ぶりっじばんざい

 問題です。

  4 3
A J 5 4
K J 8
A J 8 3
N
W   E
S
6 5
K Q T 8 2
A T 3
K 6 2

 コントラクトはSの4ハートです。WはスペードK、Qと取り、次のリードを切り札ハートに切り替えてきました。
 スペードで既に二つ取られ、ダイヤに一枚、クラブに一枚のルーザーがありますが、ダイヤ、クラブのいずれかでフィネスが成功すればコントラクトはメイクできます。どうフィネスするか、最も安全なプレーをお考えください。

ぶりっじばんざい

 答え(12月4日分。)
 

  A K 7 4  
A 8 6 5 3
J 9 7
3
Q J 9 6 5 N T 2
J T
W E  
K Q 9 7 2
6 4 8 5 3 2
Q T 9 4 S J 8
  8 3  
4
A K Q T
A K 7 6 5 2
 

 クラブを二度ラフをすればエスタブリッシュして簡単と思ってしまいますが、切り札を狩りながらでないとSの手にもどれませんので、その手は効きません。
 方法としては早い段階でクラブを1トリック負けてしまいます。早い話がオープニングリードをNで取り、すぐにクラブを負けます。次に例えばハートのリードとすれば、Nで取りダイヤでSに戻りクラブをラフ。残りのダイヤを狩り切れば残りはすべて取ることができ、コントラクトはメイクします。
 もしオープニングリードがハートかダイヤであれば、このハンドでのメイクは無理で、このあたりがブリッジの奥深いところです。

ぶりっじばんざい

 問題です。
 

  A K 7 4  
A 8 6 5 3
J 9 7
3
Q J 9 6 5 N T 2
J T
W E  
K Q 9 7 2
6 4 8 5 3 2
Q T 9 4 S J 8
  8 3  
4
A K Q T
A K 7 6 5 2
 

 SとN、なかなかビッドがかみ合いませんでしたが、最終コントラクトはSの6ダイヤモンドです。WはスペードQをオープニングリードしてきました。相手のダイヤとクラブの別れが3-3ならば何の問題もありません。5-1ならばダウン必至です。このハンドでは4-2。ちょっと工夫が必要です。プレイプランを立ててみてください。

ぶりっじばんざい

 答え(11月20日分。)
 

  A T 7 6 2  
K 4 2
7 5
A 7 2
K Q J 8 N 9 4
9 3
W E  
8 6
A K Q J 3 T 8 6 4
J 9 S Q T 8 5 3
  5 3  
A Q J T 7 5
9 2
K 6 4
 

 すでにダイヤで二枚取られ、他にスペードに一枚、クラブに一枚のルーザーがあります。ルーザーを一枚消すには、ダミーの長いスペードを使うのが唯一の手段です。
 ハンドを見て分かるように、スペードを二度ラフをする必要があり、エスタブリッシュしたスペードを取りにいくのを含め、ダミーへのエントリーは三つ必要です。ですので、WのスペードKは取らずに、もしスペードを続けてくればそれを取って、続いてスペードラフ。後は切り札ハートをA、Qととった後、方針どうりにエスタブリッシュしたスペードでクラブを捨てれば、コントラクトはメイクです。
 もしWがスペードを続けてこなければ、ダミーではなく手で取って同様にすればコントラクトはメイクできます。
 もしWが三トリック目、スペードではなくクラブをリードしてくればどうなったでしょう。このときは残念ながらディフェンス側に軍配で、コントラクトは1ダウンです。

ぶりっじばんざい

 問題です。
 

  A T 7 6 2  
K 4 2
7 5
A 7 2
K Q J 8 N 9 4
9 3
W E  
8 6
A K Q J 3 T 8 6 4
J 9 S Q T 8 5 3
  5 3  
A Q J T 7 5
9 2
K 6 4
 

コントラクトはSの4ハートです。WはダイヤK、Aと取り、次はスペードKにリードを替えてきました。さて、Sとしてプレイプランを立ててください。

ぶりっじばんざい

 答え(11月6日分)
 

  K 7 3  
A 8 4
K J T 9 2
9 2
5 N T 9 8 4
J 9 7 2
W E  
Q T 6 3
A 6 5 7 4
A K Q J 3 S T 6 5
  A Q J 6 2  
K 5
Q 8 3
8 7 4
 

 あなたのクラブKのリードに対し、パートナーは最も低いカードの5でしたから、3枚カードでしょう。そうならばSはクラブをダミーでラフをしたいでしょうから、クラブを続けるのは最悪です。現にクラブはすぐに取れますが、次に何をリードしても、Sは簡単にコントラクトをメイクしてしまいます。
 常識的には、ここではパートナーにハートのKかQを期待して、次のリードはハートの2でしょうが、このハンドではうまくいきません。ちょっと気づきませんが、ここではダイヤローをリードすると、パートナーのダブルトンが生きて、Sがその後どうプレイしようが1ダウンは避けられません。ブリッジは本当に奥が深いゲームです。

ぶりっじばんざい

 問題です。
 

  K 7 3  
A 8 4
K J T 9 2
9 2
5 N    
J 9 7 2
W E  
   
A 6 5    
A K Q J 3 S    
       
   
   
 
 

 Wのあなたは1クラブオープンをしましたがパートナーはパスで、コントラクトはSの4スペードに決まりました。
 あなたのオープニングリードはクラブK。パートナーからは5、Sからは4でした。このコントラクトをダウンさせようとすれば、さて次は何をリードしますか?

ぶりっじばんざい

 答え(10月23日分。)

  5 4 2
6 4
K T 9 8
6 5 4 3
N
W   E
S
A Q 7
A K
A Q
A K Q J T 7

 一つ目、スペードKがEにあればフィネスが成功します。
 二つ目、E、WのどちらかでダイヤJがダブルトンであればパートナーのダイヤ10、9が生きます。
 三つ目、ダイヤJがWにあれば成功します。
 
 三つ目の場合は切り札を狩りきり、残りのハートを取った後、ダイヤA、ダイヤQをKでオーバーテイク、次のダイヤ10でスペード7を捨てます。JでWに取られますが、次は何をリードされても残り全てを取ることができます。

ぶりっじばんざい

 問題です。

  5 4 2
6 4
K T 9 8
6 5 4 3
N
W   E
S
A Q 7
A K
A Q
A K Q J T 7

 Sのあなたとしては、パートナーにKが二枚あればグランドスラムは間違いないところですので、いきなりGerber convensionで4C、5Cとビッドしたところ、レスポンスは5H。そこでグランドスラムはあきらめ6クラブでコントラクトは決まりました。
 楽なコントラクトだと思っていましたが、いざWのハート10のオープニングリードで蓋を開けると、スペードに二つのルーザーがあります。
 さて、ルーザーを一つ減らすためには相手のハンド構成がどうなっていれば可能でしょうか? どれを選択するかは別にして、三つ考えられます。お考えください。

ぶりっじばんざい

 答え(10月9日分)。
 

  J T 7 3 2  
K 5 4
K 6 4
K 5
6 5 N A 9
T 9 3
W E  
A Q 8 7 2
Q 5 2 T 9 8 3
Q J T 7 4 S 9 8
  K Q 8 4  
J 6
A J 7
A 6 3 2
 

 9トリックは確実です。もう1トリック取る手は、ダミーからハートローをJに向かってリードすることです。EにハートA、Qが共にありますので、ハートで1トリック取れ、ダイヤのルーザーを処分できます。
 但し注意が必要です。オープニングリードを取った後切り札スペードのAを追い出そうとすると、Aで取られダイヤ10を返され、ハートKのエスタブリッシュが間に合わなくなります。そこでオープニングリードをダミーのKで取りすぐにハート4をリードします。EはQで取ってダイヤ10をリードするでしょうが、ここでもう一つ注意です。欲張ってJでフィネスをしてしまうと、大事なダミーへのエントリーのダイヤKが消されてしまいます。ダイヤAで取ってハートJでAを追い出せば、後はハートKでダイヤを捨て、それからのんびりと切り札の処理をすれば、10トリックのクレームです。