オリンピックには縁もゆかりもない私には、今回の北京五輪の聖火リレーは不謹慎ながら滑稽です。
ギリシャでの聖火採火式に妨害乱入した「国境なき記者団」に始まり、ロンドンでの大規模抗議、パリでの大護送船団方式、サンフランシスコでの雲隠れワープ方式、さて次のブエノスアイレスでは如何に。そして26日の長野は・・。中国から警護団を送り込む申し入れも来ているとか。警備担当の方、甘く見られてますよ。
古代より火は神聖なものとされ、祭壇には必ず灯されます。それがアイデアとして近代オリンピックに取り入れられ、オリンピックの開催中選手達の活躍を見守るのですが、この神聖なものと各地での抗議妨害行動とのギャップが、何とも滑稽に見えてしまいます。オリンピックで聖火を灯すというイベントを更に高めようと、オリンピアで採火された火をランナーを継いでリレーし、競技場まで運ぶという聖火リレーを始めたのが、ナチス時代のベルリンオリンピックからというのも皮肉なことです。
まだまだいくつもの都市を回ります。果たして長野は如何に、ランナー辞退が出ている都市では如何に。興味は募ります。不謹慎をお許しください。