マカオ旅行記 その3

 ホテルの駐車場にはバスがひしめいています。これみんな宿泊客かと思いきや、実は観光客。ツアーで旗を持った人に導かれてぞろぞろ歩いてる人々。またホテル名が入ったバスでフェリー乗り場まで戻ろうとする長蛇の列。カジノを有した巨大ホテル自体が中国人の観光地なのです(まあ我々もそれに近いですが)。
 黄さんが「時間が掛かりますのでチェックインは私がまとめてやります」と言ったとおり、カウンター前にも長蛇の列、オープン当初は3時間は掛かったとか。改善されたとはいえ、40分程待ってやっと部屋割りが決まりますが、それからがすったもんだ。
 内一部屋がルームキーを入れても開かない。折衝の末部屋には入れたもののバスタブが無い。私と相方の部屋はキートラブルはなかったものの、だだっ広い部屋に仕切もなく扉もないシャワーと便器。夕食のための集合場所に下りて黄さんに、部屋は予約通りか問い合わせたところ、ホテル側は間違いなくバスタブは付いていると主張、扉を見落としたんでしょう、の始末。全員の部屋がそうだと判り、担当者ではらちがあかず、更にバスタブはあると言い張るマネージャーを連れて実地検分。私はロビーで待機していたのですが、そのマネージャーはバスタブを探し回ったそうです。結局部屋を交換するに落ち着いたのですが、一言の誤りの言葉も無いと、気分の悪さが尾を引きます。更に翌日にはベッドで休んでいるところにいきなり4人連れが入ってきたそうです。もちろんちゃんとその部屋のカードキーを持ってです。
 黄さんの説明では、急激な拡大で従業員の技量不足、フィリピン、マレーシア、インドネシアなどからの働き手に十分な接客マナーやシステムが教えられていないとのこと。それにしてもマネージャでさえ部屋を知らないのですから、実にお粗末。
 マカオといえばポルトガル、夕食はそのポルトガル料理。観光料理店と見えて店名はカタカナ表示があります。8時過ぎの空腹は何よりのごちそう。「ポルトガル料理って我々に合うの」の懸念は無用、極々普通、日本人にも良く合います。ただ牛肉は止められたが良さそう。食した一人が「ゴムのよう」というので、箸もつけずじまいでした。

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