向は日の差し上る東方、そして季節は万物が萌え出でる春。そしてそして3月13日はくしくも娘の誕生日。
 今年は良いことが起こりそうです。いやぁ~起こってほしいですね。今の閉塞感から陽気がぱぁ~と立ち上るように。

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別の観点からも見てみよう

 京都大学で発覚した入試問題のネット投稿事件は、あまりのマスコミの騒ぎ方に犯人の自殺を懸念した方もおられましたが、無事(?)に容疑者逮捕となりました。
 その後に入試を行う大学は、この事件を受けて同様の事例を食い止めるべくそのことのみに必死ですが、この機会に若者の教育に携わる人々は、別の観点をもった大前研一氏の「大学・文科省が検討すべき入試制度(※1)」にも耳を傾けるべきでしょう。
 事件発覚直後、その道の識者は一人の犯行では無理だと解説し、テレビでもカメラつきのメガネを持ち出して、犯人の手口を見つけたとばかりの取り上げ方でした。供述通りの単独犯行とすれば、無理だとされる芸当をやってのけているわけで、その技能では入学志願者のなかで特別優秀だともいえます。企業によっては求めたい人材かもしれません。
 物事はどうしても一つの観点から見てしまうことが多く、それが定着すればなおのことそこからの脱却は難しいものです。大前氏の提言は、教育関係以外の者にも、もう一度他の観点から物事を見てみよう、とも受け取れます。

(※1) http://blog.goo.ne.jp/ohmaelive/e/125d0dfa53ab6bc1195ca949eed196a8?fm=rss

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雛人形は早く片付けましょう

 昨日、雛人形を片付けました。「いつまでも飾っておくとお嫁に行き遅れる」という言い習わしも関係しています。どうしてこういった言い習わしが出たかは、NHKの「気になることば(※1)」などに説明されています。
 読んでいただければ分るのですが、もともとは人の穢れを人形(ひとがた)に託し、川や海に流す習慣から来ているようで、人形を片付けないといつまでも穢れが残ってしまうということのようです。
 確かに昔は結婚適齢年齢も低く、結婚が遅いと人の口がうるさかったものです。今は晩婚を穢れとは誰も言いませんが、気にしていないとはいえず、「婚活」なる言葉が取り上げられのもその一端です。
 結婚年齢が高いのは、それだけ子を生む時間的制約もあるわけですから、「少子化」の根は晩婚にあると言えます。「子供手当て」が少子化対策にまったく機能しないとは言いませんが、結婚して子供を生んでも働ける環境づくりのほうが優先されるべきでしょう。
 雛人形を誰よりも早く片付けるべきは、政府ではないでしょうか。

(※1) http://www.nhk.or.jp/kininaru-blog/73996.html

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いよいよ開業、九州新幹線

 いよいよこの12日に迫った九州新幹線の開業、経済効果を求めて今旬の話題です。途中駅の地域では何とか素通りは避けたいとその対策に必死です。素人目に見ても、地元負担金にそぐうかどうかは別にしてその経済効果は大きいことでしょう。
 各旅行業者もこのときとばかりの積極営業。日本の業者ばかりではありません。特に韓国の業者が目立ちます。ひょっとして今回の開業を最も喜んだのは、韓国の業者かもしれません。ゴルフ不況で売りに出されたゴルフ場、安くたたかれ多くのゴルフ場の経営権が代わりました。韓国系が有する九州のゴルフ場は22と聞きます。ホテルも9つだったでしょうか。
 中国や韓国の企業が日本の不動産を買い求めていることには賛否両論です。危惧する声もあれば、不動産は持って帰れない、それよりも人が来てくれるほうが効果があるとの声もあります。結果はしばらくしないと現れないでしょう。
 2年後、状況はどうなっているか楽しみです。東西格差ができた九州、日豊本線側がどのような手を打ってくるか、それも興味があります。

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みつごのたましい

確定申告の期限があと2週間。
毎年のことながら結局出来上がるのがぎりぎりになってしまいそうです。
追い込まれないとペースが上がらないんですよね。
夏休みの宿題以来の伝統です。

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入試問題ネット投稿事件

 去る26日京都大学で発生した入試問題のネット投稿事件、時代が進めば思いもよらぬ手口が登場するものです。悔しいのはこれを受けて調べ、うちにもあったと発表の各大学。2月8日同支社、2月11日立教、2月12日早稲田。発覚しないのでしめしめと、次々受けた大学で行った一人の犯行でしょうか?
 今朝の朝日新聞による専門家の分析では、問題の文章を携帯電話のキー打ちで済ませるのは困難、カメラによる画像転送ではないか、との推理です。となると今の小型カメラでは通信範囲が限られ、協力者の存在も示唆しています。いずれにしろこの手の犯罪はすぐに足がつくので、試験合格はおぼつかないことでしょう。
 それよりも私にはなじみの無い「Yahoo知恵袋」、こんなにも早く回答が寄せられるとは驚きです。分らないことがあったら試してみようとの思いにもなりました。ただ、京都大学の例で、寄せられた回答のベストアンサーさえも正答には程遠いといいますので、とんだ笑い話です。
 当該大学では今後の対策に頭の痛いところですが、部外者としては「新作落語の良いねたを紹介してくれたな」程度でしょうか。

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遺言は、あらゆる状況を網羅しておきましょう

 昨日のニュースの中で私の関心を引いたのが、相続に関する最高裁の初判断です。複数の子をもつ親が一人の子供にだけ相続させる遺言を作ったところ、その子供が親より先に亡くなったのです。普通ならば相続はその子供の子供、親から見れば特定の孫に受け継がれそうですが、法律にその規定は無く、他の子供からの訴訟で「原則として引き継ぐことはできない」との判断が下ったとのこと。
 法律には抜けているところがいっぱいあるのですね。いまさらながら無駄なエネルギーが費やされている感じです。遺留分だけとなると額はかなり減りますから、こういう訴訟も起こって当然でしょう。でもどうして一人の子供にだけ全財産を相続させる遺言に至ったのか、家庭内事情も他人事ながら知りたい気がし、ある意味恥をさらす訴訟かもしれません。
 財産などほとんど無い私には関係の無いことですが、今の時代特に親から子へと死亡する順が決まっているわけではありません。たくさんの財産をお持ちの方、自分の財産を特定の子供に相続させたい場合には、考えうる状況を網羅した遺言を作っておいてください。

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Is Your Computer a Boy or a Girl?

 私もついつい試してみました。いろんなブログで取り上げられていた「Is Your Computer a Boy or a Girl?」です。元ねたはこちらのブログ(※1)のようです。
 記されているように「CreateObject(“SAPI.SpVoice”).Speak”I love you”」とテキストエディターに書いて、マイクロソフトのVisual Basicスクリプトとしてファイル名に「.vbs 拡張子」を付けて保存し、それを起動(ダブルクリック)するとコンピューターが「I love you」と話してくれます。このとき女性の声か、男性の声かであなたのコンピューターがBoyまたはGirlかが判るという訳です。
 私のWindows7はGirlでした。
 これは使えます。ネイティブスピーカーの発音ですから、コメントの一つにあるように、「この単語の発音はどうなんだろう?」とか、リスニング力を視てみたいときなど、上記の「I love you」の代わりにその単語や文章を入れればよいのですから、簡単です。
 早速、Time(※2)の記事の一つをコピペして試してみました。は、は、は、まったく聞き取れませんでした。

(※1) http://izismile.com/2011/02/04/is_your_computer_a_boy_or_a_girl_1_pic.html
(※1) http://www.time.com/time/world/

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