夏休みです。我がお店にも子供連れでみえる方が増えました。そんな子供達には手作りで作ったものをあげたりしています。極々つまらない物ですが、子供達にとっては「もらう」というそのこと自体が嬉しいのです。二度三度の子は、店の棚に置いてあるそれらのゴミもどきを物色しては「これっ何?」と興味を示します。おかげでたくさんあった地球儀を模した紙作りの多面体は、ほとんどなくなってしまいました。
そこで今増産中です。物はFlying Paper ZYLO(※1)で紹介した紙飛行機の一種です。増産ですから、いちいち紹介してあるサイトのPDFファイルを印刷していてはらちがあきません。そこで長方形の紙であればどんなサイズでも1/4のところに折り目を付け、そこへ向かって折り込みます。1/4では少し頭の部分が軽いのでそこは見当でほんのすこし余分に折り込みます。
工作というのは、子供の考える力の育成に良いといつも思います。それも与えられた線に沿って決められたようにではなく、この「見当で」というのが良いと思います。たかが紙飛行機ですが、頭部分が重くてすぐ落ちる時にはどうしようとか、逆に頭が軽すぎてすぐに失速するときはどうしようとか。大人だとすぐに流体力学がどうの、翼面積がどうの、となりますが、子供の頭は実に柔軟です。この自由度を削ぐ教育だけはやって欲しくないと思います。
(※1) http://miwaokina.blog26.fc2.com/blog-date-20080613.html