ぶりっじばんざい

 問題です。

  8 4
A J 9 4
Q 4
Q J T 8 3
N
W   E
S
A K 7 6 3 2
8
8 6 2
A K 7

 コントラクトはSの4スペードです。WはダイヤAをとった後、ダミーの手を見て切り札スペードQに切り替えてきました。例によってSのハンドでルーザーを数えてみます。ダイヤに3枚、切り札の別れが良いとしてもスペードで1枚です。切り札の別れが良いとしてプレイするしかありませんが、それでもルーザーを一枚減らさなければなりません。
 ダイヤを一枚ダミーでラフをしたいところですが、スペードQをAで取ってダイヤを負けにいくと、再びスペードをリードされダミーの切り札を狩られてしまいます。さて、良い対処法はありますでしょうか?

ぶりっじばんざい

 答え(2月19日分。)
 

  5
A 6 4
A 7 6 4 3 2
A Q J
N
W   E
S
A K T 9 8 6 4
7 4 2
J 9
8

 WにクラブKがあればSのあなたからリードしてフィネスをすれば成功し、EにクラブKがあればクラブAを取って次にQをリードしKがでればラフをしてフィネスが成功しますので、クラブKの位置でフィネスをどちらからすれば良いか決まりますが、この場合コントラクトをメイクする意味では違います。
 もしS側からフィネスをして失敗すれば、1ダウンです。ところがN側からラッフィングフィネスをして、EからKが出ずNに取られたとしても、そのときハートを捨てておけばコントラクトはメイクすることができます。ですからこの場合にはN側からフィネスをするのが正解です。フィネスに取り掛かる前に切り札を二度狩ることを忘れないようにしてください。

ぶりっじばんざい

 問題です。 

  5
A 6 4
A 7 6 4 3 2
A Q J
N
W   E
S
A K T 9 8 6 4
7 4 2
J 9
8

 Sのあなたが3スペードのプリエンプティブビッドをしたところ、パートナーがレイズしてコントラクトは4スペードに決まりました。WはハートQのオープニングリードです。例によってルーザーを数えると、相手のスペードがQ、Jのダブルトンでない限りスペードで一枚、ハートで二枚、ダイヤで一枚の計4枚あり、一枚減らさねばなりません。
 運よくパートナーのクラブでフィネスができますが、この場合どちらからでもフィネスが可能です。さてどちらを選びますか?

ぶりっじばんざい

 答え(2月5日分)
 

  Q 6 3  
Q 4
A Q T 9 5 4
Q 4
K T 7 N J 9 4
J 9 7 6 5
W E  
T 8 3 2
7 2 K 8 6
J 7 6 S K T 9
  A 8 5 2  
A K
J 3
A 8 5 3 2
 

 ダイヤのフィネスが成功すれば何の問題も無いハンドですが、失敗すればEに二度目のフィネスでダイヤKを取られ、ハートを返されればダウンはまぬがれません。チャンスを広げる意味では、オープニングリードをAで取り、ダイヤJでフィネスをします。Eがこれを取ってくれれば問題はありませんが、Eは取りません。次のダイヤ3はAで取り、Qを続けます。EはKで取りますが、手からはハートKを捨てます。この後Eからどのリードが来てもNのQで取ることを心がければ9トリック取れてコントラクトはメイクします。

ぶりっじばんざい

 問題です。

  Q 6 3
Q 4
A Q T 9 5 4
Q 4
N
W   E
S
A 8 5 2
A K
J 3
A 8 5 3 2

 コントラクトはSの3ノートランプです。Wはハート6をリードしてきました。デュプリケートブリッジと違ってラバーブリッジでは、安全にコントラクトをメイクすることが第一です。それを念頭にプレイプランを立ててください。

ぶりっじばんざい

 答え(1月22日分)
 

  T 4 3  
A 7 4
A K J 8 6 5 2
9 8 6 5 N 7
Q J T 3
W E  
K 9 8 5 2
A 8 K T 6 5 2
Q T 4 S 9 7
  A K Q J 2  
6
Q J 9 7 4 3
3
 

Sのダイヤをエスタブリッシュするには、Sに戻る手がクラブやハートのラフしかありませんので、切り札のコントロールを失い無理です。Nの長いクラブを使うのが手ですが、切り札とクラブの分かれ方で手順が違います。
 オープニングリードのハートQをAで取った後、すぐに切り札スペードA、Kを取ります。ここで切り札の別れが3-2ならば、クラブAを取ります。シングルトンQが落ちてきたならば、クラブローをハイカードでラフ、最後の切り札を狩りながらNにスペード10で入れば、後はクラブで全て取れます。
 最初のクラブAでQが落ちなければ更にクラブKを取り、クラブローをハイカードでラフします。クラブの別れが3-2であれば以下は同様です。
 切り札の分れがこのハンドのように4-1ならば、切り札を狩りきりクラブJでのフィネスに賭ける以外ありません。
 このハンドのような条件がそろわないときは、オーバービッドを悔いて諦めましょう。

ぶりっじばんざい

 問題です。

  T 4 3
A 7 4
A K J 8 6 5 2
N
W   E
S
A K Q J 2
6
Q J 9 7 4 3
3

 N、S合わせてのポイントは25、ディストリビューションを入れても32ポイントと厳しいですが、コントラクトはSの6スペードです。WはハートQをオープニングリードしてきました。メイクできる手順はあるか、お考えください。

ぶりっじばんざい

 答え(1月8日分。)
 

  A J T 8  
Q J 6 2
A Q J 9
4
Q 6 N    
7 4
W E  
   
K 8 3    
A K J 8 3 2 S    
       
   
   
 
 

 あなたとダミーの手で抜けている絵札は、スペードK、切り札ハートA、K、クラブQです。このうちダウンさせられる組み合わせはどうでしょう。
 ハートA、Kをパートナーが持っていればあなたのクラブ一枚と合わせて3トリックは取れますが、それ以上は無理です。スペードKとハートAはどうでしょう。これならば3枚目のスペードをあなたがラフして4トリック取れます。
 ダウンの可能性としてはこれしか考えられませんので、それを期待して2トリック目はスペードQをリードします。もし期待通りであれば、ダミーのAで取った後切り札を狩りに来ますが、パートナーはすぐにAで取り、スペードKを取って、さらにスペードを返してくれることでしょう。

ぶりっじばんざい

 問題です。
 

  A J T 8  
Q J 6 2
A Q J 9
4
Q 6 N    
7 4
W E  
   
K 8 3    
A K J 8 3 2 S    
       
   
   
 
 

1C Dbl 1NT 2H
Pass 4H All Pass


 コントラクトはSの4ハートです。WのあなたはクラブKをリード、パートナーからは5、Sからは6が出ましたのでパートナーのクラブシングルトンは期待できません。
 ディフェンスでは相手のコントラクトをいかにダウンさせるかですが、パートナーのレスポンスは6-9ポイントの1ノートランプですので、2枚の絵札は期待できます。さてダウンをさせるためにはパートナーに何の絵札を期待して、次は何をリードしますか?

ぶりっじばんざい

 答え(12月18日分)
 

  4 3  
A J 5 4
K J 8
A J 8 3
K Q T 8 2 N A J 9 7
7 6
W E  
9 3
Q 7 5 2 9 6 4
7 5 S Q T 9 4
  6 5  
K Q T 8 2
A T 3
K 6 2
 

 ダミーのクラブはA、J、8、3となんとも好都合のハンドです。ここはダイヤを後回しにし、クラブを攻めます。切り札を狩り切った後、クラブKを取り、クラブ2をリードします。このハンドのように7が出れば、8でフィネスをします。Eに手が入れば次は何がリードされてきても、労せずしてコントラクトはメイクできます。
 もしクラブが7ではなく、9または10の時にはJでフィネスをすれば同様にコントラクトは安全です。