賞味期限改ざん

 いよいよシーズンイン、お客さんもぼちぼち増えてきました。そのお客さんから最近起こった三輪素麺の賞味期限の改ざんについて話しかけられる事があります。「三輪素麺」としてはイメージダウンで、口コミのみの私共ではほとんど影響がないのですが、デパートなど手広くやられているメーカーにはなにがしらの影響が出ているようです。
 改ざんは違法ですが、手延そうめんの賞味期限は3年半、それを賞味期限1年半で出荷し返品された商品もまだ賞味期限に達していないと、検査した上新たに1年半の賞味期限を付けて出荷したもので、同じ業界にいるものとしては同情すべき点もあります。
 ただ農水省の見解は、自らの管理下から離れた商品はいくら賞味期限が残っていても再販はまかりならん、というものですから、違反として立証され立ち入り検査を受けたのです。
 しかしここで一つ疑問が残ります。誤配送などで相手の手に渡らず運送会社の手にある内で返ってくる商品はどうなのでしょう。私共へも県から調査にみえられたので、疑問をぶつけてみました。結果は×です。それも法律に明文化されているわけでなく農水省の見解だとのこと。
 法律というのはわざと曖昧さを残してるのじゃないかと思われるふしがあり、食糧危機が間近に迫っている現状で、「もったいない」というもやもやが後に残ります。

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