何の記事で読んだか忘れましたが(リンクを貼れなくてごめんなさい)、「ハエたたきが当たらない」の声に答えを出すべく研究をした教授の研究結果です。
高速撮影した画像の分析で、ハエは迫り来るハエたたきの位置を計算しどちらの方向に逃げれば良いかを判断して、事前に中脚、後脚の位置を変えるのだそうです。しかもその動作はハエたたきを発見してからわずか100ミリ秒の間。ハエの視界は360°ですから、どちらから迫っても対応でき、「ハエたたきが当たらない」のも道理なのです。
教授のアドバイスは、「ハエが逃げるべきと判断した方向の、ちょっと先の方をたたけ。」
でもこのアドバイスは聞くまでもありません。むかし子供なりに何度か失敗する内に、修得済みです。そういえば昔はハエが多かった。どの店先にもハエ取り紙がぶら下がっていましたし、ハエ叩きの他、天井に止まったハエをロート状の長いパイプで捕まえたりもしましたが、今もそんな道具はあるのでしょうか。食卓にはハエが留まらないように傘状のかや(名前忘れました)がかぶせられていました。この記事を読んで懐かしくなりました。
水洗トイレになり下水が整備され、ゴミ箱も蓋を付けたりして衛生面で行き届くようになり、繁殖場所が取り上げられてハエは滅法少なくなりました。100ミリ秒の瞬時の判断はできても、長いスパンの見通しは利かなかったということでしょうか。
Google Chrome
昨日のIT関連のブログはGoogle Chrome(※1)で賑わっていました。それもそのはず、あのGoogleがブラウザーを出しMicrosoftのIEの牙城に挑戦しようと言うのですから。そして昨日がそのβ版の公開日。
早速ダウンロードしました。いや物珍しさからではありません(ちょっとはあるかも)。私共のように自社サイトを業者に頼らず個人制作しているものにとっては、果たして新しいブラウザでもちゃんと表示できるか心配なのです。結果は、ものの見事にお客様の声のページが文字化け。幸い文字コードの変更で対応できました。
新しいブラウザの評価は専門のサイトに任せるとして、非常にシンプルでスッキリした外観が私には好印象。タブブラウザはいま常識ですが、そのタブが独立していてドラッグして移動すると別のブラウザとして動作し、並べて表示するのも簡単。Javascript の処理速度が速くなったとの Firefox 3 では、幾分早いかな程度の印象でしたが、この Chrome では、早いなとの印象を受けます。履歴が分刻みで表示されるのも見やすくて良いです。
何よりも感心するのは、Googleがブラウザを手掛けるのはIEのシェアを奪うことが目的ではなく、全ての窓口であるブラウザを使いやすくしていけば自ずと事業が開けてくる、という長期ビジョンです。かつてお金にもならない「検索」というサービスを無料で提供し、今は莫大な利益を広告がもたらしていることを見ても、ビジョンが如何に大切かが分かります。企業はこうありたいものです。
(※1) http://www.google.com/chrome
やーめた。
もうTVやネットで話題騒然の福田首相の辞任劇。
2代続けて無理やりな政権運営のつけがここにきて出ているというだけのことです。
さっさと解散総選挙をやってしまえばよかったのですが、
小泉劇場の圧倒的大勝の議席を減らすことになるのは100%確実。
いつやればマシな結果が得られるかとずるずる引き延ばしている間に状況は悪くなる一方。
公明党にまで足元を見られて要求を飲まざるを得ない状況です。
いっそのこと某ドラマのように自らの辞任とともに解散総選挙でもやってくれれば
すこしは風通しがよくなるのにという気がします。
#っていうか首相公選制にしてしまえばいいのに。
夏の名残
九月になり皆さんそれぞれに夏の名残をお感じになっておられることでしょう。私の夏の名残は「水虫」です。
一生のお付き合いと言われていた水虫も、今は完治するとされています。確かに薬は良くなり、塗り続けていると誰の目にも水虫とは見えない普通の肌。ところが二ヶ月も経てばもう良いだろうと薬を止めると、半月も経たない内にまたまた頭を持ち上げてきます。本当に完治するのでしょうか。
ドラッグストアとも顔なじみになり、薬剤師さんがいろいろアドバイスをくれます。「お風呂に入ったときは先ず薬用石鹸で患部を洗います。それも手洗いで。肌に傷を付けるのは禁物。お風呂を出るときには水で患部を冷やしお湯で暖まった熱を取ってください。水気を取り去った後、患部だけでなく周りも含め広めに薬を塗ってください。」
「冷やせば菌は深層部に逃げ込むじゃないか」と思いながらも、半信半疑で頷きます。本当に完治するのでしょうか。
寮生活の学生時代以来の長いお付き合い。菌の方もそう容易くは長いお付き合いを終わりにしてくれそうにもありません。夏の名残です。
ウクレレ
田舎に住んでいると、「ちょっと近くの書店でウクレレの楽譜を」という訳にはいきません。そんなときネットで公開されている楽譜は重宝です。私の愛用はezFolk.com(※1)と、Dominator Ukulele Tabs(※2)です。ちょっと私にはレベルが高いですが、せっせと楽譜をプリントアウトしています。
今タブ譜をたどっているのがThe Staten Island Slide(※3)。ところがスピードについていけません。そんなときリンク先の動画ファイル(※4)で、左手の指使いが違っているのに気付きました。ギターなど弦楽器の楽譜にはどの指で弦を押さえるかを数字で示したものがありますが、ウクレレのタブ譜にはついてなく、自分の癖で抑えやすい指使いをしていたようです。
最近の楽譜には、演奏CDが付いたものがよくあります。「うまくなればこう弾けるんだ」と参考になる反面、楽譜通りでなく独自のアレンジで参考にするにはちょっとかけ離れたものも少なくありません。それに対してこれからの教則本は、動画環境も十分整っていますので、演奏の手元を写した動画CD付きの楽譜になるかも知れません。今回の事でそんな気がします。
(※1) http://www.ezfolk.com/uke/tabs1/index.html
(※2) http://www.dominator.ukeland.com/index2.shtml
(※3) http://www.dominator.ukeland.com/Images/staten_island_slide.pdf
(※4) http://www.dominator.ukeland.com/Images/sis.wmv
平和ぼけ
NGO(Non-Government Organization)、ペシャワール会の伊藤和也さんが誘拐され殺害された事件は、人それぞれに悲痛で重苦しい思いを残します。旅行目的や自らの興味を満たすために政情不安の国を訪れ同様の被害にあう人には、さほどこういった感情を抱くことはありませんが、彼のように自分の利益のためでなくアフガニスタンの復興のためにと、自らの力を少しでも生かそうとする若者の生き方には、私にはとてもできないことだけに、その死には複雑な思いがわいてきます。「息子は息子の思うように生きた」と気丈な父親の言葉にも、その裏には本人以外には計り知れない怒りや後悔が絡み合っていることでしょう。
報道によれば、何千人もの現地人が彼の捜索に加わったそうです。彼が現地に如何に溶け込んでいたかを物語っています。逆にこれがタリバンを名乗る犯行グループを追い込め、最悪の結果をもたらしたと見る向きもあります。そのグループの中にも、伊藤さんとは180度方向が違いますが、自らの心情で荷担している若者がいることでしょうから、善と悪に単純には区別できない複雑な思いが絡みます。
日本人は「平和ぼけ」とはよく言われます。この事件で初めてペシャワール会の名やダラエヌール、ジャララバードなどの地名を知った私などは、正に「平和ぼけ」の代表格です。
びすた、こわいよ。
LOOX Uの新モデルが発売されました。
小さいパソコン好きの私としてはとりあえず情報収集に走ったわけです。
CPUが当初の予想通りAtomコアで、
bluetooth標準装備、キーボード改善、解像度アップと開発GJなのですが、
問題がチップセットの制限でメモリが1G固定です。でOSがVista。orz
おまけにXP用のドライバすら存在しないからダウングレード不可です。
Vistaは十分なハードウェアスペックがあれば便利なんでしょうけど、
どう考えてもこのパソコンには合いません。スワップを発生しまくるのがオチです。
Intelとマイクロソフトの問題ですので、富士通の開発にはどうにもならないことですが、
XPの搭載ができなければ旧モデルの方がマシでしょう。
今の情勢はEee PCを初めとするULCPCの台頭で、
明らかにハードウェアスペックを抑えてコストパフォーマンスを高める方向です。
ULCPCにはXP homeを搭載させているくらいですし、
いいかげんVistaの失敗を認めてXPを再出荷してくれと思いますね。
#来年2月からはダウングレード権そのものが危機になるという話も。
現在はパソコンメーカーが自社パソコン販売時に
DG権付きのVistaに抱き合わせてXPのリカバリーディスクを販売したり、
あらかじめXPインストールして販売したりするサービスがあります。
これを1月31日までで廃止するようにマイクロソフトが要求しているということです。
消費者能力テスト
家内が読んでいる雑誌「クロワッサン」の古い号の「広告は『消費者能力テスト』」なる記事に目が留まりました。 「大きな字に目が留まりますが、消費者が読むべきは小さく書かれている文字の方です。」 なるほどそうです。取り上げていた例は携帯電話の広告ですが、このことは全ての商品やサービスに言えると思います。
今は情報化社会、情報を得ることで有利になりますがその反面、情報の真理をつかまないと思わぬ不利益を被ります。広告メディアは依頼される広告内容を精査しているわけではなく広告収入に視点が置かれていますから、「なにか胡散臭いなぁ」と思うものも少なくありません。知識を持たない商品やサービスに対しても「?」を感じるのですから、いささか知識のある私共の商品に関しては尚更です。
広告やメディアへの露出以外では商品やサービスを知る機会がなかった時代に比べ、今は情報過多の時代です。その分売り手側も策を巡らせます。メディアも精査することなく枠を埋めるネタとして取り上げます。それらの情報をどう判断するか、正に「広告は『消費者能力テスト』」です。
郵便番号
1968年、郵便番号が導入された際には、「今まで何も書かなくとも届いたのに、余計な手間」と抵抗された方もおられたことでしょう。私もその一人でしたが、今はなくてはならない物になっています。というのも皆様からいただく注文を宅急便で発送していますが、1998年今の7桁方式に更新以来クロネコヤマトが配送先の支店の特定にこの郵便番号利用を始め、配送伝票には必須項目なのです。
住所データをたくさん扱う際には、日本語変換ソフトのIMEやATOKの郵便番号辞書のおかげで、郵便番号を入れるだけで住所を表示してくれるのが便利です。読めない住所をどう入力したらいいのかもう悩むこともありません。ネット上の相互変換サービスのサイトも充実していて、もう郵便番号は定着したと言えるでしょう。
ただ平成の市町村大合併以来、郵便番号の更新が頻繁です。毎月月末には日本郵便(※1)のサイトに更新データがアップされていて、そのフォローが大変です。日本語変換ソフトの郵便番号辞書もそこまでの更新はフォローをしていません。ATOKに限っては古いバージョンに対する更新は切り捨てていて、一太郎ユーザーの一人としては残念です。
私共のつたない素人作りのホームページにも、郵便番号を入力していただくと住所が表示されるシステムを採用していますが、頻繁な更新はできていません。「うん? 遅れてるな」とお思いの方もおられることでしょう。実は長々と書いたのはこのことへのお詫びを申し上げたかったからなのです。
(※1) http://www.post.japanpost.jp/zipcode/download.html
ぶっちぎり
時差のある国の人からは「もったいない」と言われるかも知れませんが、オリンピックのライブをテレビであまり見ていません。ただ例外はジャマイカのボルト選手です。あらかじめ競技予定時刻をネットで調べ、その時間になると見ているテレビのチャンネルを切り替えてしまいます。
100mのすごさに先ず圧倒されます。並み居る世界の競合の中ですら、子供の競技に一人大人が混じっている様で、最後は流しての世界新。
「もっとまじめに走れ」の声が本人に届いたのか、昨夜の200mでは最後まで全力疾走。更新は無いだろうと言われていたマイケル・ジョンソンの世界記録をあっさりと抜いてしまいました。これもぶっちぎりです。
アテネ五輪ではまだ若かったとはいえ、予選落ちでボルトのボの字も記憶にありませんが、4年でここまで伸びるものなのでしょうか。潜在能力を引き出したコーチングスタッフが良かったのでしょう。いまは低迷している選手諸君も自らの潜在能力を信じる事です。
さてここまでくると、今日、明日の400mリレーが楽しみです。まさかボルトが出ないって事はないでしょうね。