何度も案内をいただくのですが出席できずにいた中学校の同窓会に、昨日出席してきました。顔は見覚えがあるのですが名前が全く出てきません。
宴席に出席いただいた先生の一人がこう挨拶をされます。
「この歳になると、病気を自慢げに話す人が多い。私は嫌いだ。何かにつけ『歳ですから』との言葉が出る。嫌いだ。そして自虐的な話し方をする。これも嫌いだ。私はこれら嫌いなことを一切口にせず、常に前向きに生きたい。皆さんもそうあって欲しい。」
その前に挨拶された先生が、終始現在置かれている病状の話でしたから、「ちょっと気まずいかも」と思いながら聞いていましたが、確かに「前向き」は歳に関係なく必要だとの話には共感です。ただ病気の話も、『歳ですから』も、自虐的な話し方も、その裏に「現状はそうだが、いやそう思われているかも知れないが、決して負けてないぞ」との情熱が隠れているとの思いがします。
私も自虐的な話し方をよくしますので先生から見れば失格ですが、「裏に何か隠れているかも」と疑ってお読みいただければありがたいです。
辞書に思う
アメリカのテレビドラマを見ていると、本筋とは離れたところでこんな会話がありました。
離婚した夫婦と12歳の一人娘、親権は父親が持っています。常々娘との時間が許されなく不満の母親の要望(?)で、隔週の週末は母親と過ごすことになります。
娘 「判った、じゃあ明日友達のパーティーに行っていい?」
母 「せっかく一緒にいられるんだから、二人で映画を見に行くのはどう?」
父 「パパもその方がいいと思うよ」
娘 「判った判った、じゃあ映画の時間、検索して調べるね」
今は12歳で既にネットが生活の一部です。言葉の意味一つ調べるのにもネットです。
昔知り合いのお宅に伺って、本棚にプリタニカなどの辞書がズラッと並んでいると「すごいな」と思ったものですが、そんな高額辞書の世界はどうなっているのでしょうか。
ネットで手軽に言葉を検索できるとは言え、その正誤については保証されるものではありません。その時代その時代の言葉を正確に後世に残すのは、やはり印刷された辞書でしょう。高額辞書ならずとも普通の辞書の編纂者も今の時代、売り上げと使命との板挟みなのではないでしょうか。
サーバー移管
サーバー移管の顛末です。
今まで利用していた nifty が昨年12月にメールデコードサーバーを停止し、フリーのホームページスペースもこの9月に廃止とのことで急遽移管をしたわけですが、ネット経由の契約や独自ドメインの取得もすぐにでき、送られてきたパスワードを使って FTP ソフトでのアップも順調に済みます。cgi は今までのシステムと異なりますので変更に手間取りましたが、なんとかこなせました。
ですが、この際だから今までできなかった安全なデータのやり取りの ssl も導入しようとしてつまづきました。さぞかし「素人」と思われたでしょうが、何度ものメールの問い合わせに親切に返事をいただき助かりました。が、なかなか url の前に適応サイトを示す鍵アイコンが表示されません。最終的に分かったことは、関連するリンク先が ssl 対応になっていないと、自らのサイトが適応していてもダメだということでした。
容量に余裕があるので、次にスマートフォン対応もやろうと試みます。今までのサイトをそのまま移しましたので、そのままではスマートフォン対応にはしようがなく、別ファイルで対応です。.htaccess ファイルが使用でき、トップページにアクセスしていただいて解像度が640px以下の場合にはそのファイルにとぶようにはしたつもりです。
一度トップページにアクセスをしてみてください。
よくホームページ作成の営業メールが届きますが、独自にやってみるとそれらの会社が多いのもうなづけます。でもそれをやると当店の方針に合いません。次はレスポンシブに挑戦です。
検索を便利に
ブラウザで「検索」をしない方はほとんどおられないでしょう。でも検索を自分用に便利に設定されてない方もまだおられるようです。
既に語り尽くされていますが、よく使われている google chrome を例に、もう一度確認してみましょう。chrome は url 欄に検索語を入れるだけで google検索をしてくれるので便利です。でも他の検索サイトででも検索できるように標準で設定されています。
右上の通称ハンバーガーアイコンをクリック→設定 検索項目の「検索エンジンの管理」をクリックします。そこに表示される「規程の検索設定」が標準で設けられている検索サイトです。Yahoo! JAPANやBing もあります。二項目がキーワードで三項目が実際の url です。たとえば Yahoo で検索したい場合には、url 欄にまずキーワード(この場合 yahoo.co.jp)といれスペース、続いて検索語を入れます。
「その他の検索エンジン」の下部に追加枠があり、自分用の検索サイトも追加できます。例えば、郵便番号から住所あるいはその逆を調べたいとき、三項目順に「郵便番号←→住所」「zip」「http://yuujirou.enia.co.jp/zips/search?pref=&key=%s&submit.x=0&submit.y=0&output=1&ooguchi=yes」と入れます。と、例えば google chrome の url 欄に、zip 奈良県桜井市 と入れ Enter すると桜井市の郵便番号一覧を見ることができます。
キーワードは分かりやすく短いのが便利です。標準の yahoo.co.jp や bing.com も長いので、yahoo 、bing に変更しておきましょう。ちょっとの手間で便利になります。もしあなたがまだならば、即実行です。
おっと、一つ忘れていました。自分用の検索サイトの url は、当然自分で見つけなければなりません。検索サイトに行き、検索語を入れて表示、そのときの url で入れた検索語の部分を %s に置き換えたのが、記入する url となります。もう一つ私の例をあげておきましょう。「台風進路」「typ」「http://www.imocwx.com/typ/typ_%s.htm」。url 欄に typ 18 と入れ Enter すると昨年の台風18号の進路が見られます。ちょっと気が早いですが今年の台風の進路予想確認に使ってみてください。
覆面算
久しぶりに覆面算です。0~9の数字を一回ずつ使って、三桁数+三桁数=四桁数 を作ってください。例えば次のような覆面算です。
東 大 寺 |
+ 二 月 堂 |
|
お 水 取 り |
でも全て違う文字ですから、一つ答えが見つかると寺と堂を入れ替えてもよく、同様に大と月、東と二を入れ替えてもよいので多くの答えが得られます。そこで今回は、条件に合う最小の三桁の数、最大の三桁の数、最小の四桁の数、最大の四桁の数を探し求めてみてください。
マイナンバーカード システム障害
先週市役所に出向いた折に、マイナーバーカードについて問い合わせてみました。昨年マイナンバーの通知が届き、同封の書類でマイナンバーカードの申請をしたにもかかわらず3ヶ月経過しても何の連絡もないので、なにか手違いがあったのかと危惧してのことです。返事は、「市役所には届いていますが、順番に通知をさせていただいていますので、しばらくお待ちください」とのことでした。
ところがニュースでは、「システム障害」の文字が躍ります。市役所も正直に言えばよいのにとの思いです。ニュースを読むと、大きなお金が絡むシステムですから、数社に区分して分割発注をしているとのこと。一社に絞るとなにかと批判されることを避けてのことでしょう。
しかしシステムを分割すると、取りまとめるための仕様を極めて緻密にしておかねばなりません。万一障害が出た場合に、何処に問題があって、何処に責任があるのか、発注仕様書に漏れがあるとどの社へも責任を認定できず、修正に新たな出費が伴います。今回のマイナンバー制度で新たに誕生した天下り組織(?)にその取りまとめができる能力があったのか、すこし疑問に思います。
それすらも丸投げしていたとすると、例によって誰も責任取らない結末となるのでしょう。1月には障害報告があがってきていたそうですので、この2ヶ月でクリヤできないのには、公にはできない不手際の臭いがします。スクープ記者さんの出番ですね。
飛鳥 むかしむかし
朝日新聞での愛読の一つ、「飛鳥むかしむかし」が、今朝116回で完となりました。最後の締めくくりは、倭建命(やまとたけるのみこと)が故郷を偲んで詠んだ歌
やまとはくにのまほろば
たたなづく あおかき
やまごもれる やまとしうるはし
でした。終わってしますのは残念ですが、116回という回数、よく続いたものだと思います。発掘を通して埋もれた歴史を紐解いてゆくと、語る事柄が尽きないのでしょう。
それにしても多くの人が考古学へ興味を持つのはなぜでしょう。発掘で新たな発見があると現地説明会が開かれますが、その際には多くの人がこの田舎に来られ、長蛇の列を作られます。この地に住んでいると、そんなに大きな出来事でもないのにと思う事例でも、雨なのになぜこんなに多くの人? と驚きます。
古代にはロマンがあると言いますが、それは現在社会では感じ得ない古代人の生活や人生観を感じるということなのでしょうか。
私などは、知らないことを知る楽しみの一つ程度なのですが、こんなことを書くと、考古学ファンにどやしつけられそうですね。
ファイルの受け渡し
先日、ホームページの移設のためサーバーを借りた話をしました。もちろんホームページを公開するためですが、別にちょっとしたメリットを見つけました。
今までパソコン間の個人的ファイルのやり取りは、usbメモリーやdropbox google drive などのウェブ上の無料のクラウドを利用していましたが、サーバーで許された容量が十分すぎるくらいありますので、そこを経由してやり取りするようになりました。もちろんホームページスペースのフォルダーでは誰もが見ることができますので、普通では見えないフォルダーに置きます。
サーバー関係者には見えてしまいますので、マル秘ファイルはウェブ上と同様使えませんが、転送速度が比較にならないほど速いのです。無料のクラウドでは、ダウンロードはまだ待てるとしても、アップロード時間が待ちきれません。それに比べると、FTPソフトでのアップロード、ダウンロードは快適です。
以前はネットに接続するためにサービスプロバイダーと契約すると、いくらかの無料ホームページスペースが付いていました。現在はどうか知りません(niftyは無料スペースを止めてしまうのでこのような事態となりました)が、今もそのスペースをお持ちならば、ご利用をお勧めします。
暴走事故に思う
昨夜のニュースのトップは、大阪梅田での車暴走による死者2名重傷者1名の事故でした。事故を起こした運転手を救急搬送する過程で、大動脈解離の症状がみられるとの報告で、意識不明の状態での暴走事故とほぼ断定されています。
最近、この手の無意識状態での運転による事故を、耳にするようになりました。高齢化も要因の一つになっているのでしょうが、今回の運転手は51歳ですので、歳のせいだけでは片づけられません。
最近自動車業界では自動運転が開発の目玉となっています。ですがこれらの痛ましい事故を目にすると、完全自動運転を目指す前に、前に障害物がある場合の自動停止を優先すべきと思います。確かに今もその技術はあり、宣伝によく使われていますが、稼働する車速が余りに低すぎ、車が傷つくのを防ぐ程度で死傷事故を防ぐにはほど遠い実情です。
病気の自覚があれば、運転を控えるのが最善ですが、全てで自覚をしていた上で事故を起こすとは限りません。開発競争は車を売らんがためとはよく分かります。例えば時速50kmで走っていて前方40mの障害物で自動減速する車をあえて買おうとする人は少ないでしょう。でも悲惨な事故を防ぐためには有用です。社会貢献も大会社の責務の一つです。如何でしょうか。
素数
私のお気に入りの一つ、今朝の朝日新聞の「切って はって 算数力」は素数がらみの話でした。素数といえば、一昨日、セントラルミズーリ大のカーチス・クーパー教授が史上最大の素数を見つけたとのニュースがありました。
2238万8618桁というのですから途方もありません。800台のPCでひたすら計算だそうですが、どんなアルゴリズムなのでしょう。数字を一つづつ増やしその数字を小さな素数から大きな素数まで順に割り算をし、全てで余りがでれば素数、なんてことはないでしょう。
この国際的プロジェクトには15万人以上が参加しているそうで、なにがそんなに人を惹き付けるのでしょうか。「何の役に立つのか」との記者の問いに、「大学の宣伝」と笑ったそうですが、本当の所教授にとっての大いなる魅力なのでしょう。
確かに、近大マグロが近畿大学への入学出願者数を日本一に引き上げ、大学の研究成果が「大学の宣伝」になってはいますが、マグロは役に立っても素数は? 暗号化に必要といってもここまでは要らないし、と考えてしまいます。でもこれは素人考えで、「素数から駒」なんてことになるやも知れません。